第25話  アルテミスとの一騎打ち

老将アンタレスが代わりに殿を申し出てきたが相手にならないと伝えた

「この生い先短い身ならば一緒に残ります」

私が将軍になる前から支えていたもの達は残ると言い出した

だから私は

「ダメだ、家族がいる者は全員撤退しろ」

「私はOKですな?」

と笑うアンタレス

「私どもは孤児でアルテミス様に拾ってもらい助かった命です。最後まで一緒にお願いします」

「わかった、敵の大将は私がやる他の者がいた時頼む」

「わかりました」

アルテミスを含み100人が殿として残った

先程いたあたりで大爆発が起きた

アポロンも死んだのだろう

しかし

全員撤退しろと相手から撤退勧告を受けた

撤退しないもは更なる攻撃を加えると言う

普通なら撤退するまで攻撃をすれば良いだけだ

よく考えれば兵もいたずらに殺されていなかった

将軍を殺す巻き添えを食ったもの達だけだ

私はその者と対峙して見たくなった

私は先鋒の陣まで駆けながら撤退を指示した

将軍を失った兵は動揺していたが私の指示に従った

全軍が撤退するまで私達は此処で相手と対峙していた私達以外の撤退を確認した後私は

「貴方があの矢を射った者か?」

「あぁそうだ、貴女が私の矢を撃ち落とした方か?」

「そうだ、一騎討ちをお願いしたい」

「戦局は決まっただろう?まだやるのか!、それとも大事な人を私が殺してしまったのか?」

「いや、我が国の膿みしか殺していない。感謝したいくらいだ」

「だったらなぜ?」

「純粋に貴方が強いからだ、一度本気の戦いがしたい」

「わかった、好きなタイミングでどうぞ」

「ありがたい」

私は兵を下がらせた

「神装展開」

プラチナに輝く鎧に弓が発現した

「うわーかっこいい」

と思わず漏らした

「かっこいいか、其方は面白いな

ではいざ参る」

矢がガンガン射っくる竜骨矢は勿体ないから通常矢を使用するが砕かれる

竜骨矢は10本しか持ってきていない

先程使った三本は回収済みだ

此方も本気でやらないと負ける

竜骨矢を使う事にした

マジックアイテムを使用

矢の返却だ使用した矢が自動的に矢筒へ戻るようにしたマジックアイテム

発動中常に魔力を使うため最終手段用に開発したものだ

発現中に射った矢しか帰らないのが難点だ

射って帰ってくるまで魔力が続かないと意味がない

アルテミスと撃ち合っていたが互角の戦いだった

あの神装がやばいのだ

全てを底上げしているのだろう

多分自分の武器より強いと思う

自分が優っている部分が見えない気がする


アルテミスは神装して互角だと、何者なんだ

必殺技を使うしかない

ただこれでこの者と戦うことはできぬのか

と残念に思いながら必殺スキルを溜める

自分の弓より大きく描かれた弓が現れる

「必殺技、アルテミスの神矢」

と放たれた


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る