第3話『鼓動』

解りあう為に 誠実の嘘を辿れば…

知らないうちに知り過ぎた 忍び込む夜が

ふたりを狂わせて行くんだ…


無口な表情も 錆びた微笑みに変えて

運命が抱き止めた 過去にばかり脅えてる…


許し合う為に触れた 君の胸の音…

寂しさの鼓動…

なぜか ふたり似ていたよね…


この夜を切り取り

自由と言う名のもとに抱き締め合えたなら…

生まれた日の記憶の様に 緩やかに

どんな夢を見て ふたりは歩いて行くのだろう…


いくつもの衝動を 追憶の中に曝す様に

探し続けてみないか…


人は皆 泣きながら生まれて来る事の理を…


その意味を…


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