第45話 高校生編

 俺は、響と蓮との約束の果たすため地元に戻ってきた。前に翔梧たちと遊びにきた時に来たぐらいでそう日にちはたっていない。


 俺は、地元に来ては最初に行くところが決まっている。そこは俺のが眠る墓だ。今の家族とは養子として迎えてくれたがあまり仲良くない。あそこに住んでいると生きづらいし、とは仲が悪いからあまり話したくない。


 俺は、響と蓮と会う前に両親が眠っている墓にお墓参りに来た。去年は、お墓参りには行けなかってので次の年には絶対に行くことを決めていた。お墓参りに来る前にお花を買っていたのでちゃんと掃除をしてお花を刺し、両親の墓の前で手を合わせた。しばらくお墓の前で手を合わせるのは終え、俺は響と蓮との集合場所に向かった。


 俺は、蓮が指定した洒落ついたカフェに着いた。店に着くともう響と蓮がもう着いていた。店員さんが席に案内しようとしたが友達がいるとお断りして響と蓮が座っている席に向かった。


「ごめん。遅くなった。」


「俺らも今来たところだったから気にしなくていい。」


「そうっすよ先輩。」


「そう言ってくれるとありがたいよ。」


 俺たちは話す前に注文することにした。俺はコーヒーを頼み。響と蓮も俺と同じメニューを注文した。最初はお互いのことを話していて、しばらくして注文したものが来たので本題に入ることにした。


「今回呼んだのは響から聞いていると思うけど、俺のいる街で起きる抗争の件だ。」


「その件は響から聞いたけどなんでお前が関わろうとしているのだ。抗争が起きたとしてもお前に得はないだろ。」


「確かにそうだな。けど、もしかすると俺はもう関わっているかもしれない。」


「それはどういうことだ?」


「そうだな。その前にこの街に何か変なことはないか?」


「変なことか?あまり感じないが・・・。」


「多分だけど警察の取り締まりが緩くなってないか?」


「確かに緩くなっている気がする。それがどうしたんだ?」


「俺が住んでる街に橋本さんが来ている。」


「それは本当か!!」


「本当だ。なんなら会ったことがあるからな。」


「そうか。それでなんでお前が関わることになるのだ。」


「それはな。橋本さんの娘さんと関わっていることだ。」


「それはどういうことだ。」


「俺は、その娘さんと同じ高校で家も近いことで一緒に帰っているのだがまたに後ろをつけてくるような人影がある。」


「・・・・・それってもしかすると。」


「そう。多分だけど人質にしようとしている。俺がいつも付いているから今は攫うことが出来ない状況だと思う。」


「颯真は、その子と仲は良いのか?」


「仲はいいがそれがどうした?」


「いや・・・。なんでもない。それで颯真は何がしたいんだ?」


「俺は、橋本さんに恩返しがしたい。」


「それが颯真のの気持ちか?」


「そうだ。中学生の時は人を信じることができず、俺はいろんな人に当たっていた。特にお前らのグループが多かったがそうしいるうちに相手になる人が居なり一人で歩いた時に出会ったのが橋本さんだ。俺は橋本さんに殴りにかかったかがボコボコに返り討ちにあった。それでも俺は何回も挑みにいったが全て負けた。それで嫌々になり挑むことを諦めて歩いていたら巡回中だったの橋本さんに会った。それで俺は自分の過去のことを話した。親身になって聞いてくれてそれで俺は街を出ると伝えた時に応援してくれた。それが俺の中では嬉しかった。そして、橋本さんが困っている今、俺の人生を賭けて助けてたい。それが俺の覚悟だ。」


「・・・そうか。それがお前の本当の気持ちか。」


 蓮は深く考え、響は嵯峨國煌のリーダーである蓮が言う言葉に従う感じで蓮の答えを言うのを待っている感じだ。しばらく考え、蓮は答えを出した。


「それなら俺も手伝う。俺も橋本さんに恩返ししたいしな。」


「・・・そうか。ありがとう。」


「いいってことよ。」


 蓮の隣にいる響は、ホッとしていた。そして、俺達は作戦を考えるため嵯峨國煌の基地に行くことにした。

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