第14話 可愛いを求めよ!
「ふうー。お母さん行ったかな」
悠亜はお母さんを追い出してそうつぶやいた。
自分のお母さんにそこまでやらなくてもいいのでは?
と思ったことは置いとこう。
時計をさっき見た時、時間は10時を回っていた。
流石にそろそろ帰らないと迷惑かな。
そう思って荷物を持った。
「どうしたの空?」
「そろそろ帰ろうと思って。あんまり遅くまでいても迷惑かけるだろ?」
キョトンとした顔でこちらを見てきた。
え、俺何か変なこと言った?
「何言ってるの空」
「ん?」
「当然うちに泊まって行くに決まってるでしょ」
「決まってるんだ……」
少しは想定してたのでそこまで驚かないけど。
少しは俺でも驚く。
「お母さんにも言ってあるよ!」
なんと、そこまで根回しが済んでるのか。
「そうよー。夜はお母さんと楽しくお話ししましょうねー」
美咲さん再登場、そして追い出されてる。
早いな。
もはや慣れてきてるな。
悠亜はもはや熟練の動きしてるし。
「寝る部屋は悠亜ちゃんの部屋だからねー」
「お母さんっ!」
「はいはいー」
悠亜に追い出される前に美咲さんは出て行く。
美咲さんもわかってきたな。
美咲さんが出て行った後、悠亜はモジモジしていた。
てかさ今美咲さん悠亜の部屋で寝るって言いませんでしたか?
気のせいかな。
「あのね空」
「なんだい?」
可愛いなー。
ほんと可愛い。
モジモジと恥じらってる女の子って最高に可愛いよね。
わかるだろ。
当然じゃ。
恥じらいのある子が恥ずかしさに襲われてる姿は段違いの可愛さじゃよ。
これからも究極の可愛いを求めるが良いぞ。
我が眷属よ、頑張るのじゃ。
俺の脳内にいる可愛いロリっ子神様がそう言った。
そうですよね、神様!
ありがとうロリ神様!
進む道は間違っていないんですね!
神様は手を振って奥の方に消えていった。
俺、何やってんだろ。
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