第42話 高校生編
俺達は、学校に着き自分たちのクラスに向かった。自分たちの席に座り、近くの人と喋ったりして朝のHRまで過ごすが俺と翔梧は、勉強されていた。翔梧には優花が俺には涼加がつき、マンツーマンの形になり勉強していた。しばらくして朝のHRのチャイムが鳴り、勉強は一時中断した。
山下先生が教室に入ってきて、朝のHRが始まった。山下先生は、軽く連絡事項を話し、残り時間を勉強に与える時間にしてくれた。のんびりできるかと思っていたら、隣の席の涼加に捕まり、途中で終わった勉強をし始めた。しばらくして朝のHRが終わり、涼加が休憩時間を与えてくれた。
「お疲れ様颯真君。今日の授業は寝てはいけませんよ。」
「えっ!?」
「それはそうですよ。たまに授業中に寝てるからついていけてないのですよ。それに授業中に先生からテストに関することを言ってくるのでそれを聞いていないからダメなんですよ。わかりました?」
「うっ・・・。わかりました。寝ないように頑張ります。」
「寝てはダメです!!わかりましたか!!」
「わかった。」
お母さんかのような気迫の涼加に言われたので頑張って寝ないように授業を受けることにした。そして1時間目の授業が始まった。そこから寝ないように授業を受け、なんとか4時間目までもった。
4時間目の授業が終わり、昼休みに入った。俺達は、弁当を持っていつものところに向かった。翔梧は朝の顔色が嘘のように良くなっていたがその隣の優花は少し怒っていた。大体な予想は分かったしまった。そして弁当を食べている時に優花の愚痴が始まった。
「聞いてよすずちゃん。」
「どうしたのですか優花さん?」
「しょうちゃんが授業中に寝てたの!!」
「そうなんですか!?」
「起こそうと思ったけど、しょうちゃんの席からゆうちゃんの席まで距離があるから起こせなかったの!!しかも気持ち良さそうにして寝てたから周りの人たちが気を使って起こせなかったの。」
「それはいけませんね。そしたら今日の勉強会は別々でやりましょう。颯真君が一緒にいる空間だとだらけるかもしれませんから。」
「確かにそうだね。その方がしょうちゃんのためになるかもしれないから。しょうちゃん覚悟しておいてね。」
俺は、女子たちの話を聞いてたら俺の目の前の翔梧が絶望したかのような表情をしていた。俺も今回に関しては、俺は女子側につくことにした。理由は明白に授業中に寝ていたのが悪い。俺も眠たかったし、もちろん授業中に寝たかったが隣の席の涼加が目を光らせて俺を監視してたから寝れなかった。これは翔梧の自業自得だと思う。そうしているうちに昼休みが終わり、俺達は自分たちのクラスに戻った。
自分たちのクラスに戻ってきた俺達は、自分たちの席に座り、残りの授業を準備をした。5時間目のチャイムが鳴り、残りの授業が始まった。俺は涼加の監視の中、寝ずに最後まで授業を受けた。翔梧は絶望しながらも最後まで寝ずに授業を受けた。そして、今日最後の授業が終わり、山下先生が教室に入ってきたので号令と共に帰りのHRが始まった。教壇に立ち山下先生が話し始め、しばらくして山下先生の話が終わり、次々と帰る支度をした。俺達も帰る支度をして教室を出た。靴を履き替えて話しながら学校を出た。そして、いつもの集合場所についたら優花が「今日は別々でお願いしますね。」と言ったので昼休みで話していたことが現実になり、翔梧にさらに不意打ちに優花が耳元で何かを言ったらしく、翔梧が俺の顔を見て、助けを求めていたが涼加に腕を引っ張られ、翔梧とは違う方に行くことになり、翔梧が涙を浮かべながら優花に強制連行されっていった。俺は、優花に強制連行されていった翔梧を見ながら『ドンマイ翔梧』と心の中で思った。
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