ちょっと一息①

さて、次はルームメイトについて書こうと思いましたが、その前に少しだけ一息つきましょうか。


数話前に書いていた2日目の出来事に、私の母親が大学へ直談判しに行ったことを書きました。気になっている方は気になっていると思うので、留学から帰った後聞いた話をありのまま書いていきますね。


実は、1日目から私の母親は連絡してたそうですが、案の定台風の影響により停電していた大学にはもちろん繋がるわけもなく。仕方なく二日目に行くことになったらしいです。

私の母親曰く、文字通り心配で心配で全く練れなかったとのこと。申し訳ない気持ちと、私のためを思っての行動力に何とも言えない気持ちになりました。


そして、運命の二日目。


恐らく母親は一人だけだと暴走することを分かっていたようで、仲良くしてもらっていた彼氏の母親と一緒に大学に向かったそうです。

容易に想像出来ると思いますが、烈火のごとく怒り狂う私の母親は着いて早々留学を担当している事務まで出向き、「あの、茉莉花しろの母親なんですが」と言って担当者を呼び出しました。


そこからはもう土石流のように止まらない激昂にタジタジの留学担当者。そうそう、ちなみに私の母親がブチギレているのは正当な理由がありますよ。


私の留学を担当した人、「寮は予約してなくてもあるから!」と嘘をつきましたもん。そして、準備の時のあのいい加減さ。


私も内心ブチギレていましたが、違う国にいるので何も出来ませんでした。その代わり、とは言っては何ですが、母親が色々言っていたみたいですね。


まぁこんな感じで文字通り適当に対応されて酷い目に遭い、更には帰国後にその人に会った時には謝られることはありませんでした(笑)


色々と彼らに話をしている間、横にいる彼氏の母親はひたすら「落ち着いて」となだめていた、らしいです。なんとかその言葉が耳に入っていたからなのか、途中で落ち着いたそうですが、それでも「責任者を出せ!!」みたいなことを言っていたとかなんとか。


そこでやっと動き始めたそうです。


こうして私は何とか大学内の寮に入ることが出来たのです。


少々胸糞悪い話で申し訳ないです。ですが、こうやって頼れる人も知り合いも誰もいない中での唯一の支えでもありました。こんな体験をするなんて思ってもいませんでしたが、今では良い思い出ですね。


さて、今度こそはルームメイトについて書いて行こうと思います。

なかなかユニークなルームメイトだったので、こちらもながーーい話になりそうですが、どうぞお付き合いください!


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る