マイ・ルームメイト〜パート1〜
さて、今回こそは私のルームメイトについて話して行こうと思います。少し前に書いた通り、私の部屋は合計四人が住める部屋になっています。もっと詳しく言うと、一つの部屋に二つの小さな部屋があって、各々の部屋に二つベッドがある形です。
ですが、私とルームメイト二人の三人で住んでいました。
私は二人部屋を一人で占領していたので実質一人部屋。そこそこ広い部屋に一人は少し寂しいこともありましたが、そこそこ同じルームメイトがかなり賑やかな人だったので問題なかったです(笑)
とりあえず、どんな感じで出会ったのかを書いて行きますね。
初めて会ったのは、私が号泣して中国に残ることを決めて部屋に戻った後でした。いきなりノック音が聞こえてドアを開けると、そこには四人の女の子がいました。
私を見た彼女はすぐに中国語を話し始めました。それもそうでしょう。中国にいる、アジア人顔の私を見れば最初は中国語を話しますよね。
皆さんご存知の通り、私は中国語なんて話せません。なので、英語で「御免なさい、私中国語話せないの。あと、私は日本人よ」と言うと少し安心したように笑っていました。
同い年くらいの彼女たちは、私からするとかなり大人びていました。四人で来たのは全員友達のようで、その中の二人が私のルームメイトです。
ですが、途中でその中の一人がしょっちゅう私達の部屋に遊びに来ていたので、正確には二人部屋に三人が住んでいる感じでした(笑)
彼女達の名前ですが、頭文字を取ってここでは呼ぼうと思います。
同い年のMちゃん、一つ年下のVちゃん、一つ年上のAちゃんです。あ、Aちゃんは私を助けてくれた女の子とは別人なので!
そんな三人と私のルームシェアが始まりました。
私達が住んでいる部屋ですが、あの監獄のような部屋です。
もちろん内側から鍵をかけることは出来ますが、外から鍵をかけると内側から開けることが出来なくなってしまうんです。まぁ、簡単な話何度か閉じ込められたんですよね(笑)
さすが中国と言うか、何というか……
思わず笑っちゃいましたよね!(笑)
しかも、私達が住んでいた寮って他の入居者が男性しかいないって言う(笑)
ルームメイトに言われるまで私は気づかなくて、言われてから「言われて見れば…?」と妙に納得したのを覚えてます。
では、そんなルームメイトを一人一人紹介して行きます。
まずは同い年のMちゃん。
彼女は私より少し背が高く、少し髪の色が抜けているショートボブの女の子です。同い年とは思えない程の落ち着きようですが、たまーに感情が激しく表に出ることがあります。そんな彼女ですが、生粋のスペイン人ではなく、ギリシャの血が混ざっているそうです。それもあって、まぁ〜美人なんですよ。
隣を歩くのが申し訳無くなるくらい…(泣)
次に、一つ年下のVちゃん。
彼女は三人の中で一番背が高く、皆さんが想像するようなタイプの外国人って感じです。あ、私も中国にいたので私も外国人ですよね(笑)
そんな彼女はフランス語が少し話せるそうです。お婆ちゃんがどうやらフランス人のようで、少しだけ会話が出来るとか。髪の毛がふわふわクルクルで可愛いんですよぉ〜(デレデレ)
彼女とはクラスも同じで、一番長い時間を過ごしたかと思います。ちなみに彼女は語学に関してかなりの才能を持っているようで、本人曰く、「私、英語の文法の教科書?とか開いたことないわよ」と言っていたので驚きを隠せませんでした。
最後に一つ年上のAちゃん。
彼女は私より少し背の低い彼女は真っ白な肌で、一番大人っぽい子です。髪はそこそこ長く、よくポニーテールにしていました。年上というのもあって、たまに暴走するMちゃんとVちゃんを止めている子でした(笑)ですが、芯の通っている部分が見られたのでかなりしっかりしている子でした。そして、唯一日本のことをよく知っているので、一応日本人である私の国民性?にも理解があったので色々助かりました。アニメが大好きで、お互いの好きなアニメが一緒だったので、日本で先に公開されたアニメの情報を共有していました(笑)
こんな感じでしょうか?
なかなかキャラの濃いルームメイトでしたが、私が困っている時はいつも助けに来てくれた素敵な友達です。帰国する前日は泣きながらお別れしたのを未だに覚えています。
では、パート2では彼女達とのエピソードについて書いて行きますね。
お楽しみに〜♪
<マイ・ルームメイト〜パート2〜へ続く…>
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