第53話 高校生編


 ※ 涼加 side


 私と颯真君はショッピングセンターを出た後、ヘルメットの調整をしたいと颯真君が言ってきたので了承すると何故か颯真君の家に来ていた。


 私は、颯真君に案内されソファーに座った。颯真君は自分の部屋に荷物は置きに行ったのでその間暇だったので部屋の中を舐め回すように見ていると颯真君は綺麗好きなのがわかった。あまり汚れていなかったので毎日掃除してるのかなと思っていた。しばらくして颯真君が部屋から戻ってきて、私が舐め回すように部屋を見ていたら颯真君が話しかけてきた。颯真君的には、あまり舐め回すように見て欲しくなかったらしく、私自身正常なことができなくなっていたので少し深呼吸した。


 颯真君が私のヘルメットの調整を始めた。私は見ることしかできないので颯真君の調整を見ていると颯真君の手が止まり、何かなと思っていると颯真君が調整したヘルメットを被って、ぶかぶかではいかを心配していた。そこからいろんなことをして無事に調整が終わった。


 いい時間になり、そろそろ帰るときにヘルメットをどうしようかと迷っていると颯真君に心配されたので迷っていることは話すと颯真君の家に置いてってもいいと言われたので、確かに急にヘルメットを持って帰ってきたら驚くと思うので颯真君のお言葉に甘えて置いてもらうことにした。


 颯真君に見送ってもらって私は家に帰ることにした。家に帰るとお母さんが帰ってきたのでただいまの挨拶をして私は手洗いうがいをしてから自分の部屋に行き、私服に着替えた。いつもより帰ってくるのが遅かったのでお母さんが料理を作り始めていたので、少しだけ勉強をして一階に降りることにした。


 一階に降りるとちょうどお母さんが私を呼ぼうとしていたので私が降りてきていることにびっくりしていた。


 私は、お母さんの邪魔にならないようにお手伝いをしていたら、あまりやることがなかったので、ソファーで寛ぎ始めた。しばらくして、料理ができたので食器を出したりとかをしていた。


 料理が並び終えたので私とお母さんは、料理を食べ始めた。今日は、和食なのでいつ番嬉しい。


 料理を食べ進めているとお母さんが話しかけたきた。


「そういえば涼加。なんで帰るのが遅かったの?」


「少しゲームセンターに寄ってたの。」


「そうなの。だからぬいぐるみを持っていたのか。そのぬいぐるみは自分で取ったの?」


「違うよ。私は全然取れなくて諦めようしていたら颯真君が取ってくれたの。」


「あら良かったじゃない。好きな人に取ってもらって。」


「そんなんじゃないよ。ただ気になるだけで・・・。」


「でも好きは好きなんでしょ。」


「・・・うん。」


「だったら正直になりなさい。頭の中で否定し続けているとそのうち恋が分からなっていくのだから正直になって好きな人を見なさい。」


「分かりました。」


 私とお母さんは料理を食べ終わり、いつもみたいに食器を洗い自分の部屋に戻った。お母さんに言われたこと思い返していた。確かに颯真君のことは好きだけど、私自身初めて好きな人ができたので体の芯から温かくなる気持ちが恋する気持ちとイコールなのかが分からない。


 そんなことを思っていたら、お風呂の時間になったのでお風呂に入ることにした。お風呂の中で考えことしていると脱水症状になるかもしれないのであまり考えることをやめて、お風呂から出るとお父さんが帰ってきていた。お父さんに呼ばれたので行くとお父さんが自分の財布を出して、お金を渡してきた。いつもしないので警戒しているとお父さんが「いつも遊びに連れって行けなったからな。明日は存分に楽しみなさい。」と数万円を渡してきたので断るとお母さんが「受け取りなさい」と言われたので受け取ることにした。


 私はお父さんにお礼を言って、自分の部屋に戻った。お父さんから貰ったお金を財布にしまい、明日は朝が早いのですぐに寝ることにした。

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