昨日の箱根弾丸旅行
昨日。実は箱根へ弾丸旅行に行ってきた。
朝の7時に目が醒めて、最近思っていた事は『感動が無くて退屈だ』と率直に想って、考えて1分。
「箱根にでも行こうかな」
軽やかにバッグ1つだけ持って、その辺のコンビニに行くかのように、シェアハウスの職員さんに「箱根に行ってきます」と伝えて、バスで最寄りの相模大野駅まで向かう。
相模大野駅に着いたら、特急ロマンスカーの席をとって乗り込む。そのロマンスカーの中で朝食を摂った。食欲は無かったので、ドトールコーヒーで買ったチョコレートクッキーを囓っただけだった。
10時ちょっと過ぎに箱根湯本駅に到着した。道中ですっかり雪化粧を施した富士山を観る事ができた。幸先はいいみたい。
箱根湯本駅から何処にまず向かおうかと想って、真っ先に何故か知らないが箱根神社に行こうと思いついた。最近、特にチャンスが巡っているように感じて、パワースポットにでも行こうかと思った。
急行バスがあった。2番乗り場だ。
バスに乗って芦ノ湖を目指す。
20分程で到着。
実はそこからちょっと大変だった。
素直に芦ノ湖の湖畔を歩いて、【平和の鳥居】を目指せば良いのに、何を思ったのか山の中の道を歩いて向かった。しかし、山の中の道は静かな木々の聖域みたいな雰囲気で、マスクを外して綺麗な空気を吸い込んだ。やっぱり箱根は空気が違うなぁ。
そうして平和の鳥居が見えて、いよいよ箱根神社に参拝。
とある作家の本に、神社の境内に入ったらその中と外の空気の違いを体感してみるといいよ、と書いてあった。出来れば午前中に訪れて感じると嗅覚を鍛えられて、自然とチャンスを嗅ぎ分けるようになるとか。
思い切り深呼吸してみた。確かに何か違う。どう表現しようか迷ったが敢えて例えるなら結界の中に入ったような感覚。五感が研ぎ澄まされる感覚だ。
私は参道を歩いた。参道の森の中は落ち着くなあ。1人旅だから気兼ねなくゆっくりと歩いて箱根神社を歩く。しばらく行くと水が流れている場所があった。そうだった。神社とかに参拝する時は、手と口を水で清めてから参拝しないと。
目の前には箱根神社の名物、急な階段があった。箱根神社までに行くのにゼイゼイ息を切らしていたのに、階段ですか…。
最近、よくわからないが上りの階段が怖いと想うようになってしまった。何故かはわからない。でも階段を一段ずつ登る。手すりがあったのは助かった。ようやく息を切らして本殿へと到着。
そしてお祈りをしてきた。
きちんと何処からきた翔田美琴(お祈りした時は本名でしました)ですと心で言って、とりあえず何かを祈った。実は神社を眼の前にすると心が真っ白になってしまって何を祈願するのかいつも忘れる。今回も見事に忘れた。
そして、普段は引かないけど、おみくじを引いた。
そこには、邪心は災禍の源です、まずは心を正しく持ちなさい。自ずと願望は叶うと書いてあった。説得力がある。最近、邪心が出る時があったので、もう気を付けます、という感じ。
その他の事はあまり伝えないで心に閉まっておこう。おみくじは神様からの神託みたいなものだと聞くし。
さて、ここまで来たなら、御守でも買うか。という事で九頭龍神社の御守を買った。願望成就と金運上昇の御守だ。あんまりドカンと御守を買うとそのパワーにやられるので自分自身が受け取ったパワーを返せる範囲でパワーを受け取る事にした。
どうも、こういうパワースポットと呼ばれるパワーは扱いを間違えると、運気が下がるだけじゃなく、その人の気品まで損なわれるらしい。受け取ったパワーを他人に返す事を怠るとそうなるらしいから注意はした方がよろしいと思う。
後は俗説だろうとは思うけど、何でもかんでも神社に言って、御札とか御守を買う人もいると思うが、神様同士が喧嘩するらしいので懇意にしている神社は1つだけにすると良いかも知れない。
全てが終わって帰ろうとした時、本殿から太鼓の音が響いて、ご祈祷が始まった。もしかしてこれは幸運でしたか?とりあえず粛々とした気持ちで帰り道を歩いた。
箱根神社から去って、いい具合にお腹も空いた。最近、健康にいい和食を食べてないな。という事で蕎麦とうどんの店へ入り、天ぷらとざる蕎麦を頼んだ。
食事を待っている間に、次は何処に向かおうかな。決めた。美術館だな。近くに成川美術館がある。成川美術館は主に日本の作品が多い。
早速、成川美術館に向かう。
なんとここは撮影許可だった。
まずは1階を観て回る。
特に目を引いたのは、大きな掛け軸のような作品。思わず【背徳の血族】を書いている私は、「こういうの絶対、あの海蛇家に置いてある!」みたいな想像が働いた。綺麗な作品でため息が出る…。
これは好きだと食い入るように観た。
桜の花びらの表現が本物みたいに見えた。
「凄いわ……」
感嘆しました。【背徳の血族〜海蛇家の日常〜】を書き始めて、着物とか日本文化とか興味を持って、成川美術館はマッチしていた美術館だった。やっぱり惹かれ合うのだろうか?
翡翠で出来た立派な細工の置物を観た。
何だ、この気品溢れる、置物は?
何かこういうのもあの海蛇家には置いてありそうだと思った。
2階に上がる。
思わず「おおーっ!」という作品を発見。
昔の遊女【夕霧】を描いた作品だった。
もう紫色の使い方が綺麗で、とても気品も感じるし、着物の裏地の表現も素敵だった。とても大きな作品で4つくらい夕霧さんが描かれた作品がずらりと並んでいた。
立ち姿と舞を披露している姿だと思う。やっぱり着物は色気を感じるなぁ……と感じる。意外と規模は小さかったので帰る直前にピンときた作品をスマホで撮影して帰った。
帰りもロマンスカーに乗って、昨日の18時に帰宅。
箱根弾丸旅行を終えた。
やっぱり箱根はいいなあ。
癒やされますわ。
「そうだ。箱根に行こう」
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