あらすじ
ここまでのあらすじ(八~九)
服部半蔵から根来の探索を命じられた藤林碧は、途中、一揆勢に捕らえられた真田幸村の娘あぐりと再会する。ふたりは、杉谷善珠のもとよりからくも脱出するが、変化した妖魔殃狗によってあぐりが連れ去られてしまう。
根来にて探索を開始した碧であったが、根来寺に潜入した直後に、花神恭之介一派に寝返った城戸鶫と戦闘になる。
牢人伊野栄次郎のもとに身を寄せていた碧であったが、そこに鶫と幸徳井祥馬の操る死人兵となった一揆勢が押し寄せる。駆けつけた伊賀崎嵐とともに碧は死人兵と鶫を撃退する。
あぐりの行方を追い、淡路島へ上陸した碧と嵐は、
真聖神惶教に探索の狙いをさだめた碧はその本拠地に潜入し、そこで再び鶫とまみえる。
やがて、教祖のアマソラノマホシヒコが念願の計画を実行に移す。
妖術によって諭鶴羽山へと移動させられた信徒たちは、邪神オノゴロの生け贄として魂を奪われていく。
碧、嵐、鶫の三人は、激闘のすえ教団幹部たちと降臨したオノゴロを倒す。
マホシヒコは魂魄石と一体化したあぐりを連れ逃亡をはかる。
碧は堺の町でふたりに追いつくが、突如あらわれた花神恭之介にマホシヒコは刺殺され、あぐりも奪われてしまうのだった。
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