種って何をすればいいのだろう?

ここはどこだろう?




暗くて何も見えない




体も動かない




触覚もないのか? 何も感じないのだが・・・




何も聞こえないしニオイもないしもちろん味もしない




いや、ホントに何? この状況を誰か説明してくれないか?




呼びかけたらって声も出ないし無理だよなー




人間真っ暗なところに居たら発狂するんじゃなかったっけ?




どっかでそんなこと聞いたような気がするのだが俺は問題ないとか?




いやいや、そんなのあるわけないでしょ 凡人の中の凡人ですよ?




んー 意外に俺、冷静な気がする




実は凡人ではなかったのだろうか? いや、こんなこと考えていること自体意味が解らんな




だれかー 説明ありませんかー ここで中二病的にステータスっとか思ったらなんかあったりして・・・






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HP:1


MP:1


スキルポイント 22


スキル


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・・・ん? これは何ぞや?




ステータスって思ったら自然と思い浮かべられたのだが・・・ ん? ほんとに何?




種・・・ うん、種ってあれだよね 植物の種的なアレだよね




HP・・・ヒットポイントか? ゲームに出てくる? ゼロになったら教会逝きかな?




MP・・・マジックポイント? 魔法でも打てるの? 中二的なことが出来るの?




スキルポイントだけ多いのはなぜ? 22って俺の年齢か? うーん、何か説明クレメンス






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スキルポイント 22


剣術


槍術


盾術


弓術


体術


・・・・・・・


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なんかいっぱい出てきた 取得できる的な感じなのだろうか? だいぶ言語が可笑しくなってきている




うん これは夢か何かだな ステータスとか思い浮かべてこんなものが出るわけがないしこのステータスを信じるのであれば俺は何かの種ってことになってしまう




夢ならゲームっぽいしいろいろ試してみようか




んー 種なのに剣術とか覚えても意味が解らないからな スキルは無数にあるみたいだし必要なさそうなスキルは非表示にできないか?




おっ できた 意外に自由度の高いゲームなのかな? だいぶスキルは減ったな 




んー 種らしいスキルは何だろう? いや、そもそも種に意識があること自体おかしいよな 意識を失わせた方がいいか? あ、そうすればこんなヘンテコな夢から覚めることができるかな?




よし、意識を失わせる・・・睡眠? 夢の中でさらに眠ればいいかな?お、あったあった 『眠る』ってスキルがあった とりあえず習得






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HP:1


MP:1


スキルポイント 21


スキル


眠るⅠ


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『眠るⅠ』? Ⅰってのはスキルのレベルか何かかな? 強化は・・・お、できた へ~ スキルポイントを使って強化するんだ どうせだから最大にまで上げてみるか






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HP:1


MP:1


スキルポイント 12


スキル


眠るⅩ


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ほほー Ⅹが最高みたいだね てことはあと一個スキル最大の物を習得できるわけか んー でもこのスキルで何ができるかが全く分からないのだが・・・ 説明が得られるようなスキルでもあるのかな?




説明・・・情報・・・鑑定?はいっぱいあるな人物鑑定やら物品鑑定やらなんか違うっぽい んー 分析?は・・・うん、分析だけだね なんで鑑定は分かれていたんだ? とりあえず『分析』をレベル最大で取得






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HP:1


MP:1


スキルポイント 2


スキル


眠るⅩ


分析Ⅹ


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良し、習得完了 早速分析開始




『眠る』


Ⅰ 眠ることができるようになる


Ⅱ HPが回復する


Ⅲ MPが回復する


Ⅳ 体が回復する


Ⅴ 精神が回復する


Ⅵ 任意に行いことができる


Ⅶ 全回復する


Ⅷ 眠る空間の作成


Ⅸ 眠る間は強化される


Ⅹ 害されることはない






んー レベルⅦ以上がちょっとよく分からないけど眠る分には必要なさそうだし大丈夫かな? うん、ついでに分析自体を分析




『分析』




Ⅰ Ⅰを分析可能


Ⅱ Ⅱを分析可能


Ⅲ Ⅲを分析可能


Ⅳ Ⅳを分析可能


Ⅴ Ⅴを分析可能


Ⅵ Ⅵを分析可能


Ⅶ Ⅶを分析可能 状況分析が速くなる


Ⅷ Ⅷを分析可能 分析の幅が広がる


Ⅸ Ⅸを分析可能 超常現象の分析可能


Ⅹ Ⅹを分析可能 神秘の分析可能




後半はよく分からないがたぶん大丈夫だろう とりあえず寝てしまえばこんな夢は終わるのだから問題なし不思議な感じでちょっと楽しかったけどそろそろ夢から覚めるとしましょうか!




俺は目はないけど目を瞑るようなイメージをし眠りについた。






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おはようございます! もう何度目かわからんがそろそろ目が覚めたのではないか? 意識ははっきりしているのだよ!! ・・・・・やっぱり変わらね!?




どないしようか 結構寝たり起きたり繰り返したのだが全然この夢から覚める気がしないんですよ




もー あれか? 夢の中で死ねば目覚める的な?感じの夢なのかな うん、そうだろう きっとそうだ!




でも、この状況から死ぬにはどうしたらいいのだろうか? スキルに自殺的な物でもあるかな・・・お~ あったよ 『自爆』ってスキルがあるみたい スキルの幅って広いのかね~ まぁ なんか知らんうちにスキルポイントも溜まってるし最大レベルで取得っと




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HP:7


MP:7


スキルポイント 4


スキル


眠るⅩ


分析Ⅹ


自爆Ⅹ


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『自爆』




Ⅰ HPを全損し爆発する


Ⅱ HP分の威力増加


Ⅲ HP分の範囲拡大


Ⅳ MP分の威力増加


Ⅴ MP分の範囲拡大


Ⅵ 力分の威力増加、範囲拡大


Ⅶ 魔力分の威力増加、範囲拡大


Ⅷ 任意自爆 威力、範囲二倍


Ⅸ 部分自爆 威力、範囲五倍


Ⅹ 自爆操作 威力、範囲十倍 




うん このスキルはレベルが上がるたびに威力をバカみたいに上げているのは分かった まぁ俺が今必要な効果はHP全損の効果だけだ こんな何もない空間からはこれでおさらばだ! これで悪夢が終わりますように・・・




自爆を意識した瞬間ブツリと切れた






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うん、知ってたよ 自爆してもこの現実から逃れられないって 分析の最大レベルは馬鹿にできないのよ それでも認めたくなかったから現実逃避していただけです




はぁ~ どうしようかな~ 体?というか種が全部吹き飛んでも膨大な時間さえかければ全回復するという『眠る』によって無限ループになってしまった 最初の俺を殴りたい




まぁ五感がないから激痛がないのは救いなんだろう はてさて、とりあえず唯一の情報源であるステータスを開くことにする ドンっ!




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HP:107


MP:107


スキルポイント 92


スキル


眠るⅩ


分析Ⅹ


自爆Ⅹ




称号


不死者


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こんな感じやね 今までの情報から考えてスキルポイントは1年経つごとに1ポイント増えるようになっているみたい HPとMPは『眠る』の効果で2年分寝るごとに1上昇している




HPとMPの上昇から200年眠ることにより自爆から復活したと思われるがそれだとスキルポイントの増加量が足りなくなってくる




今までの使用ポイントと残存ポイントを合計すると122ポイントだから年齢で増加するポイントは100ポイントまでということなのだろう それだと俺は種に転生したということか? 転生神とやらがいるのなら雑すぎやしないだろうか もしくは仕事のさぼり? はぁ~




新しく称号というものが増えていたので獲得したものを分析してみる




『不死者』


HP全損した存在が元の状態に完全に復活したものに与えられる称号




効果:その者に死は許されない




何この称号・・・俺はこの状況から死ねなくなったってことか? いやでも眠るを最大レベルで取得しいた時点で同じことになっていたわけですしこの称号効果は無駄ということかな それとも何か死ぬ方法でもあったのか? どちらにしても後の祭りだな




今後のことを考えましょう 今一番の問題は俺は種であるはずなのに発芽せずに成長していないということだと思う 普通であれば土と水と養分で発芽し成長し木になり枯れるなり焼かれるなりして一生を終えるはずだったが安易に『眠る』を取得してしまったせいで200年経っても種から成長していない 今後も種の状態に全回復してしまうせいで成長はできない よって俺は一生この状態である 完結!!




してたまるかボケ!! この意味不明な状況をスキルで解決してやんよこの野郎!!




俺の残存ポイントから考えて92種類のスキルを獲得できるわけだがそんなに大量に把握できないので最大レベルまで上げる9種類に限定する




まず必要なスキルは体になるものだ もしくは種を自身で動かすスキルが欲しい 検索してみると『植物体』と『魔力体』なんてスキルが丁度いいように感じる 『魔力体』の方が応用が利きそうなのでこちらを取得




後は五感が必要かな 元人間なのでこのままの感覚は嫌です 調べた感じでは五感というスキルはなくそれぞれに別れているようだ 50ポイントは痛いが必要なのですべて取得する




自爆スキルがここに来て死にスキルになっている 自爆するたびに毎回200年寝なければならないとなるの安易に使うことができない そもそも使うものではないのだが・・・ 自衛手段して使うために体を治すスキルが欲しい 検索した結果、『治療魔法』と『再生』なんてスキルが有用そうに感じる 魔法ということは使うための意識が必要なのだろうか? それなら自身だけを治せそうな『再生』を取得することにする




一度ステータスオープン




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ドライアド


HP:107


MP:107




LV:Ⅰ


力:1


魔力:1


敏捷:1


頑丈:1


耐性:1




スキルポイント 23


スキル


眠るⅩ 分析Ⅹ


自爆Ⅹ 魔力体Ⅹ


視覚Ⅹ 聴覚Ⅹ


嗅覚Ⅹ 味覚Ⅹ


触覚Ⅹ 再生Ⅹ




称号


不死者


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『魔力体』




Ⅰ MPで体を形成する


Ⅱ 気体化


Ⅲ 液体化


Ⅳ 固体化


Ⅴ 不定形型


Ⅵ 獣型


Ⅶ 人型


Ⅷ 部分変化


Ⅸ 複製 模倣


Ⅹ 実体化 MP消費無し




『視覚』『聴覚』『嗅覚』『味覚』『触覚』




Ⅰ 五感獲得 


Ⅱ 上昇


Ⅲ 上昇


Ⅳ 上昇


Ⅴ 上昇


Ⅵ 上昇


Ⅶ 上昇 感覚操作


Ⅷ 視覚増加 聴覚指定 嗅覚指定 味覚拡大 触覚鋭敏


Ⅸ 俯瞰 視点変更 防音 防臭 味覚縮小 触覚鈍感


Ⅹ 範囲指定なし 過去 現在 未来 感覚遮断




『再生』




Ⅰ 傷の治りが早くなる


Ⅱ 治りがさらに早くなる


Ⅲ 病気に罹り難くなる


Ⅳ HPが徐々に回復


Ⅴ MPが徐々に回復


Ⅵ 徐々に回復


Ⅶ 再生強化


Ⅷ 干渉再生


Ⅸ 瞬間再生 異常再生


Ⅹ 傷つかない




やはり後半の効果はイミガワカラナイ いや、ワカリタクナイ 総合的に考えて体が異常に頑丈と考えておく




項目が追加されていた 魔力体を得たことによりステータスに変化があったものと考えられる




種から突然ドライアドに種族?が変化している これも魔力体によるものと思われるがドライアドて・・・確か女性の絵で描かれることが多かったことが気がかりなのだが ・・・・・ははっ 俺の息子が消えてたよ 視点を変えてパっと見た感じでは中性的な顔立ち胸もそこまで豊かではないから男でも通る気がします 声も高すぎるわけではないから何とかなる気がする たぶん そう信じたい・・・




魔力体だから男にも変更できるのでは・・・なるほどベース以外の姿は維持するのにMPを消費するのね 誰かをコピーしたらベースが増えそうだから男にも慣れそうなところが救いか 今はこれで我慢しよう




スキルポイントが1増えている LVの上昇でもスキルポイントが増える模様 でも、この表記からして最高レベルがⅩになりそうなんだよな~ まぁ レベルの上げ方もわからないし今は保留




あと二つスキルが取れるようなのだが何を取ろうか 守りに関しては十分と判断できるスキル構成だし攻撃に関するスキルを取ろうと思う 自爆に関しては最終手段であり頻繁に使えるものでないので無視 いや、でも部分自爆があるから掌とか限定的に自爆も出来るのか 『再生』が思ったよりも異常スキルだったので小規模なら乱用しても問題なさそう なら、体術でも取れば自衛べきるか? うん、『体術』を取得する




『体術』




Ⅰ 体の扱いがうまくなる


Ⅱ 疲れにくくなる


Ⅲ 体が頑丈になる


Ⅳ 足が速くなる


Ⅴ 平衡感覚が良くなる


Ⅵ 柔軟な体


Ⅶ 体術の才能


Ⅷ 柔 硬 鋭 勘


Ⅸ 歩 走 飛 蹴 殴 止


Ⅹ 無手の神髄 理




んー なんか間違ったかな 後半はよー分からんしなんかさらに頑丈になっているように感じるのだが気のせいだろうか? まぁ体の扱いは異常と言えるほどに動かしやすくなっているので問題なしだろう




最後の一つは何がいいのだろか? 魔法を一つもとっていないのは悲しいな 最後はドライアドらしく『樹魔法』を取得します




『樹魔法』




Ⅰ MPを消費し樹魔法を使える


Ⅱ 植物を活性化させる


Ⅲ 植物を操れる


Ⅳ 魔力分の強度増加


Ⅴ 魔力分の範囲増加


Ⅵ 保存空間作成 MP量に比例


Ⅶ 種子生成


Ⅷ 植物育成 強度、範囲二倍


Ⅸ 植物転移 強度、範囲五倍


Ⅹ 植物理解 樹魔法理解 強度、範囲十倍




あ、はい 理解しました 突然思い出したように様々な植物の知識やこの魔法の使い方を理解した これ今の俺だから問題なかったけどもし人間だったら発狂死してたと思う それぐらい情報量が多すぎた 普通に気持ちが悪いもん今




この樹魔法の効果で周りの植物に干渉したところわかっていたことだがここは俺の知っている世界ではない


魔法が存在するファンタジーな世界だ この世界の知的生命体はステータスを認識していないようだ まずゲームのようなステータスという概念ができていないらしい よってスキルポイントは努力に応じて自動で割り振られるようになっているようだ 




あ、ちなみに俺は森の中にいたようだ ここはクレーターのような地形に森が形成されているらしくだいぶ遠くに行かないと人に会うことは困難な樹海の中だ クレーターの原因は俺の自爆です 俺が思っていたよりも範囲がでかい うん、デカすぎる 部分自爆に関しても慎重に練習する必要があると感じました(まる)




森を抜けるまではベースの魔力体で移動し人の近くになったら服装なども魔力で形成してどうにかしよう




俺は人に会うために行動を開始した






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あれから、数十年ほど時間が経った 俺は無事に人と接触してからはどうにかこうにか人に紛れて生活している いくつかの姿をコピーして生活してみたのだがドッペルゲンガーのように間違われることが多発しめんどくさいので結局デフォルトの姿で生活している 過去の人となった人物になら変化しても問題なさそうだが前世の一生よりも長く今の姿で生活しているともう何でもいいように感じてしまった




俺の職業は特にない 旅人のようなものだ 各地を転々と移動し道中に討伐した魔物なり採取したものなりを売って金にしている 




ステータスに関しては異常なぐらい順調に上昇している この世界のステータスはレベルで上昇するのではなく訓練なり行動で上昇する では、レベルは何のためにあるのかと言うとレベルの分だけ何倍にも上昇させるようだ ようだと曖昧なのはいまだにレベルは上がっていないためだ 何をしたら上がるのかが全く分からない 何人か異常な身体能力の存在に遭遇したが俺のベースのステータスよりも低いらしくどうも曖昧だ




最近では人物鑑定でステータスを認識できることを発見しステータスの理解が広まっている 聞く限りでは俺の視界のような数字で認識しているのではなく曖昧な漠然とした形で認識しているらしい ある人は色彩で判断している人もいればオーラのような靄の大きさで認識している人もいるようだ   




今はそろそろ旅にも疲れてきたところだったので魔力体も解き『眠る』で長期睡眠にでも入ろうと思っている 荷物に関しては保存空間にでも入れておけば問題ないだろう どうせ不死身の不滅の種子の体であるのだからそこら辺の森の中で眠りにでもつこう 




俺は感覚をすべて遮断し深い眠りについた






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ん~ おはようございます あれから何度か二度寝三度寝としていたから200年ぐらいたっている気がする ステータスを確認してみたのだが何故か現在進行形で能力値が上昇している 一秒経つごとに1~3ずつ上昇しておりすべてのステータスが4桁の後半に差し掛かってる これはあれか? 再生強化を繰り返しているということか? ここで触覚を解放したらひどいことになりそうだな 視覚で状況を確認してみたところ何やら巨大な魔物の腹の中のようだ それにしても大きい何の魔物だろうか? 角が生えている様子からオーガとかそのあたりだろうか? 




コイツの胃酸はすごいな 俺の耐性を貫通できるほどの強力な胃酸を持っているということだ このまま上昇していけばいつか俺の防御が上回りそうだししばらくこの魔物を観察していようか




しばらく観察しているとこの魔物は多くの部下を従えているようだ 一番下はゴブリンからトロールなどの大型の大きく強力な魔物の姿も確認できる 何やら魔物の言語のようなものがあるらしく叫んで部下を鼓舞しているようにも見える これから戦争でもするのだろうか? 武装をしている魔物が非常に多い




まさか、こいつ魔王とかそんな存在なのか? この世界にそんな存在居たっけ? んー 大きく時代が変わったということだろうか? あと、なんだが魔力が吸い取られているような感覚があるんだよな~ 俺の魔力がコイツを強化しているなんてことあるのか? それだとこのステータスの異常上昇が止まらない気がしてきたのだが・・・ もうちょい観察してみよう




しばらくすると部下たちは雄たけびを上げ出ていった それから半年、最近徐々に戻って来る部下の数が減ってきている 部下が慌てて何やら話している様子から不測の事態が起こっているようだ この魔王のような・・・もう魔王でいいか・・・魔王もイライラしていているらしく怒鳴り散らしていることが多くなっていた さらに半年、魔王の目の前にいるのはいつもの部下たちではなく5人ほどの人族が険しい表情で構えている 




どうやら魔王の軍勢はこのたった五人に追い込まれていたらしい 何やら人族は会話を試みようとした様子だったが無理だったらしく戦闘が開始された 今、俺の目の前では激しい戦闘が繰り広げられている




さて、俺はどうしようか? このままだと俺も封印なりされてしまうのだろうか? まぁ、この魔王の魔力の源って俺みたいだし最近はステータスの上昇も止まってしまったしそろそろここから脱出しようかな~ いい感じに鈍色に輝く鎧の少年がとどめを刺そうとしてるしタイミングを合わせて魔王の身体が全損するほどの最小限の自爆を繰り出そうか 3,2,1 今! 




意識がブツンと切れた




意識が戻った 視覚で周りを確認してみたところ俺こと種だけぽつんとあるだけのようだ タイミングはばっちりだったということだろう 久しぶりに全損自爆をしたがうまくいったな 復活までの時間も植物に聞いた感じだと数時間にまで縮まっているようだ 流石再生スキル さて、あの5人がどうなったのか気になるし魔力体で周りの環境を観察してこようと思う




あ、それとステータスドンッ! 




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ドライアド


HP:15000


MP:18000




LV:Ⅱ


力:12000


魔力:18000


敏捷:7500


頑丈:15000


耐性:15000




スキルポイント 4


スキル


眠るⅩ 分析Ⅹ


自爆Ⅹ 魔力体Ⅹ


視覚Ⅹ 聴覚Ⅹ


嗅覚Ⅹ 味覚Ⅹ


触覚Ⅹ 再生Ⅹ


体術Ⅹ 樹魔法Ⅹ




称号


不死者 体神 樹神 たね?(笑) 


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レベルが初めて上がった あと、変な称号がついている 効果を確認しようとしたのだが確認できなかった称号は何かしらの条件を満たすと着くようなのだがこの変なのは意味が解らない この世界には管理する神様がいて俺を小馬鹿にでもしているのではないだろうか? うん、無視しよう無視




あの五人を探して旅をすると大きな都市にたどり着いた これまでの道中からだいぶ都市の場所などは変わっている様子 国も大きく変わっているようだ 新しく冒険者ギルドといった施設があったので身分証代わりに登録しておいた この世界なら街にどこにでもある施設らしく登録情報を管理し身分証の代わりになるようだ 詳しい技術は職員は分からないらしいが五十年ほど前に突然職業として現れたとのこと 今では常識のような扱いらしく俺はとても不気味に感じた 




例の五人は冒険者の中でも上から数えた方が早いほど実力派のパーティーだった 巷では誠実さとその実力で勇者の異名を貰っているようだ 道行く人に特徴を言い尋ねたところ皆笑顔で勇者のことかと話を聞かせてくれたほどだ 少し聞き込みをし俺の自爆に巻き込まれた形跡もないようなので早々に関わらないようにその都市を離れた だって勇者なんて呼ばれてるパーティーなんて厄介ごとに関わりそうでいやじゃん?




それからは前回と同じように旅をする 道中の魔物を分離させた魔力体を付着させ自爆 直接拳で撲殺 掌底からの部分自爆で爆殺 と体の慣らしも兼ねて討伐していった ステータスの異常上昇で初めはなかなか苦労したがステータスにリミットを掛けれることを発見し普段は十分の一のステータスにすることで解決した 時々人のいない場所で全力のステータスの練習をしているがまだ振り回されている部分が否めない まぁ寿命はないのだし時間をかけて徐々に慣らしていくつもりだ




俺は文明の進んだこの世界を満喫する






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ん~ おはよう また、何年も寝ていたところだ 基本的に寝なくても支障のない体なのだが性分なのか日に数時間は寝るし旅に飽きたときは長期の睡眠にはいっている あれから何千年と時間が経っているはずだステータスはバクったのか数値の表記がなくなってしまった 特に支障はないから問題はないのだろう レベルもⅩになり上昇しなくなった スキルポイントに関してはいつの間にか『器用貧乏』Ⅹと『家事』Ⅰ 『記憶書庫』Ⅰを取得していた 自動取得で取得したのだと思う 器用貧乏は名前の割に便利だ




『器用貧乏』




Ⅰ 器用になる


Ⅱ 物覚えがよくなる


Ⅲ 無難に熟せる


Ⅳ 不得手無し


Ⅴ 魔法を扱える


Ⅵ 武器を扱える


Ⅶ ステータス平均化


Ⅷ Ⅱスキル開放


Ⅸ Ⅲスキル開放


Ⅹ Ⅳスキル開放




『家事』




Ⅰ 家事が上手くなる 


Ⅱ さらに上手く   Ⅱ開放


Ⅲ さらに上手く   Ⅲ開放


Ⅳ さらに上手く   Ⅳ開放




『記憶書庫』




Ⅰ 記憶を検索 整理 


Ⅱ 記憶本棚増加   Ⅱ開放


Ⅲ 記憶本棚増加   Ⅲ開放


Ⅳ 記憶本棚増加   Ⅳ開放




樹魔法以外も使えるようになったし剣なども以前より上手く扱えるようになった 家事なんかは実感はないが上手くなっているのだろう 記憶に関してはイメージの中に本棚があるようなものだ 忘れたときはネットの検索のように探すことができる 俺が見聞きしたモノ限定だから万能ではないがなかなか便利だ




今の俺のステータスはそんな感じ で、今の間に植物に聞いて現状確認をしていたのだが・・・ここ、俺の知ってる世界じゃない なんでそう判断したのかと言うと他の生物にステータスが存在しないみたいだからだ 試しにその辺でうろちょろしている小動物を確認してみたのだが魔力が感じられない 俺が散々旅してきた世界には小さな虫にも微量ながらも魔力を内包していたのに今いる世界には魔力を持っている生物が極端に少ないようだ 視覚で確認した限りでも人間もそんな感じ あと、文明が滅茶苦茶退化している 




俺はまたいつの間にか転移させられたのか? まぁ、転移されたからと言って何か不便があるわけではないのだから問題はないのだが・・・ 何か一言なりあってもよくない?




はぁ~ とりあえずこの世界も飽きるまで旅をし続けようと思うよ






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ん~ やっと文明が発展してきたよ この世界は魔力が認知されてないから一部の特異体質の人が異能のように発現するくらいだ それもほんとにショボいもので何もできないに等しいね だからか種に転生する前の俺の世界とよく似ている 最近は戦争も終結し娯楽の発展が著しい 




俺は気ままに自身のスキルを駆使して満喫している 戦争にも顔出したこともあったし悪事を働いてみたこともあった 魔女狩りで火あぶりの人を助けたり貴族の屋敷に侵入して金を巻き上げたりとほんとに好き勝手したな~ こんなにはっちゃけたのも久々な気がする 今は学生生活なんかを送っているよ




それで長々と説明していたのだがこんな過去のことを振り返っているのはなぜかというとどうやら異世界召喚に巻き込まれたらしいのだ ボーっと歩いてたのがダメだった 前を歩いていた美男美女のグループの異世界召喚に巻き込まれた形だ さっき鑑定士なんて職業の人が現れて鑑定されたのだがどうやらこの世界はまた別のステータスらしく俺は勇者の称号がないんだとか で、なんか大騒ぎしている




ちょっと聞き耳を立てた感じだと雲行きが怪しいんだよな~ 一緒に召喚されたグループは神様から何のスキル貰ったかではしゃいでるし・・・というかあんたら神様にあったの? 俺あってないんだけど一度も・・・ んー どうやら俺は追い出されるらしい ステータスも低く初期スキルも持っていない この世界の人たちと比べても特筆すべきものもないステータスらしい まぁ、俺は種だからな~ 人と同じステータス持ってるだけましか 




一緒に召喚された女子から憐みの目で見られる中俺は王城から出ていった 




もともと持ってるスキルを確認したところ問題なく使える ステータスも問題なく調整可能 どうせだからこの世界のステータスのみでこの世界を満喫することにした




初期ステータスということもありかなり弱いが新鮮な気持ちで楽しみたいと思う 危なくなったら遠慮しないんだけどな






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この世界はレベル制の世界で上限が100だ スキルはレベルの上昇とともに発現、分岐していっている 能力値は平均的に上昇しておりスキルも強力なものこそないが多種多様だ たぶん『器用貧乏』が影響しているのだと思う 今のレベルは47 大体、中堅冒険者ほどの実力だ これが勇者だったら数値が全く違うのだろうな~ ちょっと悔しい




今日も今日とてギルドにより金になりそうな魔物の情報を取り入れ旅の準備をしている え? 旅仲間はいないのかって? 俺をボッチだと思っていたのか? そんなわけないだろう 今までも話してはいないが一時的にパーティーを組むことはよくあったし旅もした そのパーティーメンバーは結婚とか就職とか様々な理由はあるが幸せに人生を謳歌したようだぞ? 葬式にも顔を出したしな 容姿が変わってないと怪しまれるからそこの調整が大変なぐらいだ でも今回はステータスも壊れたものではないから過ごしやすくて何時もより楽だ




話がずれたが今の旅仲間は俺の多彩なスキルを見込まれてパーティーに参加することになった 田舎から徐々にランクを上げてきたパーティーらしくとても仲むずましい光景がよく広がっている 俺もこのパーティーに入れてよかったと思っている 




次に目指す場所は王都らしいなんでも大規模な魔物討伐があるのだとかそれに参加して一旗揚げようということらしい それにあの勇者が参加するとかで盛り上がっている ・・・ん? 勇者?






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うん 俺の知ってる勇者だ 一緒に召喚された美男美女のグループだ 流石強いね~ スキルで鑑定した感じだと全員レベルは上限達している スキルの詳細まではスキルレベルが低いのでわからないが見えるスキルだけでもなかなか強力だ 今回の大討伐は勇者諸君が魔王城に乗り込んでいる間にその他有象無象の雑魚を冒険者、騎士団たちに任せるというものだ この戦いが歴史的な大戦であるということで耳が痛くなるような歓声が響いている パーティーメンバーも興奮している様子 んー 俺も雑魚討伐だけでいいなら大丈夫だよな?




冒険者たちは先に宣戦を開きその数日後に勇者が魔王城に乗り込むとのこと タイミングは臨機応変に 結構作戦が雑だが面識がない者同士の烏合の衆であるんだからしょうがないか ただ、ひたすらに魔物を屠ればいいだけのことだろう




数日後、俺たちのパーティーも出発した






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戦線が開いてから早半年が経過している 戦場に行き下がりまた戦場に行き下がりを繰り返している だんだんと冒険者」、騎士団の士気も減っていき最初の物ほどの士気はもう見る影もない 




勇者はまだ帰ってこない 情報では魔王との決戦にやっと突入したとのことらしい これだけ時間がかかっているようだが大丈夫だろうか? 魔王城の中は迷宮だったとのことらしいがそれにしても時間がかかり過ぎな気がする




この半年の戦闘漬けでレベルは上限に達した スキルを極めることはなかったが一通りのスキルを網羅したのではないだろうか? 俺もよく使うスキルしかあまり覚えていない 




少し勇者の様子を見て来るか? さっきの情報も植物を媒介にした情報だし他の人は勇者は敗北したのではないかと噂が広がっている だいぶまずい状況だ 仕方ない様子を見て来る




パーティーメンバーと戦線を下がり休息の間に植物転移でショートカットし魔王の間に転移した




なかなか厳しい状況だ 勇者の半数は四肢を失う大けがをしている者も戦闘に参加できている者は2名程しかいない ヒーラーも魔力が尽きたのか今崩れ落ちるように倒れた まずいな




俺は前の世界の鈍色の冒険者に擬態し乱入した 剣の扱いはあの冒険者ほどうまくないが体術とステータスでゴリ押しする




勇者に迫りくる魔法の嵐を部分自爆の爆風で消し飛ばす 勇者はヒーラーの方まで吹き飛ばされていった 俺は魔王に向けて前進する 俺が懐に入るまで魔王は反応らしい反応をできなかった 下からの切り上げで武器を持つ手を切り飛ばす もう片方の左腕も切り飛ばそうと振り下げたとき魔王が辛うじて反応し切断を回避した 距離を取ろうと下がる魔王を追い越し背中へ向けて掌底 十八番の自爆 魔王はなかなか頑丈らしく加減した威力では消し飛ばなかった 仕方ないので持っている剣を投擲し無手の状態に移行する 再度接近しどうにか投擲された剣を防いでいる魔王に触れる




さっきまでの激しい戦闘が嘘のように静まり魔王はサラサラと消えていった




ふぅ~ 何とか成功したか 内部からの細胞単位での破壊 ぶっちゃけ物凄い発勁 これが一番周りに被害の出ない方法だからな それでもこの一発撃つだけで結構疲れた 神経を使うのよこの技




起き上がって来た勇者くんが何やら話そうとしているが驚きすぎて言葉にならない様子 質問攻めに会う前に退散してしまいましょう 擬態も魔王と同じようにサラサラと姿を消させ種が見えなくなったところで転移しベットに横になった




今日はつかれたー






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それからしばらくして魔物の軍勢は日を追うごとにその勢力を縮小していった 勇者諸君も治療が完了し五体満足な様子だ 国の発表によると勇者は一か月後平和になったことでの祝勝会をしたのち元の世界に帰還するとのこと 俺は勇者と一緒に帰る予定なのでこの世界を満喫できるのもあと一か月となる




どうせだからこの世界を満喫しつくそうとパーティーから離脱しもともと持っているステータスを全力で駆使し世界中を飛び回った この世界ならではの食事を満喫し様々な場所を巡り心行くまで遊びつくした




そして今日、勇者が帰還する日 多くの人々に見守られる中勇者は神殿の前で演説をしている 俺はそんな男勇者の鞄の中に元の姿というか種の姿で潜り込み帰還の時を待った そして、勇者たちが光の渦に飲み込まれる




今回は勇者の鞄に紛れ込んでいたこともあり神様という存在に会うことができた 一応ステータスは最小限の初期ステータスに制限している為怪しまれることはないだろう たぶん・・・




神様というか女神様は勇者諸君にお礼の言葉を述べ今回の報酬に関しての話になっている ステータスに関してはそのままとのこと それとは別で一人一つだけ願いを叶えてくれるらしい 勇者たちは喜び今はいろいろと相談しているところだ 願いね~ いいな~ 俺も自己主張したらか叶えてくれるのかね~




「ふふ もちろんです 功労者でドライアドのあなたも願いをお考え下さい」




え? ・・・・・ええ? ばれてる? 




「私を何だと思いなんですか これでも神の端くれですよ? 最初から気づいていましたとも」




こりゃ~ 隠しても意味ないな 俺は勇者の鞄から出でこちらに転生してきた時の姿になった




「やっぱり、神様ですね 初めからばれていましたか」




勇者たちは突然出てきた俺に驚いている 鞄を所持していた子は何度も中身を確認している始末だ




「改めて この度は魔王の討伐ありがとうございます あなたも同じく一つ願いを叶えましょう」




ふむ、いざ願いは何かと考えると思いつかないものだな どうしようか? 周りをちらっと見た感じだと勇者たちはまだフリーズしている様子だし今のうちに応えなくてはな ん~・・・・・




「俺がなぜこのような存在になってしまったのかを教えてもらうことはできますか?」




「あら、そのようなことでいいのですか? わかりました ではこちらに」




女神の指示通りに目の前まで歩を進める 女神の手が俺の額に触れた瞬間・・・




「なるほど・・・」




俺の今の状況は只の不手際らしい 流れ込んできた情報を読み解くに簡単にまとめると酔いつぶれた神が頭痛の激しい中俺の転生処理をしたらしく本来するはずであった魂のリセットをしなかったがために記憶を持ったまま転生してしまったとのこと その神は後に気づき様子を見に行った時には問題なく過ごしている俺の姿を確認しそのままにしたとのこと なんか脱力してしまった




ちなみに突然別世界に転移していたのは俺の様子を見て旅好きであると判断しその世界に飽きた頃を見計らい転移してくれたらしい 




「報酬がそれだけでは可哀そうですしあなたの持っている転移能力を強化しておきました これで別世界にも転移が可能になります」




どうやら、植物転移を強化してくれたらしい




「ありがとう」




それからはフリーズから解けた勇者たちに質問攻めに会いなんやかんやあったが転移される前の世界に帰還することができた






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それからの俺は様々な世界を旅してまわっている 召喚に巻き込まれることもたびたびあったがそれはそれで楽しめている まぁ、普段は一番気楽な科学の進んだ世界で寝んびり過ごし玉の刺激に冒険みたいな暮らし方だ 神にも何度か会う機会があったがまだ俺の転生担当だったという神には遭遇していない 最近のもっぱらの目標はその神様に会うことだ どうせなら飲み明かしてみたいなんて思っていたりする




さて、今度のランダム転移ではどんなところに着くのだろう?








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