応援コメント

第2話 武蔵野を描いた『波の塔』」への応援コメント

  • 何というか、アカデミックな「仕掛け」がある方ですよね。
    「砂の器」も、方言についての造詣があって、ああいう作品が書けたのだ、と中学の時の国語の授業で、先生がおっしゃっていた気がします。
    中学じゃなくて高校だったかもしれませんが。
    しかし「砂の器」を知らない生徒相手に、ネタバレしているような……と私は苦笑していたのですが、それでも方言の「妙」を伝えたかった先生の気持ちも、今ではわかる気がします。
    さて、これから清張先生がどうからんでくるのでしょうか。

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    清張先生はご自身でも述懐されているように強烈な学歴コンプレックス(小学校卒)がおありになり、それが執筆のエネルギーとなって、あれだけの力作群に結実したのだと思います。
    アカデミックに対しても同様で、どんなに一所懸命に取材して書いても、在野の背伸びとして一部の学者から冷笑されつづけた……ご生前の評価が二分した所以ですが、歳月の濾紙は公正で、相克の是々非々を超ロングセラーとして明示しつづけてくれているのだと思います。
    詰めの甘いわたしのことですから、完結へのご期待はご無用ということで。(笑)

    編集済

  • 編集済

    >妙に人懐こい感じの作家の声
    松本清張先生は文壇の重鎮ですが、その人柄を覗かせる様なこの一文が効いてきますね。
    先生、お茶目な一面がありそうです。

    作者からの返信

    あの風貌のわりに甲高いお声のアンバランスが印象的でした。
    現在は存じませんが、当時の文壇は魑魅魍魎の世界でしたから、見ず知らずの、それも同じく虐げられていそうな人と(笑)話してみたくなったのかもしれません。