日々思うこと
バブみ道日丿宮組
お題:蓋然性のある車 制限時間:15分
日々思うこと
それがオープンカーであるのか、否か。
確かめるのは簡単だ。ドリルや、ドライバーを突き刺してみればいい。
もちろん、やわな力では貫くことはできないだろう。
しかし、現代を生きてる人間には造作も無いことだ。なにせ車の鍵ですら力であけてしまうのだから。マンパワーは恐竜のような力となった。
おかげで車事情は大きく変わった。
開けられるのであれば、違うセキュリティを設置する。つまりは、車の起動を阻害するプログラムを設置した。
違法性がある行為と判断されれば、二度と車は動かない。
エンジン起動に必要な部品が溶けてしまうのだ。ハンドルも動かなくなるどころか、取れてしまう。そしてなにより強烈なのは、数分後に爆発するということだ。
その仕様のため、各地で爆発騒ぎが起こってる。
誤作動を恐れて車に乗る人は減り、無人の交通機関を多くの人間が使用するようになった。
ある種の時代の変化が訪れたのである。
と冗談を書いてみたりする。
現実はそんなことはない。蓋然性の高いセキュリティなど設置すること自体が無理難題だ。
だからこそ、毎日のように車は盗難され、車上荒らしが発生する。そして車の中は安全だからと子どもを寝かしたまま、ギャンブル、買い物に行く親もいる。
当然それは誘拐されたり、熱射病で死んだりする。
人間は愚かだ。たった1人が間違えればいいはずのことを、多くの人間が間違える。ニュースに取り上げてられてるのに、なぜ同じ間違いをしてしまうのか。
残念でならない。
人間は自分さえ生き残ればいい。そんな精神をもつ者が全体の9割を占める。
競争社会ともいえる……それは、人間の汚点に過ぎない。
協力しあえることころで協力せず、協力しなくていいところで協力する。
そんな愚かな生物が人間である。
だからこそ、いっそのこと失敗=死という概念を植え付ければいいのではないだろうか。
恐怖というのは人を躊躇させる。それがない人間は犯罪を行う。間違いが間違いではないと認識できず、当然のように思うからだ。
事件を起こす人間は、なにをしたかわからないなどということをいうが、そんなことはありえない。人間の脳が発生した電気信号が確かにそう命令したのだから。
私が総理大臣になり国を変えられればいいが、蓋然性は極めて低いものだろう。
そんなことをする暇があるのであれば、1日1人殺したほうが確実である。
そうできない自分に飽き飽きしながら、今日も生きてく私である。
日々思うこと バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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