第33話 高校生編

 俺達は最初の目的地は、学校の教科書に載るぐらいの歴史で有名な城に着いた。そこでは優花が大はしゃぎをしていた。何故なら優花は歴史が好きだから城や歴史館に行くと夢中になり過ぎて殆どの時間をそこで過ごしたと翔梧から聞いて、最初にここに来たのが不安でしかなかった。


 周り疲れた俺は、ベンチに座りはしゃいでる優花を見ていたら、涼加が話しかけてきた。


「颯真君。優花さんがこんなにはしゃいでいるのは何でですか?」


「そうか。涼加は知らないのか。俺もあんまり知らないけど翔梧が言うには、優花は歴史が好きだから歴史が知れる所に行くといつも大はしゃぎするらしい。」


「そうなんですね。確かに歴史が知れると嬉しいですもんね。」


「涼加も歴史が好きなの?」


「そこまで好きではないのですけど新しいことを知れると少し賢くなったって思ってしまいます。」


「確かにそうだな。けど、ここで覚えたことは数時間後に忘れてるから意味がない。」


 俺は涼加と話していると満足した優花と振り回されて疲れている翔梧が戻ってきた。


「もういいのか?」


「うん。今日はここで終わりにする。みんなと遊びに来ているのにゆうちゃんの事情で遊べなくなるのは嫌。」


「そうか。ならもうちょっと翔梧を労ってくれ。」


「そうちゃん!!どうしたの!!」


「多分だけど優花に振り回されて疲れていると思う。」


「そうなの!?しょうちゃん。」


「そんなことないよ。楽しそうな優花を見ていてこちも楽しくなってペース配分を間違えた。hahahahaha・・・。」


 愛想笑いをしている翔梧を横にドヤ顔でこちらを見てくる優花が話し始めた。


「ほら!!しょうちゃんは疲れてないじゃんか!!」


「人の話を聞いてたか!!ペース配分を間違えたって言ってるだろ。人の話を聞けや!!!」


「え!?」


「全くはしゃぎ過ぎると人の話を聞かなくなるからこっちが余計に疲れるわ。」


 俺達は少し休憩してから次の目的地に向かうことにした。そこはここから少し離れているので今の状態だと運転が危ないと思ったので時間的にもそろそろ昼ご飯の時間だったので食べ歩きをしながら休憩することにした。


 昼ご飯も食べ終わり、大分翔梧の体力が戻って来たので次の目的地に向かった。そこは大型ショッピングセンターに着いた。ここは、約100店舗以上が集まる所なので回るのに半日はかかるので計画的に行かないと全て回れない。そのぐらい広いので迷子にならないように固まって歩くことにした。


「ここのショッピングセンターとても広いですね。知らないうちに迷子になりそうですね。」


「そうだな。だから纏まって歩こうか。」


「しょうちゃんに賛成!!」


 俺達は、ショピングセンターを歩き始めた。最初に行ったのは洋服が売っているエリアだ。流石に広いので地図を見ながら行っていたら、ちょうど洋服が売っているエリアに着いたのでそのままここを散策していたら、女子達が入ってみたい洋服店があったらしく俺達はそこに入ることにした。


「「「いらっしゃいませ。」」」


「すずちゃん。これ可愛いくない?」


「確かに可愛いですね。優花さんこちらの方も可愛いくないですか?」


「本当だ〜。確かに可愛い!!」


 女子達は盛り上がっているが男達の方は、どうすればいいのか分からないので取りあえす女子達に着いていくことにした。少しして翔梧が優花に呼ばれて二人の時間を過ごすことにして、俺は涼加の所に向かった。涼加は、欲しかった物が買えたらしく翔梧たちと合流するまで涼加と店の中を歩き回った。しばらくして翔梧たちの二人の時間が終わったので他のエリアに向かって歩き始めた。

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