第4話『昔日』

繰り返す度に 歪んで行く上弦

何気なく聞いた 

交わせない約束と…

返せないその想い

変えていく時間の様に

止む事なく流れて

砕けた日々も…


深く消えて行く涙に戯れて

色褪せるはずも無いと信じた

昨日も確かに見据えていた

あの夜に

やがて 辿り着けるならば…


裁かれる日々に

追われて行く想念…

混濁の闇に

掻き乱された祈りを…


漆黒の花束に添えて

瓦礫の街に咲かす様に

散りばめたあの夜に

紛れた静寂…


振り返る度に

風は色を着けて行く

言葉を失くした

歪んでく明日にも…


届かないこの想い

昔日の夢の様に

飽く事無く離れて

迷いの中で…


二度と忘れないはずの

あの場所さえ

融けて行く ふたつの胸の奥に…

繋ぎあう記憶は幻想へと

緩やかに深く

カタチを変えて行く…


カタチを変えて行く…






作詞:作曲 りゅうき










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