第3話 空の黒い穴・・
「ご心配をかけてしまって申し訳ない・・有難うソリシア様」
「あ、またか」空を見ながらのアシャル兄ちゃんの一言
空に黒い穴がぽっかりと開いている
「これは、ひどい この現世の世界の空に また黒い亀裂が出現するとは」
ソリシア王さまがそう言いました 続けて
「アリサお母様、アーシュ殿
今、アジェンダお父様も皆、出払ってますから私が 修復に行ってきます」
「先日の様にまた化け物が出現したら
魔法の王が少なくとも数人いなくては対応出来ない 壮絶な暗黒の力などの持ち主は例外ですが」ソリシア王さま 真面目です
「気をつけてください ソリシア様」
「化け物が出現したら、この現世で消滅したら
エネルギー体の貴方は下手すると二度と復活出来ない ソリシア王
その時は一旦逃げて 他の応援を連れて対応してください」
髪が長く、私達の世界のアーシュことアシャル兄ちゃん
「すいません、俺がこんな状態でなかったら 一緒に行くのに
最終世代の火焔の王・火竜王・・黄金の王が役立たずで申し訳ない・・」
「何を言うのですアーシュ殿! あなたは既に大きな役割を果たしました」
「惨い生涯を辿り、2千年の戦乱の時代を終わらせ 黒の王国も再建して
新たな王国の礎を築いた 我らの仇を討ってくれた・・」
「違う世界のアーシュ殿の処では直系は絶えましたが こちらでは貴方のおかげで
60人が生き延びて・・おかげで直系の者達が子孫を多く残すことになった」
「暗黒の女王アシャの最後の望みを叶え戦い抜き
その後の異変の戦いの数々も勝利した・・」
「天界(安息の時間)で狂王達の魂が蘇り
大事件が起きた時に 彼らを倒したのは貴方です・・
たまたま 力ある魔法の王の多くが出払っていて大変な事になる処だった」
「貴方によって 多くの者が救われました 私の妻や娘も救われました」
「神の呪いのせいで 呪われた転生も繰り返して‥散々苦しまれた
どうか 気にされないでください」
「言われた通り 化け物が出現したら一旦引き逃げますから、ではまた!」
ソリシア王さまの姿が消えた
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