「フェノミナ (インテグラルハード完全版)」(ホラー)

「容赦ない残虐描写」、「鮮血」、「美少女虐め」、「蛆虫」。


 これらのキーワードで、もう既におわかりでしょう。

 今回紹介するのは、イタリアンホラー映画界の巨匠、ダリオ・アルジェント監督作品です!


「フェノミナ (インテグラルハード完全版)」(1985 イタリア 115分)

監督 ダリオ・アルジェント

脚本 ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ

出演 ジェニファー・コネリー、パトリック・ボーショー

音楽 ゴブリン


 名作ホラー映画「サスペリア」(1977)の前に制作されたのに、タイトルが「サスペリアPART2」(1975)になっている「サスペリアPART2」の監督でお馴染みイタリアンホラーの巨匠、ダリオ・アルジェント監督作品です。


 この映画は、虫と交信することが出来、また虫を操ることの出来る少女・ジェニファーと、少女ばかりを狙う謎の殺人鬼との戦いを描いたホラー映画です。

 物凄い量の虫が出てきたり、蛆虫がこれでもかと言わんばかりに、画面いっぱいに出てくるので虫が苦手な人は要注意。

 なお、私もそんなに虫は得意じゃありません。


 とにかく、美少女たちを酷い目に遭わせ続ける惨虐描写の数々に、ゴブリン(音楽バンド)のプログレBGMが流れるショッキングな映像など、ダリオ・アルジェント節が全開。

 本作は虫をテーマに取り上げているだけに、より一層、蛆虫の使い方に磨きがかかっており、気分が悪くなること間違いなし!!


 特にクライマックスシーン。

 主人公のジェニファーを、死体と蛆虫(さすがに作り物)だらけのプールにぶち込むシーンは、いやぁー、本当に観ていてキツかった。ダリオ・アルジェントは容赦ねぇ……。

 牧歌的な美しい風景が流れたかと思ったら、急に蛆が沸いた死体の映像をぶち込んできたりと、とことん主人公と視聴者を恐怖に陥れるサービス精神を忘れないダリオ・アルジェント。お見事である。



 ちなみに、何故「サスペリア」の前に作られたのに「サスペリアPART2」が「サスペリアPART2」というタイトルになっているのか?

 それは

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