マイ・ルームメイト〜パート2〜

それでは今回はルームメイトとの何かしらのエピソードを書いていこうと思います。


前回話した通り、彼女達はだいぶキャラが濃いです。

可愛いに加えてキャラが濃いので、本当に毎日面白い生活を送らせてもらいました(笑)ちなみに本人達の話によると、スペインでは平気で夜中の一時or二時くらいまで起きているそうです。なので、毎日私の方が起きている時間が短いんですよね。


私が寝る時にはまだ隣の部屋で盛り上がっているので、賑やかな笑い声が聞こえてきます。決して煩いとか思ってなくて、むしろ「あぁ、今日も賑やかだな〜」と思いながらいつも寝ていました(笑)


そんな彼女達ですが、やはり文化の違いというのがあって困ったこともたくさんありました。困ったこと、とは言ってもそこまで大したことではないんですけど、「やっぱり国が異なると色々違うんだなぁ〜」と呑気に思ってたくらいです(笑)


例えば、待ち合わせの時間。

ある日、用事があって午後の2時までに部屋に戻らないといけないことがありました。彼女達と待ち合わせをしていたのですが、私はギリギリまで予定があって焦って戻ったんです。

走って戻ったらまだいなかったのでホッとしました。すぐに出かけると思って私は準備をして待っていました。ですが、いくら待っても来ない。


「あれ?確か約束は2時だったよね…?もう2時半なんだけどなぁ…」


待てど暮らせど来ないルームメイト。一時間半くらい経った頃でしょうか。明るい声で部屋に入ってくるルームメイトに驚いて、「ねぇねぇ、約束って2時だったよね?」とシンプルに質問しました。別に私は怒っていなかったので気になって聞いたのです。


本人達曰く、「ごめんごめん!用事が終わらなくて!」と言われてハッとしました。


『そうだ、ここは日本じゃないんだ』と。


そして、すっかり忘れていたんですよね。


『時間ピッタリに来る人の方が少ないんだ』


大学在学中の時に数人の留学生と話して知った気になっていましたが、そうなんですよね。ちゃんと”余裕を持って”間に合うように来るのは少数なんですよ…。むしろ、日本人とドイツの人くらいしか思いつかないんですよね、はい(笑)


そんなこんなで約二時間程待たされましたが、特に気にしていないですw


彼女達の文化?というか感覚?を大切にするために、特に何か言おうと思ったこともないんですよねぇ。

自分自身も日本人らしさのカケラくらいは残っていたので、ルームメイトも私のことを理解出来なかったことはあったかと思います。ですが、それを咎めるようなことはされたことがないので、お互いの文化を理解しつつ、楽しみながら留学生活を出来たのかと思います(笑)


他にもまだあります。


ルームメイトの一人、Vちゃんについてです。


彼女、かなりアクティブな子で色んなことに挑戦したがるんです。シンプルに行動力が凄まじい(笑)旅行大好き、映画大好きな女の子ということもあり、あちこちに遊びに行くし、中国で映画を見に行ってましたねw


そんな彼女ですが、ある日ニット帽を買ったらしくて私に見せに来ました。


コンコン、とノックされた後に「しろ、今大丈夫?」とMちゃんの声がしたので私は「いいよー」と返事してからドアを開けました。すると、ミッションインポッシブルのあの曲を歌いながら入って来たんですよねw


そして、中に入って来たのは黒い小さなニット帽を被ったVちゃん。


どうやら中国の冬に備えて買った帽子が思ってたより小さかったようで、それがスパイ映画のようだったらしく、上のようなことを始めたそうです。


一瞬何が怒ったのか分からなかったんですけど、呆れた顔をして入り口に立っているMちゃんを見て笑ってしまいました(笑)


こんな感じで何か面白いことがあったら共有して来るルームメイトが大好きで、毎日が幸せでした。

今思うと、一瞬一瞬が素敵な思い出であり、私が知らない世界を教えてくれた彼女達には感謝してもしきれませんね!



それでは、次の話では留学生活で出会った愉快なクラスメイトを紹介していこうと思います。

次回もお楽しみに〜♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る