076 平等

 昨日は素材集めの最中、恵みの森の支配者である熊に襲われた。

 その際、さくらは生死を彷徨う瀕死の重傷を負うが、お互いに魂を共有する事で、その難を無事に乗り越えた。

 こうして魂の回廊を繋げる事で、お互いの身体の傷を癒す事が出来たのだが、僕自身の魂(寿命)を磨り減らした結果、思ったよりも疲労が溜まっていた。


(これは...身体の疲れなのか?精神の疲れなのか?...未だに気怠さが残ったままだ)


 教会に戻って日を跨いだ今日になっても、思うように身体が動かせなかった。

 頭に「ボーッ」と靄が掛かっている感じだ。


(僕が転移、転生をしてから初めてになるのかな?今までにどんな訓練をして来ても、次の日には動けていたのに...取り敢えず今日は、無理をせずにこのまま休もうかな)


 その為、今日は完全休養日とした。

 ただ、昨日の出来事を思い返しても、疑問に残る事が三つあった。

 一つ目は、恵みの森の変化。

 マナの活性化から植物や生物の成長と増加についてだ。


「プロネーシス?何で突然、恵みの森に変化が起きていたの?」

『はい。マスター。それは変化が起きる前と変化が起きた後の違い、それらの要因を考慮しますと、教会での魔力放出が関係あると思われます』


 今まで僕がこの世界に転生をしてからは、恵みの森に大幅な変化が訪れた事は無かった。

 変化の起こる前日に恵みの森を訪れた際も、今まで見て来た恵みの森と何ら代わり映えの無いものだったのだから。

 だが、翌日に恵みの森に来てみれば、急激な変化が訪れていたのだ。

 そこで、「変化前と変化後の間に起きた出来事は何か?」と考えれば、当てはまるものは一つしか無かった。


「魔力の放出...それは、教会での聖典の読み上げが関係あるって事?」

『はい。マスター。マスターが聖典を読み上げた際に、体内の魔力が大量に消費されております。その消費された魔力は、聖堂に刻まれていた(隠蔽されていた)魔法陣をなぞり、魔力を集約した光の柱を発生させております』


 僕は教会の聖堂にて、アナスターシアに渡された聖典をその場で読み上げた。

 すると、僕の体内から自動的に魔力が消費(吸収)され、床に隠蔽されていた魔法陣が起動したのだ。

 その魔法陣からは魔力を集約された光が立ち上がり、塊(柱)となって何処かに魔力が放出されたのだ。


『その魔法陣から放出された魔力は大地へと還元され、領地のマナを増幅させております。ただ、マスターの消費魔力量と領地に還元された魔力量は同等では無く、大地へと還元された魔力量の方が、何倍にも増幅されております』


 魔法陣の効果は、吸収した魔力を倍増させて領地へと還元する仕組み。

 此処で言う領地とは部分的なもので、山(恵みの森)に限定されているみたいだが。

 仕組みとしては、魔力が還元される事で領地のマナが増幅するみたいだ。


「確かに。僕の消費魔力量だけでは、恵みの森に変化を起こせる程の魔力量は無いもんね」

『はい。マスター。魔法陣の解析が全て出来ている訳ではありませんが、結果(環境の変化)を見れば、増幅と供給で間違い無いです。ただ、この魔法陣の効果(役割)はゲーム時代には無かったもの。この世界独自のものだと思われます』


 プロネーシスは、ゲーム時代の魔法陣の型式なら全て網羅している。

 それが「記憶と思考」の能力だからだ。

 だが、教会の聖堂に隠蔽されていた魔法陣は、そのどれにも当てはまらないもの。

 これは、プロネーシスの記憶外となる、未知なる情報だと言う事だ。


『この結果、教会での出来事が、恵みの森を成長させて変化を起こさせたのです』

「教会での出来事が恵みの森の変化に繋がったのか...なるほどね。その理由は解ったけど、じゃあ何故、あの場に熊が現れたの?」


 二つ目の謎。

 それは、恵みの森を支配している熊が突然、僕達の目の前に現れた事。

 普段は、山の頂上付近に生息をしている筈なのだが、昨日は何故か僕達がいる山の中腹まで下りて来ていた。

 その理由が、いまいち解らないのだ。


『はい。マスター。こればかりは推察になりますが、私達の前に熊が現れた原因は、山を掘った事が起因だと思われます』

「えっ!?山を掘ったこと?」


 僕達は昨日、岩塩採集の為に山を登った。

 目的地は、岩塩が眠っている山の中腹を目指して。

 そこまでは問題無く進む事が出来たのだ。

 だが、その目的である岩塩を採集する為、山の地面を魔力で掘り進めていた時、突然目の前に熊が現れたのだ。


『はい。マスター。私達が山を掘る事で、熊の住処である恵みの森が破壊されると思われた事が原因となります』

「それは、熊の縄張りみたいなもの?...でも、今までにオリーブや川の天然水、それにフォレストコッコを捕獲した時は何も無かったけど?」


 山全域が熊の縄張りならば、そこにあるもの全てが含まれる筈だ。

 僕達は、今までにオリーブオイル作りの為にオリーブの実を大量に採集している。

 石鹸作りの為に川の天然水を汲んでいる。

 そして、自分達の食を豊かにする為にフォレストコッコを捕獲しているのだ。

 どれもこれも僕の都合で山から奪った物で、今回の岩塩採集と変わらない出来事に感じる。

 その為、今回の岩塩採集と今までの採集の違いが何なのかが今一つ解らなかった。


『はい。マスター。熊の思考が解る訳ではありませんが、山を傷付けた事、その一点が原因と考えられます。マスターがこれまでに採集した物は、言ってしまえば山にマナが満ち溢れていたら勝手に増える物』


 精霊が住まう森では、魔力があればその魔力量によって作物が育つ。

 川の水も、長年積み重ねて来た自然によって出来た副産物。

 そこに住まう生物も、言ってしまえば勝手に増えた物でしか無い。

 これらは熊が管理する物では無く、自然の中で勝手に生まれた物なのだ。


『ですが、山そのものに対しては考え方が違うみたいです。これは、今の環境を生み出している山そのものが破壊されれば、そこに住まう生物の生態系が崩れてしまいます。その結果、自分の住処が奪われると感じたのでしょう』

「なるほど...違いはそこにあったんだ。そうなると、熊が僕達の目の前に現れた事は、“山を護る為”だったって事だ」


 熊が人間のように喋れる訳では無いので、本当のところは違うかも知れないが、その行動は自分の縄張りを護る為、しいては、山の環境全てを護る為の行動だった。

 確かに、そう考えれば合点が行く。

 熊にしてみれば、侵略して来た者を排除する為の極自然な行動なのだから。

 言ってしまえば、今回の争いはお互いに何かを護る為に起きた事。

 片方は、山を護る為に。

 片方は、さくらを護る為に。

 お互いに大切にしているものを護る為に傷付け合う事になってしまった訳だが、もしもこの時、お互いに話し合いが出来ていれば結果は違っていたのだろうか?

 無益に、熊の命を奪う事など無かった筈なのだから。


「プロネーシス。じゃあ、これが一番聞きたい事なんだけど...何故、熊は魔物化したの?」


 昨日の出来事を二度度繰り返さない為にも、この振り返りが重要なポイント。

 そして、これが昨日の出来事で最も核となる部分だ。

 三つ目の謎である、野生の熊(只の生物)が何故、魔物化したのか?


『はい。マスター。ゲーム時代のメインストーリーの中に、魔核を移植する実験があった事を覚えていますか?』

「魔核の移植って、ミズガルズ世界のジュピター皇国での実験だったよね?それなら覚えているけど...それと今回のがどう繋がるの?」


 魔核の移植による魔物化は、メインストーリーで出て来たジュピター皇国攻略の根幹となる部分。

 どうやら、今回起きた熊の魔物化は、それに関係があるみたいだ。


『ジュピター皇国では、人間を魔物化する為に魔核の移植を施していましたが、直接的な移植は肉体が耐えられずに失敗をしています。その代わりに擬似魔核を生み出す事で人間を魔物化していましたが、それは単純に、魔物化させる人間の魂位が低い事が原因なのです』


 魔核そのものに人間が耐えられないのでは無く、単純に生物としての能力が低い事が原因だ。

 魂位が上昇すれば、自ずと能力は上がるので魔核の移植にも耐えられる。


『では何故、熊が魔物化したかと言いますと、その要因は二つ考えられます。一つ目は、熊自体の能力がもともと高い事。二つ目は、教会からの魔力の供給があった事です』

「熊の能力が人間よりも強い事は解るけど...二つ目の魔力の供給が、熊の魔物化とどう言った関係があるの?」


 元の世界でも、熊は生物界上位の強者。

 更に言えば、此処はゲームを基にした世界。

 獲物を倒せば、相手の力(魂)を吸収出来るレベル(魂位)のある世界。

 熊は何年も、何十年も、自分が生きる為に、他の生き物を殺して生きて来た。

 森に住まう生物は、魔物と呼ばれる生物と比べたら吸収出来る力(魂)は微小なものではある。

 だが、何年も、何十年と繰り返す事で、熊が魔物化出来る能力まで魂位が上がっていたのだ。

 塵も積もれば山となるとは、まさにこの事だ。


『これは魔力の供給があった事で、熊自身の許容量を超えて、魔力を過剰に摂取してしまい魔物化に至ったのです。魔物化は、条件さえ満たせば、どんな生物にも起こり得る突然変異に該当致します』

「...能力の高さと魔力の過剰摂取か。でも、そう考えると、僕達もこの森にいるだけで危険って事?」


 恵みの森は、魔力の源であるマナで溢れている場所だ。

 この魔物化した条件を踏まえると、能力のあえうものが高濃度のマナを浴びているだけで魔物化してしまう事になるのではと考えられる。


『マスター。マナを浴びる分には問題無いのです。魔物化するに当たって問題なのは、過剰な魔力を浴びる事。教会から送られた大量の魔力が大地に還元する際、頂上付近にいた熊がその魔力に直接触れてしまった事が魔物化した原因になりますので』


 確かに思い返せば、僕は恵みの森に出入りするようになってから二年程が経っている。

 これまでに、恵みの森の高濃度のマナを浴びて来たが、身体にそのような変異が起きた事は無かった。

 どうやら、今回の魔物化は偶然的に条件が揃った事で起きた事象なのだと。


「魔物化...これが魔物の誕生の原点みたいな事なのかな?」

『はい。マスター。魔物の誕生については、ゲームでの正式公表はありませんが、設定資料としては残っています。生物としての格を上げる事で進化を続け、その種類を増やして行った模様です』


 魔物の誕生。

 それは、生物が進化をする過程で生み出されたたもの。

 弱肉強食の世界で、存在進化を続けた結果生み出されたものだ。


「そうだったんだ...ゲーム時代は当然のように存在する、魔物の生態など気にした事が無かったけど、魔物の起源は、生物の魔物化から始まっていたんだね。確かに魂位が上昇すれば、全ての能力が飛躍的に上昇する。だから、肉体強度も高まって魔物化への変異に耐えられるって事なのか」


 こうして今回一番の謎が解けた。

 そして、振り返りをした事で僕自身気付けたものがあった。

 これは、プロネーシスの能力を過信していた事に繋がるのだが、僕がプロネーシスに頼りきっていたと言う事実。

 プロネーシスの能力は、“記憶と思考”なのだから。

 情報を無限に記憶する事が出来て、更には、その情報を精査、考察する事で思考をしている。

 僕は今まで基本的に、プロネーシスと答え合わせするかのように自身の考えを寄せて行くか、プロネーシスから正解を教えて貰うまで受身の姿勢だったのだ。

 それは、自分で考えるよりも、プロネーシスの考えの方が速くて正確なのだから。


(周りの状況を見る事も、プロネーシスに任せきりだったな...そのせいで、さくらを傷付けて...)


 僕は、静かに拳を強く握っていた。

 不甲斐ない気持ちが、情けない気持ちが心から溢れてしまっていたから。

 プロネーシスの能力を活用する事は、何一つ問題無い事だ。

 だが、その能力に頼りきってしまう事が問題だった。

 これは自分の考えを放棄するのと同じで、今回のような緊急事態に自力で対応出来無いからだ。


(この世界は、ゲームの世界が基になっているけど、既に、この世界は現実そのもの。ゲームのように二度とリセットが効かない世界だ。僕は今頃そんな事を理解するだなんて...情けないな)


 僕はプロネーシスがいれば、問題無く史上最強の英雄になれると思っていた。

 それは確かに、間違い無い事だろう。

 だが、それは自分だけを考えればの話で、周囲の犠牲を省みずにすればの話だ。

 僕には心がある。

 勿論、プロネーシスにもあるのだが。

 元の世界で生きる事が不完全だった僕は、この世界では何も弊害無く生きて行く事が出来る。

 病気に侵されていた僕は、普通の生活もままならなかったと言うのに。


(健康で生きてられるだけでありがたい事だ。だけど...)


 この世界の僕は、普通に生きられるのだ。

 今までの動けない身体で、情報と言う知識だけしか知らなかった頭でっかちでは無く、自分で全てを経験して体感が出来る身体。

 だが、そうは言っても、今の僕はまだ子供。

 当たり前のように自力で出来る事は限られているし、周りの人に協力をして貰わないと出来無い事の方が当然多い。

 そして、その協力者は家族であり、教会で一緒に住む仲間達が受け持つ。

 血の繋がりは無いけど、アナスターシアは僕の母親。

 それは、形だけの母親では無く、僕に対して、しっかりと愛情を持ってくれている事からも伝わる。

 一緒に住んでいるメリルにメリダも。

 教会での生活の仕方や見習いとして必要な事は二人に教わった。

 しかも、僕の事を叱ってくれる数少ない人だ。

 そして、僕の所為で命の危機に瀕したさくら。

 この世界で唯一、僕と一緒に成長が共有出来て、喜怒哀楽を分かち合える幼馴染。

 彼女達に、教会の孤児、そして僕を含めて、魔力や魔法がある世界だとしても、死んだらその時点で御仕舞いなのだ。


(今回は助けられたから良かったけど...もう二度と同じ事を繰り返しちゃダメだ。これは、僕自身が、もっとしっかりと考えて行動をしないとダメなんだ!)


 プロネーシスに頼るのでは無く、プロネーシスと共存をする。

 それは、僕自身が成長を果たす為に必要な事。

 与えられた知恵を僕の知識として活用する事。

 プロネーシスとの会話で答えを待つのでは無くて、自身で答えを導くように。

 これは、僕の理解力を上げる為にも、プロネーシスとの会話のタイムラグを防ぐ為にも、必要な事になる。


(大丈夫...僕は一人では無い。お母様も、メリル様も、メリダ様もいる。教会の皆だっているし、それに、さくらがいてくれる。皆の為なら頑張れる!!)


 この世界は、お世辞にも環境が良いとは言えない。

 だが、魔力がある世界だし、プロネーシスの知識(情報)がある。

 その劣悪な環境は、自分の手で改善する事が出来るのだ。

 僕達は簡単な物だが、石鹸を作った。

 その品質は、改善や向上を順次させなくてはならない物だが、衛生環境を整える為の第一歩を踏み出した。

 後は、衛生の天敵である温度をどうにか出来れば、衛生環境は飛躍的に改善出来るだろう。

 まあ、これが最も厄介な部分で、用意する事が大変なものなのだが。


(環境は変えられる!衛生環境だって、それに食事環境だって)


 僕達は鳥を捕まえて、養鶏、鶏卵に手を付けたところ。

 食事環境の改善だ。

 これは後々に鳥だけで無く、牛、豚などの家畜にも手を付けて、野菜の種類、穀物の種類と、同時に生産を増やして行くつもりだ。


(そして、生活用品だって整えてみせる!)


 後は、雑貨や衣類の用度品。

 現代社会のように生活の補助として活用出来る物を作成して行く。

 但し、これは環境を配慮した上で最低限の物だけを。

 便利な物と必要な物は違う。

 そして、日用品と趣向品もだ。


(元の世界で、参考になる部分だけを考慮して、本当に必要な物だけを作成する。食品の年間の廃棄量。環境問題。絶滅の危機にある生態系。それらを考慮した上での、公正な世の中)


 これは、人間に欲がある為に規制が難しいものだが、情報を統制する事で何とかなる事だろう。

 本来、自由とは素晴らしいものだ。

 現代社会のように、選択出来る自由はとても魅力的な事で、自分の好きなように生きる事が出来るもの。

 学校に通う事も、進学をする事も。

 会社で働く事も、働かない事も。

 お金の使い方から遊び方まで。

 それは、人間関係を含めて友達や恋人。

 そして、家族。

 だが、その自由がある事で、不自由を感じる事もある。

 何故なら、自由であると言う事は自己責任になるのだから。

 その場の勢いで学校を辞めてしまった者。

 働かずに親のお世話になる者。

 散財をして借金をする者。

 遊びに夢中になって生活が破綻する者。

 人付き合いを遮断して独りで生きる者。

 家族を持たない物。

 これらは本人が自由に選択をした結果だ。

 その為、自由を選んだ結果の成れの果てで、自己責任と言う事で何も問題無いだろう。

 だが、このように目先の欲に眩んだ結果、たちまち自由に制限が掛かる世の中と言う事でもある。

 それに、人は生まれた瞬間から平等では無いのだから。

 家庭環境。

 金銭事情。

 そして、病気(持病)。

 僕は、この病気のせいで何一つ自由に出来なかった。

 それは、家庭環境も、金銭事情も含めてだ。

 僕が生まれた時には、既に両親がいなかった為、住む場所から学校など、何一つ僕が選んだ事は無い。

 唯一、僕が選んだ自由は、死が確定した後に得られたもので、擬似世界を体験、体感出来る、此処の基となった世界ラグナロクRagnarφkだけ。

 それだけなのだ。

 結局、自分が出来る範囲で自由を選択するしかないのだ。

 そして、その出来る範囲とは、自分を取り巻く環境によるもの。

 僕みたいに選ぶ事が出来無い人は、現代社会では少数派で、生きる事だけで精一杯なのだ。

 これではチャンスも何も無い、不公平な世界。

 僕は自分が生まれた時から、全員が平等な世界を作る事は不可能だと思っている。

 だが、その後に訪れる機会は、本人の努力に基づいた公正な世界であるべきだと思っている。

 これは転生後に、教会の皆と知り合ってから、自身の境遇を照らし合わせた結果の考え。

 純粋に、強さだけを持ち合わせているのでは無く、周りを思いやれる心を持った真の英雄へと。

 ただ、世の中にはそれらを度外視したはみ出し者や、どうしようもないロクデナシは存在するものだ。

 それらを正す為にも、英雄としての力を発揮する為にも、持てる能力を強化する事が優先事項。


「プロネーシス!今一度、真の英雄を目指して頑張ろうね!」

『はい。マスター。全てにおいて、史上最強の英雄を目指して頑張りましょう』

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