第6話 不思議な砂の世界 記憶・・異界にて

サラサラと白い砂が舞う・・

目覚めると そこは一面、白い砂と赤い砂に砂金が混じった砂の海

「砂金だわ・・すごい!キラキラしてる 本物なの?」


空は少し紫がかった青 ラベンダー色‥ 

近くに大きな水晶が沢山ある丘があるわ


不思議な場所 でも、とても綺麗


・・え、私は誰? ああ、そうだった 私は野崎有佐(ありさ)

大学生で 即売会、同人誌を販売を終えて コミケの帰りに・・


ああ、バイクが・・


 

あれ、なんだか 私、若返ってない? 耳が・・変な気がする

げっ!!私の耳がない! じゃない 頭の上にある


しかも黒猫耳じゃない!!何これええ?

あ、ポケットに手鏡


ええええ!間違いなく、猫耳よおお 

私、本当に死んだの? 此処は死後の世界なの?

 


そうよ 私、ジーンズに白いブラウスだったよね?

まるで 何処かのお姫様みたいなフリフリのワンピース

明治か大正時代かな? 昭和初期かも


あ!これかなり上等の生地

他県に住む叔父さんが布を扱う仕事してたから わかるわ




ポッケに小さな手鏡は‥誰かにもらった?

誰だろう 思い出せない


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