主人公の四条くんが、同級生達と共に青春を駆け抜ける物語なのですが、ものすっごい爽やかです。
ラブコメなのでクスリと笑える部分もあるのですが、揺れ動く心情が巧みな為、切なさも感じます。
そして、きゅんがたくさん散りばめられていて、様々なパターンのときめきが味わえます。
高校生ならではのイベントが盛りだくさんなので、自分の過去に想いを馳せながら読まれるのもいいかと思います。
学校内で寝心地の良さそうな場所を見つけて眠るだけの、ただの寝ともだち。
それが眠り姫に変わる瞬間、四条くんの中でも様々な想いが芽生えます。
けれど、大切な想いはずっと変わりません。
不器用で、それでも自分の気持ちが溢れて。
ぶつかる事もあるけれど、それ程までに大切な存在なのだと、ひしひしと伝わります。
恋に友情、限りあるこのひととき。
そんな彼らの愛おしい青春の日々を、ぜひ皆様も堪能して下さい。