第9話 『ハッピーシュガーライフ』松坂さとう ②罪と罰としょうこ

(以下、解剖学のために軽度のネタバレでストーリーを追いかけます)


「苦いのは嫌い」な砂糖少女。

しおちゃんとの2人の城を守るための手段として、

ストーリーしてきた後輩女子にキスをして愛を囁きます。

それは彼女にとっての「罪」。

 (解体作業の方は必要に応じた作業であって「罪」ではない)


 主要キャラクターのなかで数少ない(唯一の)常識人枠のしょうこちゃんは、

そんな砂糖少女の親友(自称)。

 しょうこは思う。

(私に足りないのは踏み込む勇気)

 ……いや、踏み込んではダメなやつでした。


 砂糖少女としおちゃんのラブラブなハグの写メしたしょうこちゃんは、

砂糖少女によって、解体されます。


 解体を終えて疲れ切り、しおちゃんの前で眠り込んだ、砂糖少女。

 彼女のターンはひとまず終わり。


 もはや、時間の矢はエンディングに向けて進むしかありません。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る