なんでゲンドウは、◯◯したの?

 なんでゲンドウはエヴァと心中したのか?


 シンジの話なら、決着をつける役割はシンジのはず。


 だが、本作の中心にいたのは徹頭徹尾ゲンドウだった。


 シンエヴァ自体が、


「庵野監督が中年の危機をのりこえて前に進む話」


 だったのでは?

 なんか、若者向けに書いてないのかなーとか思った。


 ベタな家族愛の話だし、


 ゲンドウの『中年の危機を乗り越える』話だったのでは!?


 と思った。


 なんか、筋道だけ辿ったら、

「父殺しのシナリオ」

 である。


 だが、

「父はエヴァと心中したじゃん」

 と思っていた。


 終盤、シンジは話の牽引役というより脇役の橋渡し役だった。

 めぐいあい宇宙編のアムロみたいな。

 最終的に報われはしたが。


 アンチに刺さらないのは、これが原因かと。

「自分の話とちゃう」もんね。

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