第7話
「正くんは今、ニートなんだよね?」
「ああ。悪い言い方をすれば、そうなるな。一応管理人という肩書はあるが・・・」
「次の仕事先は?」
「自殺するつもりだったから、決めてない」
真琴は、何かを考えているようだが・・・
「ねえ。正くん」
「何?」
「これ、一枚借りていい?」
「いいけど、どうする?」
「まあ、任せて。じゃあ、行ってきます」
真琴は、出かけて行った。
「さてと、用意するか」
当面は、ふとんと机があればいいな
簡易的な机だけど・・・
クローゼットは・・・
衣装ケースで、我慢してもらおう。
「ただいま」
「お帰り。早かったな」
「決めてきたよ」
「何を」
「正くんと、私の仕事先」
僕は、吹いてしまった。
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