第36話  アテナ救出作戦3

アテナと面会した僕らは転移魔法陣の魔具を設置した

一旦僕は帰り銀子と土竜の一部を連れてくる

どんどん土竜達が湧いて来るはずだ

順番に来たものから城の地下に穴を掘り出す

最低でも此処から港に向かって五キロは穴を掘りたい

銀子には結界を作って貰い敵の侵入を防ぐ

土竜の土魔法でドンドン穴を掘り続ける途中で部屋を作る部隊と穴を掘る部隊と分ける

住民を含み全員穴の部屋へ移動する

城から二キロ離れたとこら辺だ

馬車もそこに入り荷物を運んでいる

金目のものやある程度の服を持ち家財は捨てて貰っているヤマトやミズキには一旦離れて貰い後詰のシルバーウルフ隊と合流して作戦変更の旨を伝えて貰い港制圧作戦に参加してもらう予定だ

地図を見ると港町に行く途中に山がある

そこまで穴を掘り山を抜けて行く作戦に変更した金目のものは全部持って城を出ているのでってちょっと待った

いや転移魔法陣で来れたのならいけるじゃん

取り敢えず馬車は無理の様だから人と金目のものや衣類などは人が持てれば運べる

距離が遠いため大量に運べない様だ

うわぁ無駄な時間使ってしまったな

「穴を掘ったのは意味ない訳では無いので大丈夫ですよアイチさま」

とトウカは慰めてくれた

これで軍隊だけの移動となりだいぶ楽になったのは確かだ

軍隊だけになり三千人くらい残った

向こうには二万人規模の人は受け入れる様になっているため一旦はそこに移動してもらう

山に到着した頃痺れを切らした三軍は同時に攻撃を開始した

奪い合いだアテナを確保するまで戦い続けるのだろう

ある程度のところで結界を解き、三軍を街や城へ誘導する門という門は空き此方は立て篭もり風に銀子と地孤と僕とトウカが各一人づつ四片を担当し攻撃をする

当然結界と透明化をしてだ

ある程度城に引き寄せたら地下に潜り街ごと破壊する

怒涛の様に攻めて来た三軍は半分以上が街の破壊によって失われた

のちにこの戦いを非道なる悪魔の戦いと名付けられる事になる

地孤と僕で穴を埋めながら進んで行く、途中から土竜が手伝ってくれた山を超え平地になった為地上から港へ進んで行く

敵らしい敵はおらず港町までスムーズに進軍できた

ポセイドンは逃げられる事は考えていなかったのだろうか?

伏兵ぐらい用意しとけよと思う

ポセイドン達の帰りを妨害する様に此方は伏兵を用意して置くか

プテランと、言う飛行魔獣が十匹空を飛んでいた為魔法を放ち威嚇して近くに来たプテランを仲間にし此方に来る軍隊を叩いてもらう事にした

僕は残り、指揮をする予定だったが一旦港へ急ぐ事にした

此処へプテラン三匹残し七匹に三人づつ乗せ先行で出発した



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