第6話

病院の中に入ると、クーラーが効いている。右には売店がある。左には大きなソファが横に並んで、向かいのテレビが見られるようになってる。「座るぞ。」言われるがまま、従い座った。途中でいつも通り、すかしっ屁をこくと、後ろにいた女の人が「あごがげっぷしてる」と言った、そうするとここまで連れてきた張本人であるカツさんが「ゲップが止まんねえなあ、今日は餃子いっぺえ食ったからな」と守ってくれる姿勢を見せた。すると、準備が整ったのか、看護師さんが知らせに来た。「7番までどうぞ。」そこには気づかなかったけどお袋もいた。

診察室に入ったら周りを関係者で囲まれた。後ろには5人も6人もいた。

目の前には医者とその横に看護師さんが一人。

おもむろに、医者が話をしてきた。

「はい、どうしましたか?」

俺が

「あなた医者なんですよね?今、ちょうど胃腸科と皮膚科に行きたかったんです。何の専門なんですか?」

「専門はねー、精神科と胃腸科とあと、皮膚科。首のそれ、アトピーだね?おーい、ビタミンCの注射持ってきて。」

そう言うと看護師が

「そこにうつ伏せになって下さい。」

と言うふうなやりとりが終わり、

「これから病室に移動しますよ。」と後から来た看護師さんに言われた。

エレベーターに乗って3階に着いた。ナースステーション?の中を通って奥にある部屋に着いた。換気扇の音がする。扉は二重にロックされている。壁には何か書かれている。なんなんだろう、ここは。すると、眠くなってきて、眠っていった。

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