手紙 後編

4つの授業も終わり、給食も食べ、いよいよセコイ告白野郎との対決が控えている、昼休みが始まった。

「じゃあ、桜ちゃん行ってくる」

「気を付けて」

「うん」

目指すは、体育館裏。

どんなやつが来てもボコボコにしてやる!

と鼻息を荒くさせ、顔がブスになっていることにここみは気付かずに向かう。


着いた体育館裏は薄暗く、絶対告白には向いてないと感じた。

相手はまだ来ていないようで、ここみは待つことになった。

呼び出しておいて待たせるとかムカつく。と思いながら。














昼休みギリギリまで待ったが

相手は来なかった。

もちろん、ここみはとても腹を立て、

私は何かを見落としていると気付いた。

そう、2人が受け取ったあの白い手紙はセコイ告白野郎の手紙ではない。


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