優しさ

 なんか、暗いことばかりで、読んでくださっている方には申し訳ないなあと思います。


 でも、今の正直な気持ちを綴らないと、自分が自分でなくなるような不安な気持ちに襲われます。


 私は子どもの頃から、優しい人になりたいと思っていました。それは、家族に必要とされたかったからでもあるし、友人が欲しかったからでもあるし、自分の欠けた部分を埋めたいという気持ちが大きかったからなのかもしれません。


 でも、優しさって何でしょう。私はそれをちゃんと理解することもなく、間違った方へ進んできたような気がします。


 人に心を開かず、ただ人当たりのいい人を演じて、叱ることも優しさだと分からず、間違った方へ進もうとする人を諌めようともせず、ただ流されてきただけ。


 気がついたら取り返しのつかないほどに荒んでしまった人にどう接していいのかも分からず右往左往する。


 教育って、福祉って、何でしょう。


 優しさを教えるためには、私自身が優しさを知らなければならなかったのに、今もやっぱりわかりません。


 私の気持ちは偽善なんだろうかと、優しさとの違いがわからなくてまた悩むのでした。

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