第1話 目覚めた世界で

と言うことなんですよねー、で今ベットの枕を殴っているわけなんですけれどもー、実はまだ立てもできない赤ちゃんなんですよね、だから音はポスとかペシなんだけどね、まあそこはご愛嬌って事で!



私が起きると、かわいい〜とか言われて抱っこされておんぶされてとかいろいろやられた。最初は付き合ってあげてたけど、すぐに飽きて泣いてやったぜ☆で、ベットに降ろされて今に至ると言うわけですけども、寝てる間に夢でナギサとハザマが出て来て、説明をしてくれた。



「無事転生していただけてなによりです、この世界の説明をさせていただきますね」

こーいうのは自分で見つけて楽しむものだと思うんだけど。

「凪咲様のような日本仕込みの平和ボケしたやつがすぐ死ぬんですよ‼︎」

ごめんなさい。

「まず、あなたの名前はマリーナ・サンクリです。マリーナもしくはマリーと呼ばれたらすぐに止まるか何か反応をしてください。」

「凪咲様のお父様はカーリン・サンクリ、お母様はハリーナ・サンクリです」

私はサンクリ家の子なのか。

「王家です」

「マジかよ」

「お姫様になりたいって言ってたじゃないですか」

はい、タシカニイイマシタネ、



「超治安の良い国の超かわいいお姫様になって、魔法とかスキルとかもマックスにして、一生を楽しく幸せに暮らしたい!」



って言ったもんね、だよね…


あれ?治安が良ければ、すぐに死ぬことはそうそうない。治安、悪いのだろうか。

「ねえ、ナギサ、ハザマ!」

「なんでしょう?」

「超治安の良い国の、はどうしたの?」

私はまずハザマを問い詰めた。

「さ、さあ…ナギサさんにでも聞いてください」

顔を背けられた。冷や汗ダラダラって感じ?

「ちょ、私に責任転嫁するつもり?」

「ナギサさん説明上手いじゃないですか」

「そんなわけないでしょ」

2人はしばらく責任をなすりつけ合っていたけど、ナギサに「そもそもあんたのミスで凪咲様がここに来ることになったんだから」と言うナギサの正論に負けて、泣く泣くハザマが説明してきた。

「異世界でそんなに条件のいいところってなかなかないんですよ。でー、あなたたちに、この国の治安をよくして欲しいんですよね。で、あなたを入れて5人!5人に救ってもらいたいんです!」

えー、赤ちゃんには無理だよ。

「大丈夫です、そのうち分かります」

なんて無責任な…

「特徴は、ほぼあなたと同じですね。魔力が強くて、髪が薄い水色、目は透き通るような黄緑色で、何より美形!」

美形って言われても、ハザマのセンスがやばかったら私、わかんないよ?

「大丈夫です!ナギサに訓練してもらいましたから!」

ほんとかなぁ。っていうか私の姿見たことないんだけど。

「大丈夫です!ハザマ印の保障付き!」

「意味わかんない」

静かに、ナギサが突っ込んだ。そのあとに、ゆっくりと光が射した。この光は、起きるための合図なんだそうだ。

「では、頑張っでくださいね」

ハザマが手を振ってくれた。

「あ、そだ、ナギサさん」

私は振り向いてナギサに尋ねる。

「私って何年生きられるの?」

「…前と合わせて100年です、では」

そう言うと、ナギサとハザマは光に飲まれて何処かに行ってしまった。

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ちょっと担当者さん?聞いてないんですけど? クマねこ @kumaneco

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