「お!バカんす家族」(コメディ)
「お!バカんす家族」(2015 アメリカ 99分)
監督、脚本 ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー
出演 エド・ヘルムズ、クリスティナ・アップルゲイト、レスリー・マン、クリス・ヘムズワース、チェビー・チェイス
冴えない航空機パイロットの中年男性・ラスティ。
彼は家族にいいところを見せようと、かって子供の頃に家族で行った巨大テーマパーク「ワリーワールド」に行くことを決意。レンタカーを借り、ワリーワールドまでの4200㎞を家族水入らずで旅することにした。
だが、信じられないほど、ありえないトラブルが続出。
果たして、ラスティは家族と一緒にワリーワールドまで辿り着くことが出来るのか?
何故か、「アベンジャーズシリーズ」で「マイティ・ソー」を演じているクリス・ヘムズワースも出演しているノンストップコメディ映画。
邦題の通り、本当にバカ映画だった……。
だが、こんなバカ映画を待っていた……。
首尾一貫してバカな映画だった……。乾杯。
とにかく、ノンストップでありえないトラブルが続出し、登場人物どころか、視聴者を休ませることなく、地獄のようなトラブルを味合わせ続ける洗練されたバカバカしさに乾杯。
それなりにコメディ映画を多く観てきたが、ここまでテンポ良く、数分後どころか、数秒後になにが起きるか分からない展開は見事だった。
だが、理不尽なトラブルの中にも「家族愛」というテーマがちゃんと描かれており、「道が困難であればあるほど、ゴールが輝く」という良いセリフも出てくる。
そして、ラスト。「家族愛」でキレイに締めるかと思ったら、全然キレイに締めもしなかった。乾杯。
家族愛を盾に徹底してバカ映画として突き抜けたこの映画を、とにかく私は称賛したい。
本当に最高のバカ映画だった。
ちなみに、この「お!バカんす家族」は「ホリデーロード4000キロ」(1983)から始まった「バケーションシリーズ」というコメディ映画シリーズの6作目で、数年越しの最新作である。
内容も「ワリーワールド」を目指しての家族旅行中、ありえないトラブルが起き続けるストーリーで、この「お!バカんす家族」の主人公・ランディは「バケーションシリーズ」では少年であり、彼の父親が主人公だった。
この「お!バカんす家族」では、その父親も登場。更に劇中、「あのテーマパーク(ワリーワールド)に行ってから、父は変わった」というセリフが出てくる。
一体、過去(の映画シリーズ)に何があった……?
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