第32話 ドワーフの村で
ドワーフの村に着いたが余り裕福そうでは無いみたいだ
必要最低限の生活費しかもらえないのだろうか?
「お前達は何もんだ?」
「私は隣の国から来たアイチと申します」
「あぁ〜、ギリシアのアホ戦略にハマった
馬鹿な国か」
「確かに、でも僕らは2回ギリシア神国の進軍を止めているんだけどね」
「なんだと」
「それに、あなた方の事は元ギリシア神国の方から迫害されているドワーフの村を助けて欲しいと頼まれた事もあるし、私の元で色々な物を作って欲しいからだ」
「そら見ろ、俺たちが作る物が欲しいんだろう」
「確かに欲しい、それ以上に作り方を伝授してほしい。
地孤では伝わりにくいからな」
「地孤さまがそちらに?そう言えば最近見ないな」
「どうだ、地孤の元で働かないか?そして部下育成してもらえないだろうか?」
「ギリシアのクソとは違う様だが、我々を救ってくださったアルテミスやヘルメスさまは?」
「死んだよ、そして同姓同名のメンバーがウチにいるしドワーフの村のこともそいつらから聞いたんだ」
「そうか、ギリシア神国でもアルテミスさまは私たちを守ってくださった。食料も内緒で援助してくれた。その方々が貴殿と共にいるのであれば今の生活よりよくなるのだろう?」
「あぁ、それは約束するし気に入らなければ街から出て行っても良い。自由だ」
「貴殿は我々に本当は何を望むのだ」
「地孤と協力して、新開発や海軍等の船や武器、一番大切なのは人材育成だ。開発できる人が増えれば個人の負担が減る、負担が減れば好きな事ができるから。地孤にはできない事を頼みたい」
「わかった、今日全員に話をする。村人の自由意思でよいか?話はするがその後のことについて約束は出来ないがそれで良ければちゃんと話をしよう」
「あぁそれで構わない。無理強いは出来ないから、こればかりは良い返事を期待するしかない」
「そう言って貰えるだけありがたい」
その夜、村人が全員老若男女が集まり話をしていた
僕たちは村の外でキャンプしていた
一緒にいて話をしたりした方が良いのでは?
と言われたが、僕たちがいたら本音で話せないだろう?だから席を外した
確かに仲間になってほしいが無理くりになってほしいわけでない
来てくれる人がいたらラッキーな程度だ
質は下がるが街にも鍛冶屋はいる
そいつらに教えさせれば良い
人間関係なんてそんなもんがいい
アイチさまとため息を吐いているトウカだった
次の日村長から全員が来る事を教えてくれた
もし離村する時は援助して欲しいとの事だったが前金で金貨10枚渡した
もしかしたら夜逃げしたい時に元手がなければ苦しいだろうからと
嫌なら何時でもどうぞと告げたのだ
聞き方によってはドワーフなんて別に要らないと聞こえるかもしれないがあくまで自主的にが目的だからこの様な言い方をしているが
遠くでトウカが自然とフォローをしてくれている
流石トウカだと感心している
遠くから何故かこちらを向いて もう 見たいな態度が見えている
照れているのだろうか?
常時発動しなければ良いだろうに
とドワーフを連れて帰るのであった
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