第49話 高校生編


 ※ 涼加 side


 優花さんの練習試合を見た後、颯真君達と別れて家に帰った。


 家に入るとお母さんが料理の試作を作っていた。今回もいろんな料理が作ってあったのでもしかすると試食をするのではないかと警戒しているとお母さんが話しかけてきた。


「涼加。ちょっと来てくれるかな?」


「何?お母さん。」


「ちょっと試食して欲しいのだけどいいかな?」


「別にいいですけど全然食べれないけどいいかな?」


「全然いいよ。味の感想を聞けるのなら。」


「わかりました。少し待っててください。」


 私は、外から帰ってきたので手洗いうがいをして、お母さんが待っているリビングに向かった。


 リビングに着くとお母さんが試作品を机の上に乗せていたので私は、お母さんの試作品を食べ始めた。颯真の手作りお弁当を食ってきたのでそんなに食べれなかった。お母さんに感想を伝えたがもう試食役をやりたくない。


 次の日ではお母さんの雑用を一緒にやっていたので折角の休みがあまり休むことなく学校の登校日になってしまった。


 私は、颯真君のアパートの前で颯真君と合流して一緒に学校に雑談しながら歩いて行った。そして、私はクラスの人と話していると山下先生が教室に入ってきて朝のHRが始まり山下先生から軽く連絡事項を聞き、朝のHRが終わった。


 私は、1時間目の授業の準備していると颯真君が話しかけてきて、お父さんの連絡先を知りたいらしく、私はお父さんに確認を取ってから渡すことにした。お父さんから返信が来るまで待っていたが1時間目の始まるチャイムがなってしまったので確認するのは昼休みになってしまった。


 4時間目の授業が終わり、昼休みになった。翔梧君は、四人が座れるテーブルを確保するためにいち早く向かっていた。翔梧以外の私たちは弁当を持って翔梧が確保したであろうテーブルに向かった。


 翔梧君が四人席のテーブルを確保したらしくそれを探すことにした。なかなか見つけることができなかったがなんとか見つかって私たちそのテーブルに向かった。


 私達は、食べ始めていると朝にお父さんにメッセージを送っていたのでスマホを確認しているとお父さんから返信が来ていたので颯真君に伝えて、お父さんの連絡先を渡した。なんで颯真君はお父さんの連絡先が欲しいのか分からない。


 颯真君と翔梧君が日帰りドライブを計画していたらしく私も行きたいが男二人で行くのかと思っていたら私にも誘いが来たので私も行くことにした。行く日をウキウキしていると私の前でなんか甘々な空間ができていたので少し引いていると横にいる颯真君は、それを無視してお弁当を食べ始めていた。


 その後も雑談しがら昼ご飯を食べて昼休みが終わる時間になり、5時間目の授業が始まった。そして、6時間目の授業が終わり、しばらくして山下先生が入ってきて帰りのHRが始まった。山下先生の話が終わり、学校を出て家に向かって歩いた。帰るときは、いつも話しながら帰っているのでこんなに充実した高校生活を送ることができたのは颯真君とあの時に知り合ったことが分かれ道になっていたのかもしれない。そうしていると家に着いたので颯真君と別れた。そして、肝心なことを聞き忘れたので後でお父さんに聞いてみることにした。


 夜遅くなってもお父さんが帰ってきてないので今日も帰りが遅くなるのかと思っていたら、家の玄関が開く音がしたのでお父さんが帰ってきたので颯真君に聞けなかったことを聞いたら、なんかはぐらかされたので迷宮入りになってしまった。


 私に話せないことなのかなとベットに入ったら、そのまま寝てしまったらしく目を覚めると朝になっていたので、体を起こすことにした。

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