（ここまで見てくれたらならばと、ネタバレ上々します）

　ここからは、しおちゃんのターン。

「サトちゃん、お城捨てちゃうの？」

「大丈夫だよ、しおちゃん」

「サトちゃん、嫌い」

「サトちゃんが傷つくのわたしだって辛い。……死ぬ時は共犯者でいさせて」

　糖分が足りないの……これが絶望。

　そんなさとうは、しおちゃんに救われて、愛の海外逃避行に挑みます。それが、まさか、あの愛の指輪ひとつで……

　まぁ、ここまでくるとエンディングは可能世界の一つの結末。

　可能世界の解剖学はここでは控えておきます。

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