第26話 Unending Love(終わりなき愛):タゴール
オードリー・ヘプバーンが愛した詩として有名。
作者のタゴール(インド人)は、アジア人初のノーベル賞(文学賞)受賞者。
面白ポイント①:シンプルなワードセンス
面白ポイント②:seem to have loved you
あらすじの代わりに、翻訳サイトのDeepLで訳した一節を引用します。
I seem to have loved you in numberless forms, numberless times...
In life after life, in age after age, forever.
My spellbound heart has made and remade the necklace of songs,
That you take as a gift, wear round your neck in your many forms,
In life after life, in age after age, forever.
数え切れないほどの形で、数え切れないほどの回数、あなたを愛してきたように思います...。
人生には人生を、時代には時代を、永遠に。
私の呪術的な心は、歌のネックレスを作っては作り直してきました。
あなたが贈り物として、様々な形であなたの首につけるために。
人生には人生の、年齢には年齢の、永遠に。
面白ポイント①:シンプルなワードセンス
→80年くらい前に亡くなった昔の人。ノーベル文学賞受賞者。インド人。インドの国歌を作った。ガンジーにマハトマ(偉大なる魂)という、呼び名?を授けた人。歴史的にも世界に尊敬されている人物、、、の”詩”!
→そんな人物の”詩”です。もう、TOEIC500点台の私からしたら、絶対に太刀打ちできない難解な詩だという先入観で一杯になりそうです。
→しかし、実際に詩を”見て”みるとどうでしょう。中学英語レベルの単語が並んでいます。しかも、LoveやらForeverやら普段から使いがちなロマンチックな言葉ばかりです。意外ですよね。
→まぁ、ちゃんと読解できるかといわれれば”無理”なのですが、なんとなく(たとえ間違った解釈だとしても)内容を感じることはできる気がしませんか?
面白ポイント②:seem to have loved you
→”あなたを愛してきたように思います”
→ここがすごく素敵じゃないですか?
→have loved you”あなたを愛してきた”ではなく「seem to」を入れることで、わずかなあいまいさを含んだ、、、やさしいニュアンスを私は感じました。この詩を歌う人物のあたたかな人柄(作者というわけではなく、詩の登場人物)が、見事に表現されているんじゃないか、、、なんて思いました。
→ネイティブの人は、この一文にどんな印象を持つのでしょうか?私の感じたことは、間違ったニュアンスなのか、、、ネイティブでない限り、英語の文学を理解することはできないのか、その問いの答えを、いつか誰かに聞いてみたいです。
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