第50話 高校生編


 ※  涼加 side


 目覚ましが鳴り響き、朦朧としたまま目覚ましを止めて二度寝をしていると一階からお母さんが起しにきた。


「涼加。いつまで寝ているのよ。早く起きなさい。」


 お母さんは私が被っているお布団を剥ぎ取った。


「ふぁぁぁ〜。おはようお母さん。」


「早く起きて朝ごはん食べないと冷めるわよ。」


「は〜い。」


 私は、お母さんに起こされてまだ完全に意識は起きていないがも階段を降りてリビングに向かった。


 リビングに着くとお母さんが朝ごはんを温め直し、テーブルの上に並べていたので私は洗面台で顔を洗うことにした。顔を洗い終えた私は、リビングに向かいテーブルに並べてある朝ごはんを食べ始めた。


 しばらくして朝ごはんを食べ終わると急いで自分の部屋に戻り、制服に着替えて鞄を持ち行き良いよく家のドアを開け颯真君のアパートに向かった。


 颯真君と合流すると何だか眠そうな雰囲気を感じたので私は、寝不足なんだろうな思いそんな寝不足な颯真君と一緒に学校に向かい、いつも通りに授業を受けた。授業中にふと隣を見ると颯真君がウトウトしていたので寝たら昼休みに優花さんに伝えることにした。


 授業が終わり何とか授業中になることはなかった颯真君が昼休みになると、いつもの場所に行こうとするが颯真君は、いち早くどこかに行った。


 颯真君以外の私達はいつもの場所に向かった。そして、しばらくして颯真君がサンドイッチを持ってやってきたので、それが気になった優花さんが颯真君に聞いてみたら私が思っていた通りで寝不足だったみたい。食べている時に翔梧君が日帰りドライブの目的地を発表があり、今回は近場を選んだらしい。女子組のことを配慮して選んだらしくそれはありがたいと思った。その後もいろんな事を決めていると昼休みが終わり、急いで教室に向かった。


 昼休みが終わり、5時間目が始まって先生が話している中、隣を見るとウトウトしている颯真君が寝ていたので優花さんに報告しようと思いこのまま颯真君を寝させることにした。そして、授業が終わり、優花さんに報告をしたら颯真君の机の前に仁王立ちで立っており、寝ていた颯真君が起きて顔をあげると優花さんが仁王立ちで立っていたのでふと颯真君を見ると完全に怯えていた。


 颯真君が一生懸命言い訳をしていたが優花さんは聞く耳を持たず、颯真君を怒っていた。私は、その光景を見ていると颯真君の口から思いかけない事を言っていた。それを聞いた私は、昨日帰りが遅かったのは颯真君に会っていたことになる。やっと昨日のモヤモヤが少し軽くなった感じがした。


 颯真君は、優花さんのご機嫌を何とか取っていたので罰ゲームがなくなったみたい。颯真君が怒られているうちに休み時間が終わって6時間目が始まった。


 6時間目が終わり、しばらくして山下先生が教室に入ってきて帰りのHRが始まった。山下先生はいろんな事を話し、そして帰りのHRが終わった。翔梧君と優花さんは部活があるので私と颯真君は一緒に帰ることにした。


 学校を出て帰っていると颯真君がスーパーに寄りたいと言ってきたので私も一緒に行くことにした。私は、スーパーがあるところが分からないのでちょうどよかった。そうしているうちにスーパーに着き、颯真君今日の晩御飯を考えているらしく、案を出して欲しいと言われたので考えていると頭の中に煮物が出てきたので颯真君に伝えたら採用されたので私も一緒に煮物に必要な材料を買った。


 買い物が終わると意外と荷物が多かったので私も少し持とうとしたが颯真君が大丈夫と断られたので少し頼ってもいいのにと思った。

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