第36話 高校生編

 目覚ましが鳴り、重たい体を起こした。昨日は楽しい一日だったので今日は休みなので家でゆっくりしようと思い、二度寝をした。


 二度寝をして目を覚ますともう12時を過ぎていたので何もやる気が起きないので出前を頼むことにした。年に少ない贅沢をしている気分になっている。何を食べるか迷っていると美味しそうな商品が載っているチラシがポストに入ってたので見ることにした。


 どれも美味しそうな物が載っているのでどれにしようか非常に悩んでいた。和食でも洋食でもどちらも食べたいので迷っていた。そろそろ決めないとお腹がすいてしまうので洋食に決め、チラシに載っている電話番号に電話しようとしたら家のインターホンがなった。出てみると涼加が家の前に立っていた。


「すいません颯真。こんな時間に。」


「全然大丈夫。それよりどうしたんだ?」


「お母さんが試作を大量に作っているみたいで味の感想を聞きたいみたいなので昼ご飯を誘いにきたのですけど、ダメでした?」


「全然大丈夫だけど?」


「そうですか。それは良かったです。手にチラシを持っていたのでもう注文したのかと思ってしまいました。」


 俺は急いでいたのか手にチラシを持って玄関のドアを開けてしまっていたのだ。それは心配されてもおかしくはない。


「それで今行った方がいいのかな?」


「はい。お願いします。」


「ちょっと待ってて。すぐに支度するから。」


 俺は涼加を外に待ってもらい、急いで支度をした。支度を終えた俺は涼加の元に向かい涼加の家に行った。


「お邪魔します。」


「いらっしゃい。颯真さん。そんなに緊張しなくていいですよ。ただの試食なんで気楽でいいですよ。」


「わ、わかりました。」


 俺は玄関で靴を脱ぎ、涼加にリビングに案内された。そこには色々な料理が置いてありどれも美味しそう。


「さぁお召し上がり。」


「それじゃいただきます。」


 どれも美味しそうな物なのでどれから先に食べるか迷ってしまうほどの量を作っていたので俺は頑張って作ってある料理を食べた。一つ一つ食べながら感想を言った。涼永さんは俺の一つ一つの言葉を真剣に聞いてくれた。その後、涼永さんはそれをメモをしていた。ひとまず試作品の料理は全部食べ終わり、涼加の家のリビングで少し寛ぐことにした。しばらくして涼永さんが俺のところに来た。


「ありがとうございます颯真さん。」


「いえいえ。こちらこそありがとうございます。とても美味しかったです。」


「こちらもいろんな感想をいただけたのでもう一回作り直しますよ。」


「あまり作り過ぎないでください。食べる涼加が可哀想なので。」


「そうですね。そこは気をつけますね。」


「よろしくお願いします。」


「それと昨日はありがとうございますね。涼加を遊びに連れてってもらって。」


「そんなことないですよ。元から決まっていたので。」


「涼加にはあまりいろんな所に連れて行けなかったので・・・。」


「そうなんですね・・・。」


「だから一昨日は、颯真さんの友達と遊びに行くを楽しみにしていて寝れなかったみたいで夜遅くまで起きていましたから。」


「そうなんですね。涼加に夜更かししてはダメって言っておきながら涼加自身が夜更かししてるし。」


「確かにあの子は楽しみなことがあると中々寝つけないのが難点ですけど。」


「そんなことないと思います。何事も楽しむことができるのは羨ましいことですよ。」


「確かにそうですね。」


 俺は、その後も涼永さんといろんなことを話した。特に昨日のことを多く話した。勝手に涼加のバイクのヘルメットを買ったことを話したら、全然気にしていなかった。先に報告をしてかったと言われたが今日のことでお咎め無しになった。


 俺は、いい時間になったので帰ることにした。涼加と涼永さんにお礼を言って自分の家に帰った。


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 明けましておめでとうございます。去年はどんな1日でしたか?

 今年は去年よりも良い年にしたいですね。なのでお体に気をつけて今年を楽しく過ごしましょう!!!!

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