第29話  海軍の増強

海軍四隻あるのは嬉しい

しかし乗組員がいない

前回はただ運ぶだけだったため、海軍のメンバーが少なくても良かったがしっかり運行するには今の2倍はいるとの事

リザードマンでは湿地帯に住んでいるだけで海が得意ではないらしい

「半魚人みたいな魔物っているの?」

と独り言のように聞いた

「いますよ、サギハーンと言う魔物が」

「あなたは?」

「失礼しました。私はヘルメスと言います、一応今回の海軍を指揮しております」

「そうでしたか。知らずにすみません」

「いえいえ此方こそ」

と話しているうちに目当てのサギハーンが来た。

100匹程度だ。其れを何回か繰り返し千匹程度捕まえた

見た目がなんだかなぁ感じなので、新しく派生スキル人格化を発動

魔物から人の姿になった

まぁ見た目が人で、能力が魔物のまま

見た目を人間のように見えるようにしたと言った方がわかるだろうか

襲ってくる魔物と襲わない魔物の違いがわからないからちょうど良い

「ヘルメス、この千匹水平として使ってくれ。それからこのミズハを軍師として使って欲しい。水魔法が得意だそうだ」

「軍師ですか?まぁいいですけど使えますかね?」

「わからん、ただ将来性を見て頼む」

「わかりました」

「それから千匹の内優秀な者には、艦長など任せたいと思うからその様に指導してくれか」

「わかりました、どれだけの規模の海軍を持つつもりで」

「わからない、作ってみないとね」

まだ四隻分を、兵を作ったでしかない



「アイチさま、わたし初めて海の海を船と言う乗り物に乗りました」

「悪かったね、いつもスパイみたいにやらせて」

「いえ、アイチさまに役立てれるスキルで良かったです」

「いや、本当に助かっている、敢えて口に出せば僕の心までわかってしまうと言うことだな」

アイチさまお茶の用意ができました

「あぁ、いつもありがとう」

船でお茶を飲むのも良いものだな

と考えていたら

「アイチさま船はもっと揺れると思っていましたが、そんなに揺れないのですね」

「いや、此れは大きいからと海が穏やかだからだ。海が荒れると船酔い起こして大変になる」

「えー、そうなんですね。でも一度は体験したい」

あっ今フラグ立たなかった?

「南より黒雲が発生しています」

航海士が叫んだ

「すぐ引き返せ」

と僕は叫ぶ

「取り舵一杯」

とヘルメスは指示した

「取り舵一杯」

と復唱し旋回し出した

「もどーせー」

「もどーせ」

展開完了し

「ヨーソロー」

「よーそろー」

と直進し出した

「ちょっと、大型さじゃないか?」

前世で言う台風だ

「面舵だ、面舵」

思わず叫んだ

「間もなく陸に着きますよ」

「馬鹿野郎、港に打ち付けられるぞ」

そう台風の時は沖に船を出すか、陸にあげるのだ

しまった引き返せと言ったのが仇になった

「面舵一杯」

「面舵一杯」

「波に直角に当たる様に常に舵を取れ、なるべく真横から波を喰らうな」

ギリシア神国の海軍も余り台風には合わない様だ

僕もこの世界に来て初めてだ

トウカめ、こんなフラグ要らないんだけど

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