2021年プレイした作品における推しトップ10
さて、今年も刺さるキャラクターが沢山いました。
今年最後の投稿です。年末特別企画最終回。
攻略対象、サブキャラ問わず、今年プレイした作品の中で推しとなったキャラクターをランキング形式で挙げていきましょう。
第10位。
『終遠のヴィルシュ』 アドルフ
義兄という、セレスに恋愛対象として意識してもらうまで、どう考えても時間が掛かる立ち位置が良かったです。アドルフの微笑みは、セレスに対する愛しさと慈しみが溢れてて良い。自身のルート以外では、あくまで義兄という名の保護者ポジですが、あの微笑みはどう見ても、惚れた女を見る目でした。セレスを守り抜くアドルフの強い意志に惹かれない人はいないでしょう。
第9位。
『ピオフィオーレの晩鐘』 アンリ・ランベール
アンリは本当に、しんどいしか言葉が出てきませんね。経歴といい、シナリオの性質といい、アンリは苦労を強いられ過ぎています。ただ、攻略対象の中で心身共に最年長ということもあり、大人の恋愛が楽しめたルートでした。とても、シナリオがしんどかったです。良い意味でも、悪い意味でも。ようやく幸せになったアンリですし、もっと幸せな姿が見たいです。
第8位。
『剣が君』 徳川家光
今回のランキングで唯一のサブキャラです。本当に、この方は規格外としか言いようがありません。余裕綽々とした雰囲気に、将軍としての威厳が加わった姿には自然と頭が下がります。そして、良いところを掻っ攫っていく天才です。この方の立ち回りには、ずるいとしか言葉が出ませんでした。香夜や攻略対象が歩む軌跡を見守る立場の方ですが、それでも前線に出てきて欲しいと思ってしまうくらい魅力的なキャラクターだと思います。
第7位。
『剣が君』 縁
普段は適当で飄々とした言動でありながら、時折追い詰められたような深刻な表情を垣間見せます。そして、彼の経歴を知ってしまえば、それらの意味を悟ることになり、否応なく情が溢れてきました。苦悩の果てに辿り着く結末は、それぞれ大きく異なるもの。全て、香夜や仲間達との邂逅によって、少しずつ分岐していった結果だと思うと感慨深いものがあります。
第6位。
『終遠のヴィルシュ』 アンクゥ
何を言ってもネタバレになるアルペシェールの死の番人。ひとまず、怪しげな見た目に反して結構可愛いです。それに、セレスに対して優しい。プレイ前の第一印象を全力で引っ繰り返してきました。この男について、全てを悟った瞬間にぶわっと涙が溢れてきます。記憶をなくして何度でもやり直したい、全てを悟ったあの瞬間。
第5位
『剣が君』 黒羽実彰
歳に似合わない物静かな雰囲気があり、そして周囲に気遣いの出来る優しさを持つ。この男は何か抱えているとは思いましたが、抱えている業があまりにも重かったですね。実彰は優しいですが、周囲の人間との間に分厚い壁を築いていくタイプの人間です。その壁に香夜がそっと触れて癒していく、そんな印象を持ちました。実彰ルートは、どの結末も気に入っています。
第4位。
『ビルシャナ戦姫』 平知盛
ラスボスという言葉が真っ先に思い浮かんだ第一印象。その通りの男です。何度も遮那王の前に立ちはだかり、その真意は読めず、常に余裕のある微笑を浮かべています。
そして、自身のルートにおける展開のずるさといったら。溜息でしたし、終盤の胸熱展開には心を掻っ攫われます。知盛ルートの直前に、頼朝兄上のルートをプレイすることで、この感動は増します。
第3位。
『ビルシャナ戦姫』 源頼朝
冷徹な源氏の総大将であり、主人公である遮那王の実兄。「お兄さんが攻略対象って、どうなの?」と思って戸惑う乙女ゲーマーも多いです。ですが、何ら問題ありませんでした。これ以上はネタバレになりますので口を閉じますが、これだけは言えます。大丈夫です。
兄上は本当に厳格な武将でして、力強さと思慮深さの両方を兼ね備えている、格好いい男でした。しかし、自身のルートでは、表面上には出てこない本音が垣間見え、兄上の人間らしさに強く惹かれました。
第2位。
『ピオフィオーレの晩鐘』 ニコラ・フランチェスカ
とてもずるくて、面倒臭い男と言ったら、この男でしょう。ニコラのシナリオは、彼の思惑や本音が全てですので、気付けば沼にハマっていました。個人的には、目的のために手段を選ばない合理主義なところが好みです。可愛いリリィが相手であっても、自分の目的と相反するようなら容赦しない点が良い。私は人でなし、もとい容赦ない男に沼りやすいようです。
第1位。
『終遠のヴィルシュ』 シアン・ブロフィワーズ
今年の全てを掻っ攫っていった男。このような、私の好みの具現としか言いようのない男が存在していいのかと頭を抱えました。清濁併せ吞み、国家の救世主でありながら、決して善い人ではない。そこが好い。自身の信念を何十年も貫き通して生きてきた神の寵児の個別シナリオには、頭を抱え、胸を押さえ、思わず咳き込み、いやはや傍から見れば重症患者の有様になっていました。本気で乙女ゲームに翻弄されることは少ないので、本当に楽しかったです。
今年も沢山の乙女ゲームをプレイしていきました。来年も沢山の名作と巡り合えますように!
それでは皆様、また来年お会いしましょう!
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