第39話 トウカはいい様に使われる
王都を奪還させるべき行動をしていた国王軍は各地に伝令を放ち王都終結を依頼する
トウカはプテランで国王の場所へ移動した
プテランは戻り、ミズキだけが残る
トウカには王都奪還後仲間になる者処罰するものを真心眼で見極めて欲しいと伝えてある
負ける事は一切考えていない
後、仲間としてはせんじた貴族も腹の奥を探る様に伝えてある
さくらとマダラには説明して仲間にならない者は処断、裏切りそう、仲間として不適切と判断したものは要注意人物として、取り潰しの計画を立てる事を依頼した
トウカが胸を痛まない様に内密にお願いしたのだ
トウカはある程度離れると真心眼は出来ない様なので、内緒話をしたい時はこのように物理的にな離れる
僕はと言うと海軍の山の上にプテランの巣を作った
一月後アテナの軍と合流したヘルメス隊が帰ってきた
捕虜は仲間にならないと言っていた兵を国に帰してやり、家族が此方に来れるなら此方で暮らしたい者は再度海で行き家族を連れてくる
これで海軍の船は十隻になり輸送艦も三隻になった
人数も増えた為内陸側に街を作り陸軍として活動出来るようにした
僕は全ての人間を信用しない
だからプテランの巣の中に魔法陣を敷く
裏切ったらこの魔法陣が作動して山ごと潰して街も海軍も全滅させる
潜水艇は僕の魔物だから殺さないように別区画に港をつくってある
裏切らないと思うが念には念をだ
これはトウカも知らない事である
この町は横須賀と名付ける
もちろん、トウカの真心眼で確認しているのは間違いない
王都奪還が遅かったため先に此方に来てやる羽目になりトウカは怒だったのは間違いない
滞在中はずっと一緒に居たのは間違いない
一緒のベッドで寝るのは結構耐え忍ぶものがある
此処で手を出したらトウカの思う壺だ
と言うかもう、こう考えてる時点でトウカにはバレバレなんだけどと思っていたが
「アイチさま、私は心の準備はできていますよ」と囁いてくる
「トウカ、俺の事わかっているなら無理なんだ、確かに体だけの関係も良いだろう。
俺にはそんなふうに割り切れないんだ
抱いてしまえば、自分の中でトウカが一番になる。トウカを感じれば感じるほど俺にはトウカが必要になる。大切に思えば思うほど
俺の心のピースがトウカから外れて行く
近くにいるのに遠くの存在に感じるんだ
また、夢に出てくるんだ。トウカが他の誰かと何処かに行ってしまう夢を、いなくなる前からそんな夢を見るんだきっとまた。
だから要らない妻なんて要らないんだ」
「アイチさま私は妻に固執はしていません。死ぬまで一緒にいて変わらない気持ちを伝えます。だから来世では私の事信じて妻にして下さいね」
「そうだな、来世で巡り会えたならな
きっと俺は気づかないよ、きっと」
「私が絶対見つけて見せますから、安心して今日は眠って下さい」
ほっぺにチュっとされてしまった
アイチさまだけの挨拶ですと言われたがやめて欲しいものだ
そしたら眠っている間にしますだってまぁ俺が気付かないなら別に良いやと考えながら眠りについた
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