5話①


夢。


うん、これは夢だ。



今日はどんな夢だ?



ここは…



俺の部屋だ。

あたりは暗いが

月夜が差し込み部屋の中を照らす。



寮の一室。



ガチャ。



葉月が入ってきた。


後ろに誰か、いる。


おれは声が出ない。



葉月が後ろを振り返る。



なにやらにこやかに話している。



でも、おれはすぐにわかった。



あれは本当の笑顔じゃない。


葉月の笑顔はもっとこう、寂しげで、儚げで、精一杯で。



あれは、作り笑いだ。


そう、思った。


 思いたかっただけかもしれない。



おもむろに葉月は、その男にキスをした。



とろけるようなキス。


徐々に激しさを増し


深い、深いキスへ。


その身をはだけさせ、男を押し倒し、裸体があらわになっていく。



うわぁぁぁあああ!

うぁああああああ!!




「大丈夫?」

ユッサユッサと、俺を棒でつつく葉月。


「…は、葉月?」




「良かった、起きたね。脳細胞死んでない?これ何ぼん?」

「2。」

「ぶぶー3ぼんでした。」

どう見ても2本だ。

葉月だ。いつもの。良かった。


涙が出てくる。



「うわ、え、ちょ、大丈夫?」



鼻血の時より狼狽えてる葉月。


「あぁ、大丈夫。変な夢、みただけ。」


「そっかぁ。変な夢たくさんみるね?大丈夫?」


「うん。」


「多分時間やばいよ。私先行くね。顔やばいから顔洗った方がいいよ。」


どんな夢?とは聞かれなかった。



「わ、ありがとう。」


俺は洗面台まで降りて行って顔を洗う。


がちゃ、ぎーーーーーバタン。


葉月が出て行った音がした。


俺も急いで準備して、外に出た。なんだか誰もいないなと思いながら走っていく。


パッと携帯を見た。




まだ7時前だった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


教室で1人座っている。


なんとなく、朝早く起きたから、気づいたら早く家を出ていた。いつもよりすごく早い時間。特に理由はない。


ガラガラがら。



「あ、葉月いた。

ってそりゃそうか。」


へ?


「何でギリギリなんて言ったの?まだ7時だよ?早すぎない?」


え、え、葉月?


「え、阿澄くん?」


「あ、あー、もういいだろ?呼び方なんて。蓮でいいよ。普通に喋ろうよ。」


「れ、蓮君。」


「うん、あの、さ。唐突だけど、変なこと聞いていい?」


「え、なに?」


「その……えっと…やっぱいいや。」


「え!なにそれ、めっちゃ気になるじゃん、そこまでいったら最後まで聞いてよ。」


「んーと、葉月って彼氏とかいる?」


「いない。」 


食い気味に否定した。


「そ、そっか。」


「なんで?」


「あー、いや、何となく。」


「なんとなく…?」


「ところで今日の1時間目なんだっけ?」


話題を逸らされた。


私は何となくそれ以上聞けなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「オカルト研究部昇格大作戦」



黒板に大きく書かれてる文字。



来栖静香。彼女の意気込みはすごいものがあった。


「いたのよ。うってつけが。あと1人。そう、何も一年生に限る必要はなかった。」


「…ていうことは上級生?」



「そう、あの、生徒会も手を焼くと言うスーパー2年生。猫宮瑠璃子。通称にゃーこ先輩!」



「ひぐっ!」

葉月の反応がなんか変だ。知り合いだろうか。

「にゃーこ?すごい名前だね。」


「すごい人なの?」


「ええ。すごいなんてもんじゃない!茶道部の幽霊部員なんだけどね、

なんでも、視える、らしいのよ。」


「…視える人はこういうの興味無さそうだけど…」


「うーん、興味はないと、思うなぁ……」

葉月が同意する。やはり知り合いなのだろうか。


「まぁ、行ってみてダメだったら諦める。くらいの気持ちでさ!幽霊部員なんてほとんどいないんだから!それにむしろ本業じゃん?」


「視えるって幽霊とかが?すげぇなそんな人初めてみる」


「いや、視えるのは、幽霊とかだけじゃなくて、その人の未来、とか、過去、とかも、みたいだよ……ふふふ、にゃーこ先輩の魔眼に魅入られしものは、謎の事件に巻き込まれて行方不明になるって言う噂も巷にはまことしやかに囁かれて……」

「言い過ぎだから。」

「まじかよ?すげえ超能力者じゃん。」

「でもでも、その人の過去が見えるっていうのは本当みたいだよ。何人も占いに行って言い当てられてるみたいだし。」

「何を当てられたのさ?」

「いじめ加害者なこと。被害者だった子を助けてくれたんだって。」

「へえ。良い人じゃん。」

「うん。でもいじめ加害者を呪ったせいで、その二人は事故に遭って今でも病院にいるんだとか。」

「あれは、呪いとかじゃなくて……怖がった2人が勝手に階段から落ちて。」

「ん?葉月の知り合いなの?」

「え、う、うん、同じクラスの子だったなんだけど……。」

「そのほかにもね、例えば急に降る雨を予知したとか、サイコキネシスで人を浮かしたとか、嘘つくと絶対バレるとか。」

「うそぉ。話盛りすぎだろ」

「うん、人を浮かすは言い過ぎだよ。そんなのは見たことない。」

「……え?それ以外は見たことあるの?」

丈瑠がびっくりしてる。

まぁ本当に視えるなら、そういうのも視えるっていうのは逆に真実味はある。天気については天気予報だろ。

「それで猫宮先輩の予言は100%当たるって噂もあるわけ。それから人の死が見えるとかで先輩から声をかけられた人間は3日間のうちに死んじゃうなんてことも……!」

ちょっとズキっとした。話しかけられただけで、悪霊に憑かれてるんじゃないかってビクビクされてた中学時代。……なんか勝手に親近感を覚える。

「言い過ぎだから。たまに占いとかしてくれるだけだよ。気分が乗ってるときはね。」

葉月が訂正した。あぁ。なんとなくわかった気がしたから聞いてみた。

「なるほど、葉月は占ってもらったことあるの?」

まえ、好きだって言ってたし。


「うえ?ええ?いや、私は、ないけど、その、みたことは、あるっていうか。」

焦る葉月。

何かまずいことを聞いたのだろうか。


「……蓮って意外と大胆だよな。」

「ね、私なんかシズカさんって言われてたんだけど。急に呼び捨てってそりゃびっくりするわ……」


……なんと、しまった。つい、呼び捨てにしてしまった。2人の時じゃなかった……。

「あ、あぁ、ごめん!急に呼び捨てにして!なんか、なんとなく、つい……」

「え、ううん。いいよ呼び方なんて。シズも丈瑠くんも呼び捨てだよね?わたしだけさん付けとかも変な感じだし。」

「おお、公認もらいました!やるねえあすみん!」

シズがヒューヒューって囃し立てる。

「あ、じゃあ便乗して俺も葉月ってよぼーっと」

「うん。もちろん。丈瑠くんも全然呼び捨てでいいからね。」

「それじゃあ、みんな仲良くなったってことで!にゃーこ先輩のとこ行くよ!」

ちょっとつまらなさそうな顔をしてるシズ。丈瑠が葉月と仲良い感じになるのが嫌なのかな。

「……え、ええ。わかったけど、多分無理だよ……。」

「いくってどこへ?」

「図書館よ、にゃーこ先輩はいつも図書室にいるのだ。」

「いつも?」

「うん。ほとんどいると思う。七不思議にされてるくらいだしね……。」

七不思議?少し懐かしい響きがした。この学校にも七不思議があるのか。それにしても人が七不思議に認定されるのか。


「図書館、行ったことないなぁ。なんかでかいで有名なんだよね?」

「そー。図書館棟があるの。行ったことないのはもったいないよ!それじゃあ早速行こー!」

シズに引っ張られる形で連れて行かれた3人。


高等部棟と中等部棟の間にある大きな建物。高等部も中等部も使用可能なこの棟はかなり蔵書が豊富で、ここにしかないような貴重な本も多数あるようだ。特にキリスト教系の本は豊富らしい。たまに大学の偉い先生が特別な許可を取って借りに来ている。一応少し前まで女子校だったこともあり、セキュリティの関係で一般の人は入れないことになってる。

入る際にも、生徒手帳に組み込まれてるIDを読み込んで扉の前に設置されてるゲートを開かなければ中に入ることができない。

中に入ると、圧巻な景色が広がっていた。

「うわぁ、すげぇな。」

「うん、すごい、本ばっかりだ。」

「ここはちょっとした自慢だね。吹き抜けで三階までびっしり本がある。この機械で好きに検索できるから。あとは司書さんに聞けば大抵どこにあるか教えたくれるよ。」

葉月が教えてくれた。

「これだけの本を全部管理してる司書さんは本当に化け物だと思うんだよね。三人いるけどメガネの人に注意ね。あの人やたら厳しいから。」

「それはシズだけだよ。いつも適当に返すでしょ。」

「だって、どこから借りたかとか覚えてないし!ちゃんと元の位置に戻すなんてやってる人見たことない。」

「うん、普通は返す本はこっちに回収されるからね。それをやらずに適当に返すから怒られるんだよ……。」

「……え、そうなの……?知らなかった……」

司書さんの座るところの目の前に回収ボックスがちゃんとある。かなりわかりやすく。

っていうか、普通図書館ってそーゆーシステムだと思ってたけど。シズの中では違ったらしい。

「まー!ここにきたのは本を借りにじゃないから!えーっと、三階までが本で、四階以降は会議室とか自習室とか、ミーティングルームとか、視聴覚室、とか。で、用があるのは最上階の五階。1番北側の1番小さい視聴覚室。」

「そこに猫宮先輩って人がいるの?」

「そ!いつもね。寮とか自分の家とかじゃなくて、図書館に引きこもってるってすごいよね。」

「授業とか受けてないってこと?」

「うん。でも万年学年1位。天才ってやつだねぇ。」

「そう、だね。でも、ねぇ、シズ、あんまりいうと……」

「んん?また、視えてるよって嫌味言われるって?いいのいいの、気にしなければ!」

「また、そんなこと言って……。」

「……この会話も聞かれてんのか?なんかちょっと怖い、な。俺らが来ることもわかってるってことかな?」

ふと、上を見上げる。

なんとなく、視線を感じたのだ。

……まさか、ね。本当に見られてるのかも。


四人はエレベーターで五階へ。

エレベーターの扉が開くと、

照明がなんとなく薄暗かった。

「さ、さむけがするのは、俺だけ?」

「……猫宮先輩極度の暑がりだから。冷房ガンガンにかけてるんだよ、きっと。」

「薄暗いのも、光が嫌いだから……?」

「実は吸血鬼か何か?」

「ち、ちょっと蓮君、あんまり変なこと言わないでよ」

葉月が焦ってる。ちょっと本気だ。

「ご、ごめん。悪気はないんだけど。」


明らかに冷気が一段と出てる部屋があった。ドアの隙間から、極寒の地くらいの冷たい空気が流れてくる。


「ふ、雰囲気、あるなぁ。」

「ごくり。」

シズでさえ、無言で扉を見つめる。

「……え?頼みに行くだけだろ?躊躇ってても仕方ないじゃん。」

俺はちょっとイライラしながらドアを開けた。


だって、かわいそうだ。力があるのが本当にしろ違うにしろ。それだけでこうやって避けられるのは。


「え、あ、ちょっと、待って心の準備が……」


「こんにちはー!猫宮先輩、いますか?」

シズを無視して中に勝手に入る。

返事はない。


みんなが入ったところで、ドアが勝手に閉まった。

「きゃ!」

「うお、びっくりした。」

丈瑠とシズが驚いてる。シズが丈瑠の腕に組みついてる。

名前、呼び捨てにしたくらいでヒューヒュー言われる筋合い、ないなぁ。シズ。よっぽど大胆だと思うけど。


「こんにちは、猫宮先輩。そこにいたんですね。」

扉の開く内側に立ってる人がいた。身長はかなり小さい150センチはなさそうだ。葉月もシズも165くらいあるので結構大きめだが、比べてもかなり幼く見える。

制服の上から、猫耳のついたパーカーを着ていて、狙ってるようにしか見えない。

制服の上からパーカーなんて着てるから暑くてこの部屋ガンガン冷房入れてるんじゃないか。

「……こんにちは。」

小さい低めの声を出す先輩。

ビクッとする三人。

シズや丈瑠は単純に怖がってるけど、葉月はなんか違う気がした。怖がってるっていうか、焦ってる?

「あ、あの、こんにちは猫宮先輩。」

「久しぶり。葉月。で?何の用?」


……怒ってる?猫宮先輩の声のトーンがかなり怖い。っていうか

「2人は知り合いなの?」

葉月に聞いてみた。

「うん。前に一度助けてもらったことがあって……。」


「それで?今日は何の用?」

シズを見る。丈瑠にひっついて顔が引き攣ってる。かわいそうに。こんな顔されるの、どれだけ辛いかわかってるのかな。

「あ、実は、オカルト研究同好会ってのに入ってもらいたいなって。」


「……は?」


「いや、だから、オカルト研究同好会。部にしたくってですね、あと1人必要で先輩茶道部辞めてこっちに入りませんか?っていう勧誘です。」


「……それ、あなた本気で言ってる?」


「え?」


「そっちのシズが、オカルト研究部を作りたいのはわかる。で、浜田君が軽音部を作りたくてオカルト研究同好会を足掛けにしたいってのもわかる。葉月がシズの面倒見させられるのもわかる。でもあなただけ。あなただけ意味がわからない。本当にオカルト研究に興味がある、わけ?阿澄くん。」

「え?俺たち自己紹介した?」

丈瑠が焦る。

なんでこの人、こんなこと言うんだろう。

パターンとしては二つ。

人と付き合いたくないからわざと遠ざけるタイプか、もしくは力がないのにあるように見せたくてそう言うことを言うタイプか。

どちらにせよ、かまをかけてみるか。

「見えるんですか?」

「……さぁね。」

「じゃあ、いま俺が何考えてるか、当ててください。」


「え?ちょ、蓮君?」

葉月が焦ってる。

何考えようかな。当たらないやつにしよう。昨日の晩御飯にしようか。

「昨日の晩御飯、なんだったっけな。」


……

「……!!」

すごい。

思いっきりびっくりした顔しちゃったから、葉月含めて3人とも顔色が青くなる。

でも、そう言う意味の凄いじゃないんだ。

この人、きっと、めっちゃくちゃ凄い。

「で?私が言いたいこと、君にはわかると思うんだけどさ。なんで君みたいな人が、オカルト研究同好会なんてものに所属してるんだ?阿澄蓮。」


「え、えーっと、その、まぁ、俺としては部活に入るほど情熱もなくて、普通に高校生活満喫できたら良いなと思ってて。グダグダできるのがここしかなかったって言うのが大きいですね。それに、その。みんな楽しいし。」

正面にいる猫宮先輩以外にバレない角度で葉月をチラッとみた。

「……はぁ。」


その様子を見て深いため息をつく猫宮先輩。多分伝わった。この人、やっぱり凄い。


「……2つだけ条件がある。」

「え?入ってくれるの?」

意外だった。

「ひとつ目は、私はここにいる。用があるときはそっちから来い。ここを部室にするのは却下だ。」


……思ったことを先に言われてしまった。この人、本当にすごいな。じゃあここを部室にすればいいじゃんって一瞬思ったのだ。


「二つ目は、この部屋に入るのは1人ずつだ。私の部屋でのルールは、秘密を他人に漏らさないこと。私も君らも、だ。その代わり本当のことしか話さない。そう言うルールがあるからこの部屋は力を増す。」


「……力?」


「……あぁ。だからとりあえず、でていけ。その他にも細かい話はあるがとりあえずルールにいますぐのっとれ。まずシズからだ。話すのは。順番に全員と話す。他の3人は廊下で待っていろ。」

「え‥」

恐怖に顔が引き攣るシズ。

「……わかり、ました。いこ、丈瑠くん。」

「あ、え……」

丈瑠からシズを引き離し、廊下に出る葉月。

縋るような涙目でこっちを見てくるシズ。

「……大丈夫、だと思うよ。それに念願のもう1人、なんでしょ?頑張って」


廊下に出る。

丈瑠と葉月が廊下にいた。

「……はぁ、良かったのかな、これで。」

葉月がため息ついてる。

「うーん、どうかな?とりあえず5人にはなりそうなんだよね。なら、まぁいいんじゃない?」

「……え?俺も後で呼ばれるわけ?話すことないんだけど。」

「占って貰えば?ちょっと気になってたじゃん。」

「いや、なんか怖いじゃん。逆になんで蓮はそんなに冷静なわけ?考えてること、当てられたんだろ?そんな顔してたよ。怖くならないの?」

「別に怖くはならないよ。なんで怖いの?」

「だって、考えてることあてられるんだから、変なこと考えれないじゃん。」

「変なこと考えてないしな。昨日の晩御飯だから。」

「そうじゃなくて普段の時だよ。何か聞かれたら咄嗟に本当のこと思っちゃうだろ。ってことは猫宮先輩の前では嘘つけない、よ。」

「だから1人ずつなんだろ?嘘つかなくて良いように。」

「なるほど、それはだから先輩の優しさなんだな。」

「優しさってことでもないだろうけど、まぁ丈瑠がそう思うのならそうだろうね。先輩は嬉しいと思うよ。」

そんなこと言ってる間に扉が空いてシズが出てきた。

「……つぎ、タケルんだってさ……」

「なんか、元気ないね。何言われたの?」

「別に。どっか行ったりしたらいちいち報告するって言う条件つけられただけ。でも猫宮先輩、生徒会と仲良いから生徒会に報告しなきゃいけない部活動報告はしてくれるってさ。」

「……でもよかったねシズ。私は断られるかと思ってた……。」

「ま、正直私も断られるかと思ってたけどね。なんかわかんないけどあすみんのおかげ?」

「え?おれ?」

「うん、だってなんか猫宮先輩も興味津々だったじゃん?」

扉が空いて丈瑠が出てきた。

「ほい、次、葉月だってさ。」

「……ほら、ラストはあすみん。最後に何言われるんだろうね?」

「丈瑠は何言われたの?」

「え?おれ?おれは、その、えーっと大したことないことだな。」

「占ってもらった?」

「いや、貰ってないない。怖いじゃんか。明日死ぬとか言われたらどうするんだよ。」

「どうもしないし、そうだとしたら俺だったらとりあえずやりたいことやろうとするなあ。」

「え?あすみんのやりたいことって何?」

「んー。………………」

2人が顔を覗き込んでくる。

難しい顔がさらに難しくなる。

「なんだろ。わかんないや。」

よくあるギャグ漫画みたいにずっこける2人。いき、ピッタリだな。

「……えーっと、蓮君のばん、だけど。」

「あ、ほーい。じゃあいってくる。」

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