第35話 高校生編
俺は蓮との話し合いが終わり、小走りで涼加たちが待っている所に向かった。到着すると涼加がすぐさま俺のところに来た。
「颯真君大丈夫でしたか!!!」
「うん。大丈夫だよ。」
「本当に大丈夫なんですか!!どこか怪我をしてませんか!!」
「うん。大丈夫だから本当に。」
「それなら良かったです。心配させないでください。」
「それはごめん。だけどちゃんと話し合ってきたから。」
「そうなんですね。」
「心配したぞ颯真。」
「そうだよそうちゃん。そうちゃんはいつも怖いもの知らずなんだから!!」
「それはすまん。だってあんなことしないと君たちに被害がいくかもしれないからしょうがないじゃん。」
「それもそうだけど・・・。」
「だから気持ち切り替えて遊ぼう!!」
「確かにそうだな。」
「そうだねそうちゃん。」
俺達は気持ちを切り替えて残りの時間を遊び尽くした。ショプングセンターから離れた商店街で食べ歩きしたり、商店街にあるもんじゃ焼き店に行って、そこではいろんなメニューがある中、店員のオススメの海鮮もんじゃを食べた。
俺は、何回か食べたことがあるので作り方を知っているが涼加たちが初めてなので俺が作ることにした。最初は具材だけを鉄板に乗せて、ヘラで具材を細かくしていき、ある程度細かくなったら土手のようなものを作り、その中に具材と分けてあった液をその土手の中に入れて、混ぜて完成した。涼加たちは完成したもんじゃに目をキラキラしていた。
「お上がりよ。」
「ありがとうございます颯真君。」
「そんなことないよ。それより冷めないうちに食べよ。」
「そうだな。それじゃ。」
「「「「いただきます。」」」」
涼加たちはもんじゃができて、一口目を食べたら美味しかったのか物凄いスピードで海鮮もんじゃが無くなった。一つでは物足りなかったのかまた商品を頼んだ。それはメニュー表を見ているときに涼加と優花が気になっていたので明太子・チーズもんじゃにした。次は、涼加たち女子組が作ることにした。優花は、壊滅的に料理ができないので涼加のサポートに回った。初めて作るので手元が疎かになっていたがさすが料理人の娘なのかすぐさまコツを掴んだのかいい感じに出来てきた。サポートに回った優花はちゃんと涼加の手助けをしていた。けど優花もやりたいのかそわそわしていたら、それを感じたのか涼加が優花にヘラを渡し、優花がやり始めた。涼加は、優花にやり方を教えながらやっていたので壊滅的にはならなかったがちゃんと出来たみたいだ。そして、仕上げは優花ではなく涼加にヘラを渡して、軽く混ぜて完成した。
涼加たち女子組は、自分たちで作ったのか美味しそうに食べていた。特に優花は美味しそうな表情をしていた。いつも壊滅的な料理しか作ったことがないので今日は涼加に教えてもらいながもちゃんと出来たのが嬉しかったのかウキウキしていた。
「なぁ翔梧。優花がなんかウキウキしているな。」
「それはそうだろ。なんせ優花が初めてまともな料理が出来たからだろうな。」
「さすが翔梧、優花のこと何でも知ってるな。」
「それはそうだろ。なんせ十数年幼馴染しているからどんなことでも分かるよ。」
「そうなんだ。それはいいことだな。」
「さてと俺たちも食べ始めるとするか。」
「そうだな。」
俺たちは優花たちが作ってくれたもんじゃを食べ始めた。あまり食べてことないもんじゃだったので食べてみると意外にも美味しかった。明太子の風味やチーズの風味がうまく混ざって美味しかった。
俺達は、そこからもいろんな上品を食べて、いい感じにお腹が満腹になってしかもそろそろ帰らないといけない時間になったのでお会計を済ませ、俺たちは自分たちの家に向かってバイクを走らせた。帰りは途中で翔梧と優花と別れることになるのでそこまで今日の思い出を話しながら帰った。
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今年最後の投稿になりますが皆さんは良いお過ごしでしょうか。来年も頑張って投稿しますで何卒宜しくお願いします。それでは、良い年をお過ごしください!!
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