岡田斗司夫さん「庵野秀明は、エヴァの後に◯◯を作り続ければいい」

 今日、オレは昼休みに「シンエヴァ見たねん」と同僚と話していた。

 そこで、オレは、庵野秀明監督の特徴として、


「庵野秀明監督は、新しいものを作り続けるタイプではないよね」


 と話した。


 庵野監督は、新海誠とか宮崎駿のような「新しいもの作って、テーマを模索するタイプ」ではない。

「古いものを今風に置き換えるタイプ」なのでは? と思ったのだ。

 クリエイターというよりは「再生工場」というか「リメイカー」に近いんじゃないかなと思えたのである。



 で、岡田斗司夫さんの動画の切り抜きを見ていたら、

「庵野くんは新しいことに挑戦していくタイプではないよ」

 

 と、「庵野秀明監督自身からの質問」で答えていた。


 庵野監督は動画内で、

「エヴァの後に何を作ればいいかわからない」

 と質問してきた。


 その回答として、岡田斗司夫さんは


「え? エヴァをずっと作り続けたら?」


 と返す。


「庵野秀明は『ジョージ・ルーカス』タイプだ」と。

 ずっとSWを作り続けるタイプであると。


 どういうことかというと、

「同じ作品を、別の切り口で語ることができることを発見してしまった」

 というのだ。


 ルーカスは他にも作品を作っているが、SWをずっと求められている。


 一人の人間のバリエーションは限界がある。

 他の監督なら作品を変えないと別のものが語れない。

 

 対して、ルーカスはSWの中に何でも乗っけられると気づいてしまった。


 押井守もそう。早々と自分のバリエーションを絞った。

 100年後、彼の作品が掘り起こされたら、見事にすべてのテーマが一つか二つに統一されている。


 だから、エヴァを作り続けたらいいと語った。



 それを踏まえると、おそらくエヴァや使徒との心中エンドも


「新しいエヴァを作るため、現行のエヴァシリーズとの決別」


 だったのかなーと。

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