本当にあった因果応報

 このホームに蔓延はびこる困ったインフルエンサーに裁きは下った。

 時を見て公開する事にするが、名前は敢えて伏せておこう。まあここではクソ管理者という呼び名がついているから、それで呼ぶが、遂に奴にとっての因果応報というやつだ。

 実際に目の前で因果応報を目にするチャンスはないので記録として残す。

 数日前(この原稿を書いている日付から)に、ここはエンタメっぽくドラクエ3に例えるならば、ゾーマとその部下のバラモスという感じだろうか、がホームにきた。

 部下のバラモスさんは皆に菓子を振る舞い美人の姉御だったという。

 そしてクソ管理者はこのホームに蔓延るダニだった。その駆除をどうにかしたのである。いい情報だ。

 きっかけはホームに常勤するある勇者ロトだった。勇者はゾーマにこのホームの惨状を報告した。

 どうやらこのホーム(シェアハウス)はダニのお陰で最低なクソホームという風評被害を受けていたのだ。害虫ダニだ。人間の形をしたダニ。害虫ダニは困ったインフルエンサーでホームの評判を著しく落としていた。

 その悪評価はインフルエンサーから筋の者達に伝達されて、クソホームと風評被害に遭っていたというのだ。

 起爆剤になったのはある意味、私も一役は買ってるだろうか、ゾーマがいる会社に直に電話して苦情申し立てはした。その時、私の電話に出た人は知人だったという繋がりがある。

 ダニ管理者の事を一言一句、全部私は苦情として冷徹な感じで申し立てをした。あの時は私の中には『ブラックモード』を支配する悪魔を超えた存在がいたと思う。悪魔以上に怖い存在ってなんだ?さしずめ、魔神か。それとも悪魔の王ベルゼブブか。

 勇者ロトは惨状を報告して事件解決の為に直訴した。ゾーマみたいな会長とバラモスに例えるには失礼な姉御の社長に。それが第1次並木戦争だが、なるほど。ここポケットの中の戦争は勝ったのだ。

 勇者ロトの活躍によって、ダニ管理者を駆除する事ができたのだ。

 勇者ロトが伝説の勇者ロトになった気持ちである。本当にあるんだな。こんな清々しい話が。しかも現実に起きた話だ。私はいつも世話を焼いてくれるその方が、ヘラクレスに見えた。

 さて。問題は私だが、『ブラックモード』の私はヘラクレスから見ると「まるで別の人格が表に出ているように見える」らしい。明らかに目は据わって殺気が恐ろしく鋭いらしい。まあ私も言葉の斬鉄剣で見事に斬り捨てた女性が一人は確実にいる。

 ちなみにその人が斬鉄剣で斬られた時、まるで魚が◯んだような目で、机に伏せて思い切りへこんでいたので、私は「つまらんものを斬ってしまった」とまあ反省しつつ、「馬鹿みたいに家族になりたいなんて言葉を吐くからだ」と斬り捨てた奴を更に炎に炙るような言葉を吐いたものだ。

 ここはヘラクレスのアドバイスを聴いて近々、心療内科に掛かろうと思う。

 

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