第196話 紡がれる想い
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ご心配おかけしました……。
活動再開します!
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アルス村へと転移して早々、俺の部屋から出た五人は一階へと続く階段をおり始めた。
そうして五人は幸か不幸か……一階のリビングで寛いでいたミラを見つけると、襲いかかる様に突撃してミラを五人で囲んで質問攻めにした。
質問の内容から俺とミラの関係についてバレたのだと察したミラが一度だけこっちを睨んできたがやめて頂きたい。俺がバラした訳ではないのだから。
そうして俺はバラした犯人をミラに教えるために、リビングの入口に居た俺の右隣に立つグラファルトを指さしておいた。
俺じゃないです。恨むならこの駄竜にして下さい。
「……はぁ。分かったわ。ちゃんと説明するから」
俺が指さすグラファルトを見たミラは、全てを諦めた様に溜息を吐いた後、フィオラ達の質問攻めを受け入れるのだった。
「――そう言う経緯があって、私と藍は結ばれたの」
そう話し終えたミラは、話の途中で呼ばれてミラの隣に座っていた俺の腕を取りぎゅっと抱き着いて来た。
いや、ミラさん……全員がジト目でこっちを見てる中、それは無いんじゃないかな!?
ミラの話を終始無言で聞き続けていた五人。俺達の正面にある二人掛けのソファには、五人の中で体の小さいアーシェ、リィシア、ロゼの三人が座り、左右の一人掛け用のソファにはフィオラとライナが座っている。グラファルトは俺の膝の上です。右隣りに座れると思うんだけどな……。
それにしても、みんな真剣な顔で話を聞いてたな。魔女である六人は仲が良いから、てっきり笑顔で祝われるかと思ってたんだけど……。
やっぱり、ミラと俺が夫婦となることに反対なのだろうか? こっちの世界では血統魔法なんて代物が存在するらしいから、その関係で親族同士で婚姻を結ぶ事がある。もちろん両者納得しての状態でだ。
そう言った事例もあるらしいから、すんなり納得して貰えるものだと思っていた。
でも、反対されたからと言って今更元に戻るつもりは無い。
「……まだ婚姻の儀は成立してないけど、それでもミラは俺の妻だ。指輪が出来次第、直ぐにでも婚姻の儀を行うつもりでいる。だから、みんなに反対されたとしても――俺はミラと結婚をする」
「藍……」
「だから、どうか俺達の関係を認めてくれ」
隣で俺の名前を呼ぶミラに体を寄せて、みんなの方を見ながら軽く頭を下げた。
そうして、みんなの答えを待っていると最初に口を開いたのは……五人を焚き付けた張本人であるグラファルトだった。
「ほれ、お前達がそんな顔をしておるから、藍が変な勘違いを起こしておるではないか」
「……勘違い?」
え、どういうことだ?
訳が分からず隣を見れば、ミラが何とも言えない顔をしていた。
そのまま視線を前へと移すと、みんなも何故か困り顔で笑っている。
「えっと……?」
「あの、ランくん……私達は決して、ミラスティアとランくんの仲を認めていない訳じゃありませんよ」
「そ、そうなの?」
正面に座る五人、その内の一人であるフィオラが最初にそう口を開いた。
「そうだよ~。わたし達はミラ姉とランくんの関係を寧ろ応援してたからね!」
「僕としても、ミラスティア姉さんが”ちゃんと恋をして選んだ相手”と結ばれるなら、これ以上に嬉しい事なんてないね」
「ちゃんと恋をって……」
フィオラに続くようにアーシェとライナがそう言った。
ライナの言葉にミラスティアは何とも言えない表情を浮かべて呟く。
「ロゼもねー、ミーアが自分から”好きだ”って思える相手と結ばれてー、良かったな~って思うよー? レンタローの時は……うーんって感じだったからー」
「……異常。あれは恋とかじゃない。互いに互いを束縛している様な、歪な関係」
「リア!!」
ロゼは苦笑を浮かべて、リィシアは真っ直ぐとミラを見つめてそう言った。まあ、リィシアはその後でフィオラに叱られて頬を膨らませてるけど。
うーん、やっぱり蓮太郎さん関連の話には色々とありそうだな。
「まあ、否定はしないわ。私と蓮太郎は恋愛感情とは無縁の関係だったから」
「ミラスティア……」
「でもね、リィシア。私は、蓮太郎を愛していたわ。私達の間に恋という感情が無いなんて……そんなの、私も蓮太郎も分かっていたのよ。死に際にあの人は言ったわ――『君と僕の結婚は、恋から始まるものでは無かったけど、それでも僕は君と……そして娘との生活の中で愛を知る事が出来た。ミラスティア、僕の我が儘に付き合ってくれてありがとう。次は……君が幸せになる番だよ』ってね……馬鹿よね。私達の間に確かに恋なんて無かったけど、共に歩んできた道の先には確かに愛はあったと言うのに……」
ミラの言葉に俺以外の全員がその顔を伏せる。
「だからね、リィシア。私と蓮太郎の始まりは歪なモノだったのかもしれないけれど、それでも最後は綺麗なモノだったわ。私にとって、とても大切な思い出よ」
「……言い過ぎた。ごめんなさい」
「良いのよ。別に怒っている訳じゃないから」
リィシアの謝罪を受け入れたミラは優し気に微笑みテーブルに置かれていたカップに口を付けた。
地球での生活を知らないリィシアやロゼにとっては、色々と思う所があるのかもしれない。ミラ自身が普通ではない、歪な関係だと言うくらいだから。
でも、そこには確かに愛はあった。
地球へと二人で渡り共に人生を歩み続けて、死が二人を分かつその時までの道の中で……それは確かに二人の間に芽生えていたんだと思う。
それにしても、良い話だった。
上手く言えないけど、ミラの事をもっと好きになったし、蓮太郎さんの事をカッコいい人だなと思った。
俺も、もし人生の最後を迎えるその時が来たら、そんなカッコいいセリフを胸を張って言える様な人間になりたい。
……まあ、俺は不老不死なんだけどさ。
良いんだ、こういうのは気の持ちようだから。
あれ、そう言えば……。
「あのさ、良い話を聞いた後に言うのはなんだけど……結局、なんでみんなはあんなに険しい顔をしてたんだ?」
「「「「「「「「……」」」」」」」」
「……おい」
いや、何故黙る?
あんなに和やかな空気が流れていたのに、俺の一言で全員がその表情を硬くして口を噤んだ。
それに、膝に乗せてるグラファルトと目が合わないのは仕方がないけど、隣に座るミラが俺と目を合わせようとしないのはなんでだ?
うーん、気になる。
グラファルトなら教えてくれるかな?
「なあ、グラファルト」
「ん? ああ、それはなぁ……我よりもアーシェに聞いた方が良いかもな」
「グ、グラちゃん!?」
ん? アーシェに?
グラファルトに名前を呼ばれたアーシャは慌てた様子で声を上げる。
そんなアーシェと目が合うと、彼女は顔を赤くして「あうあう」と小さく呻いていた。
「えっと……」
「う、うぅ……っ」
顔を真っ赤にしていたアーシェの空色の瞳が次第に潤んで行き……遂にその瞳から一粒の涙が零れ落ちた。
いや、聞けないよ!?
なんで泣くのさ!?
「い、言わないと……駄目ぇ……?」
「いいよ!! 言わなくていいから!!」
俺は膝上に乗せてたグラファルトをミラとは反対の席にどかして、泣きながら聞いて来るアーシェの涙をハンカチで拭う。
ハンカチで拭いながら言わなくて良い事を伝えると、アーシェはその首を小さく縦に振り「よがっだ……」と呟いた。
これじゃあ、理由を聞けないよな……。
そう思いながら周囲に視線を送ると、全員が統率された動きでさっと俺から視線を逸らす。
ああ、そうですかそうですか……分かりましたよ、聞きませんよ。
結局その後も理由を聞く事が出来ず、グラファルト以外の全員はミラに連れられて村長であるボルガラに挨拶しに行くと言って家から出て行ってしまった。
「はぁ……結局何だったんだ?」
「まあ、良いではないか。別にミラとの関係を否定された訳では無かろう?」
「そうだけど、気にはなるだろ」
「うーん、まあ我はお前の妻だからな。お前がどうしても気になると言うのなら教えるが……あやつらの気持ちを無視してでも聞きたいのか?」
「うぐっ……」
その聞き方はずるいだろ……。
真っ直ぐと俺の目を見て問いかけて来るグラファルトに、思わず気圧されてしまう。
気になる……気になるけど……。
「……みんなから話してくれるのを待つことにする」
「うむ! それでこそ我の愛する旦那様だ!」
「……はぁ」
なんだか、言いくるめられている気がしないでもないが、グラファルトには敵わない。愛する奥さんに勝る物はないのだ。
そうして俺は今回の件について忘れる事にした。
まあ、いずれ分かる日が来るだろう。
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ボルガラの元へと説明に向かった時、それはもう大騒ぎだったらしい。
まあ、そりゃあ六色の魔女が勢揃いとなったら驚くよね。
説明を受けたボルガラはその場で平伏し、モルラトに関しては現実を受け入れる事が出来ず気を失ってしまったらしい。可哀そうに……。
それから数時間かけて落ち着きを取り戻した二人は、慌てて村人達を招集するとフィオラ達の紹介を始め、村人達にもフィオラ達五人の来訪が知り渡る事となる。
とりあえずその日は顔合わせだけで終わりとなり、魔法の授業は明日からという説明がボルガラからされた。
そこで終わる予定だったのだが、村人達からの提案によりフィオラ達の歓迎会を急遽行う事となった。
当然フィオラ達は断ったのだが、村人達からの提案という事で強く出る事が出来ず……結局、二日連続とはなるがその日の夜に歓迎会が行われる事となったのだった。
そして現在。
歓迎会では六色の魔女は来賓席にて村人達からそれぞれに声を掛けられていた。
俺? 俺は前回同様にテーブル席でちびちびとご飯を食べてます。今回はグラファルトも一緒だけど。
「うむ、昨日は碌に味わう暇が無かったが、今日はゆっくり食べられるな!」
「お前、本当に食ってばっかだな……」
グラファルトの事を知った村人達は、昨日の歓迎会よりも食事の量を多く作ってくれたらしい。まあ、元々が竜だから大食いだと思われているんだろう。
大量に焼かれた肉と、芋を練った物に野菜や麦、干し肉を混ぜたキッシュの様な見た目の主食がグラファルトの前には並べられていた。
「これも全部お前の所為だ。お前が我に料理の美味しさ、誰かと食べる幸福感を教えたのだからな。藍には一生我の面倒を見て貰うぞっ」
「……わかったわかった」
満面の笑みで見上げてくるグラファルトの頭を撫でながら、俺はグラファルトにそう言って微笑み返した。
「うふふ、夫婦揃って仲が宜しいのですね?」
「おお、モルラトではないか!!」
俺達が微笑みあっていると、昨日と同じく料理が乗せられている小皿と木のコップを両手に持ったモルラトがやって来た。
グラファルトはモルラトの姿を見つけると、嬉しそうに手を振りモルラトを招き始める。あれ、この二人ってこんなに仲が良かったっけ?
「こんばんは、魔竜王様。今朝ぶりですね」
「うむ、こんばんはだ! それと、我の事はグラファルトと呼ぶと良い。モルラトには色々と教えてもらったからな!」
「ありがとうございます。では、これからは“グラファルト様”と呼ばせていただきますね」
グラファルトの左隣に腰掛けたモルラトは、微笑みを浮かべながらグラファルトと談笑している。
「二人はいつの間にそんなに仲良くなってたんだ?」
二人の会話が終わったタイミングで気になっていた事を聞いてみた。
すると、その質問に二人は視線を合わせて微笑み合い、仲良くなったきっかけについて教えてくれた。
「あー、そう言えばお前は昨日もここに居たのだったな。それなら知らぬのも無理ないか」
「私とグラファルト様は、来賓席でお話をしていましたから」
「ああ、昨日の……」
俺が逃げたやつですね。
「そこで、モルラトに夫婦について色々と教わったのだ」
「……夫婦について?」
「ええ、結婚後の生活については私の方が長いとの事で質問に答える形で色々とお話を」
ふふふと笑みを見せるモルラトを見ていると、モルラトに叱られているボルガラの姿を思い出すのは何故だろうか……。
「ちなみに……何を教えて貰ったの?」
「さあなぁ~? さて、おかわりでも取って来るか」
不敵な笑みを浮かべてそう言うと、グラファルトはいつの間にか空になっていた大皿を持って料理が並ぶ長テーブルへと消えて行った。
「え、何あの笑い方!? 一体何を教わったんだ!?」
「いえ、その……グラファルト様が『夫の手綱を握るにはどうすればいいのか?』と聞かれましたので、私なりの答えを……」
俺の声に応えてくれたのは、苦笑を浮かべたモルラトだった。
何でだ!? よりにもよって何でモルラトにそれを聞いたんだ!?
「俺の奥さんは、これ以上強くなってどうするつもりなんだろうか……」
「あらあら、それではまるで私が夫よりも強いみたいじゃないですか」
「え?」
「え?」
強いですよね?
レベルもスキルも、夫婦内の威厳的にも、全においてモルラトが勝ってますよね?
「あらあらぁ……ラン様は私が夫を尻に敷いているとでも仰りたいのですか?」
敷いてますよね? 寧ろ旦那さんを使役してますよね?
不穏な気配を漂わせながら微笑んでいるモルラトにそんなことを言えるわけがなく、俺は当たり障りのない言葉で濁すことしか出来なかった。
そうして俺が苦笑を浮かべていると、大皿に焼いた肉を大量に乗せたグラファルトがご機嫌な様子で帰ってきて、再びモルラトと楽し気に談笑し始めた。
ボルガラ……嫁は強いな……。
「あら、やっぱりここだったのね?」
「お、抜け出せたんだ」
モルラトを交えて三人で飲み食いしていると、来賓席から抜け出して来たミラがやって来た。ミラがやって来た方向を見ると奥にある来賓席は相変わらず大賑わいだったので、多分みんなを置いて抜け出して来たんだと思う。
「私は昨日の内に洗礼を受けていたから。今日の主役はあの子達よ」
「後でどやされても知らないぞ?」
「あら、その時は『念話でダーリンに呼ばれた』とでも言っておくわ」
「サラっと俺を巻き込むのをやめてくれませんかね!?」
楽し気に話すミラに思わず突っ込んでしまった。
やめてね? 振りじゃないよ?
「そう言えば、ラン様とミラスティア様は……」
「ん? ああ、そう言えばモルラトは知らないのだったな。常闇は昨日から我と同じく藍の嫁だぞ」
「まあ! そうなのですか!? ミラスティア様、おめでとうございます!」
「ふふふ、まだ婚姻の儀は済ませていないのだけれどね。でも、ありがとう」
俺とミラが喋っている隣で、グラファルトがモルラトに俺とミラの関係について説明すると、モルラトは感極まった様子でミラへ心からの祝福を送る。そんなモルラトの言葉にミラは少しだけ照れた様子でお礼を返すのだった。
そう言えば、モルラトには色々とアドバイスと言うか、背中を押して貰ったんだよな。
「モルラト、色々と後押ししてくれてありがとう。モルラトの言葉があったから、俺は一歩を踏み出すことが出来たんだと思う」
「そ、そんな。私はただ……ミラスティア様とラン様に幸せになって貰いたかったんです。ミラスティア様の事はずっと前から敬愛しておりましたし、ラン様には私達アルヴィスの末裔とミラスティア様の問題を解決して頂きました。そんなお二方の幸せを、唯々願っての事でしたので……」
「ううん、それでもモルラトに背中を押して貰ったのは事実だ。そのお陰で、俺はミラに想いを伝えることが出来た。本当にありがとう」
「それなら、私からもお礼を言っておこうかしら。藍の背中を押してくれてありがとう。貴女の起こした行動のお陰で、私と藍は結ばれたわ」
俺とミラにお礼を言われたモルラトは、その瞳をオロオロとさせていた。
「ええい、胸を張るのだモルラト!」
「グ、グラファルト様!?」
そんなモルラトの背中を叩き、グラファルトはにっこりと笑みを浮かべる。
おいおい、ちゃんと手加減はしたんだろうな……?
「お前の言葉が藍と常闇のいまを作ったのだ。その行動に対する礼は素直に受け取って置け」
「は、はいっ」
グラファルトに言われて素直に頷いたモルラトは笑顔でそう返事をした。
その後はミラを含めた四人で料理を囲み、楽しく談笑をして俺達は歓迎会を楽しんだ。明日には魔法に関する授業が始まると言う事で歓迎会は昨日よりも一時間だけ早く終わり、夜の9時には焚火に水を掛けて御開きとなった。
しかし、俺達……というか俺にとっては家に帰ってからが本番である。
「えーっと、それじゃあ五人とも、お疲れさまでした」
「「「「「「「お疲れ様でしたー!」」」」」」」
それぞれが手に持った飲み物を天井へと掲げて乾杯する。
これは、歓迎会を楽しむ時間が無かったフィオラ達五人の為の宴会だ。
来賓席で村人達の対応に追われていた五人は、家に帰るなり食事とお酒を提供するように言って来た。まあ、それ自体は昨日にも似たような事例があったから予想していたけどね。五人の要望に応えてリビングに置かれたテーブルに料理とお酒を並べて、こうして身内だけの宴会は始まったのだ。
というか、当たり前の様にミラとグラファルトがテーブルの席に座って飲んでるけど、君たちは歓迎会を十分に楽しんでたよね?
「何を言っておるのだ。我らだって村人達の手前、酒は飲んでいないのだぞ?」
「そうねぇ……それに、私は途中まではちゃんと五人と同じように村人達の対応をしていたから」
さいですか……。
まあ、良いんだけどさ。
当然ではあるが昨日とは違い二人から七人へと人数が増えた為、テーブルに並べられていた料理はあっという間に食いつくされる。主にグラファルト、アーシェ、そして最近ご飯をいっぱい食べるようになったロゼの三人にだけど。
結局、亜空間に保管してあった料理のほとんどを食べ尽くされてしまったので、俺は慌ててキッチンへと立ち料理を作り始めた。
食材を調理している最中にも、廊下を挟んだ向こう側にあるリビングからは楽しそうな声が漏れ聞こえて来る。
明日に響くから日付が変わる頃には御開きにする予定だが、残り約三時間か……頑張れ、俺の腕と【家事の心得EX】……!!
結局その後もキッチンとリビングを行き来する羽目になり、俺が眠りに着けたのは片付けと亜空間に保管しておく料理を作り終えた夜遅く――夜中の2時を過ぎてからだった。
明日からは俺はフリーだし、少しだけ長く寝させてもらおうかな……?
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二日ぶりの投稿です!
まだ体調は回復しきっていませんが、なんとか執筆出来るくらいには回復しましたので再開します。
皆様には今後もご迷惑を掛けてしまうかもしれませんが、これからも全力で執筆活動を続けていこうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【作者からのお願い】
ここまでお読みくださりありがとうございます!
作品のフォロー・★★★での評価など、まだの方は是非よろしくお願いします!
ご感想もお待ちしております!!
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