第34話  アテナ救出作戦1

「アイチ殿」とアルテミスが叫んでいる

「何かありました?」

と寝ぼけて挨拶をする

「何かありましたではない」

「ギリシア神国が攻めてきました?」

「違う、内乱だ」

「どう言うこと?」

「ランドール王国に侵攻を二度失敗した事、世継ぎが死んだけどもあり、ハデス派とポセイドン派が反乱。そしてアテナ派が三軍の渦中にある」

「アテナ?」

「アテナ様は我関せずでいたのだが、アポロン、アレスが死に私やヘルメスもいなくなった。死んだことになっているがだ、白羽の矢がアテナ様に立ったのだ」

「三軍入り乱れての奪い合いと言う訳か?」

「あぁそうだ、そして保護を求められて来た。なんとかならないか?」

「アテナ一人とはいかないだろう?」

「そうだな1万は超えるだろう」

「輸送船だってまだ試作段階だぞ、自力では来れないだろう?」

「城を三方から囲まれている、三軍は睨み合い。体良い兵糧攻めだな」

「空からなら早いけどな、海軍にはアテナ派は居ないのか?」

「居るのだが、拘束されている。逃げた者からアテナ様に伝わった訳だ」

「ヘルメスを叩き起こす」

「はっ」

転移陣で港へ行く

「ヘルメス以下いつでも行けます」

「敵の船を次いでに奪って来い」

「先ずは港の制圧及び軍艦の確保、動かせないのは壊せ」

「了解でありますが、海から逃げるおつもりで?」

「あぁ、海の覇権は俺が貰う」

「うおー」

「いや、今のは嘘だから   冗談だよ」

みんなの声で僕の声は掻き消されていた

「新作も使うよ」

「あれも使うのですか?」

「あぁ、あれと試作高速艇を先行させ偵察及び人質の奪還。その後合流する三隻合わせて港の制圧だ。必要な船以外は壊せ」

「了解しましたが、アテナ様の方はどうしますか?」

「先ずは、俺と地孤で先行してアテナのいる城の近くまで行き地下から侵入後転移魔法陣魔具で銀子及び土竜たちを転移させて地下から港まで移動後港から脱出の予定だ」

「移動手段は?」

「先ずはシルバーウルフの足の速い2体と現地で足の遅い人達ようで馬車引きで通常移動でくるシルバーウルフ1000頭で行く。ヤマトミズキは小さくなって先ずは移動だ」

「わかりました、いつから出発で?」

「準備でき次第だ、人選は任せる」

「わかりました、では早速取り掛かります」

「あぁ頼む」

「さっさと全員叩き起こせ、出撃だ」

ヘルメスは撃を飛ばす

僕は一旦戻り、さくらと協議に入った

王都奪還作戦のためだ

はっきり言ってこちらは時間がかかっても良い一つ一つ城を攻略していく作戦をとる

ランドール領にさくらと向かい父と国王と話をした

現在ギリシア神国が国が割れているためこちらの王都へは増援は無いと予想している事

アテナ軍の救出に向かう事

国王達には王都奪還に動いて欲しい事

こちらはさくらを中心に増援を出す事を話し合いをしながら進めた

僕は自分の領地に戻り、地孤とシルバーウルフ達と出発する事にした

境界の砦まで転移陣で移動してアテナのいると思われる城へ向かった

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