第5話
2022.1月後半からその会長は私のリア友にアプローチし始めた。
今思えば、私の好きという気持ちが前に出すぎていたからかも知れない。引かれていたのだろう。
一方私の友達の方もそのゲームで別に好きな人がいてその事を会長と私に相談していた。
会長は話しながら照れているリア友を
イジる事が結構好きだったようだった。
私もその会話が楽しく思えていた。
しかし、それは2月すぎからおかしな関係へと
変化していった....
異変は2/3にボイスチャットをしながらRPGのゲームを3人でしていたときだ。
ゲームに夢中で12時になり、いつも通りその日の日課を3人でやっていた。
その日のキャリーは私のリア友がしてくれていた。
そして最近、会長はボイスチャットで音楽を流してくるようになった。
「今日はいつもの音楽じゃなく、面白いの流してあげる」
そう会長は言った。
ミュートになった会長。
私とリア友は「何考えてるんだろ?会長。」「ワクワクだね!」的な会話をしていた。
「ア.....アンッ」
「キモチイィ。ッアア、ソコモット...ア、イイ。モウダメ....」
突然流れてきたのは性的な音声だった。
「どう?興奮してきた?」
会長はそう言った。
血の気が引く感覚がした。
好きだから受け入れようとしてみたがやっぱり無理で会長に対して気持ちが悪いと思うようになってしまい、その日を堺にどんどん冷めていった。
そこから1ヶ月ほど経った頃には、会長はゲームにログインしなくなった。
そして私はリアルで高校の卒業式を迎えたのであった。
ー続ー
JK日記 水沢蒼 @mizusawa-aoi
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