第24話 ギリシア神国襲来4
二ヶ月もの間に天狐と白孤を仲間にした
魔物を人化する方法はないかと尋ねたら魔力の高いもので主さまのスキルでできますよと言われた
新たに加わったリザードマンやオークを連れて砦に着く
天狐は空孤が進化したものであり、子どもに空孤を譲っていた
天狐は特異事例で元々は空孤だったらしい
新たに水孤と言う水魔法に特化した狐が現れたらしい
海軍軍師に欲しいところだ
ギリシア神国は一ヶ月かけて進軍してきた理由は天狐空孤による天候操作だ
常に長雨をもたらし歩くのに時間がかかる
陣を敷く場所も限られており寝てる間に浸水する事態にまでなる
先ずは士気を奪う作戦だ
そしてリザードマンによる夜襲
オークによる夜襲と連日連夜で行う
しかも一撃離脱だ
水魔法によるテントへの攻撃
兵は両足を折るなど従軍できないようにするだけだ
前回は皆殺しにしてしまったが、イヤイヤ従軍している一般兵にはお帰り頂こうとの思いだ
俺って優しい
一週間ほど続けていたらやばい奴が来た
弓でリザードマン達がやられ出したのだ
しかも結界の石を持っていたにもかかわらずだ
いやあったからこそ怪我で済んだとも言う
一旦作戦は中止した
作戦の変更をして敵の大将を遠距離がら打つ事にした
新たに竜の骨から作った弓、竜骨弓と竜骨矢を使用する事にした
弓と矢にも付与されているが自分自身のスキルを追加してた
大将付近なら近衛兵になるため手加減も要らないだろう
先鋒の大将と思われる人物へ射った
オリオンは何か来る気配を感じ剣を抜こうとしたが間に合わず矢が突き抜けた
その後、矢が地面に当たったあと大爆発した
半径二十メートルは吹き飛んだだろう
前の方で何かあったことはわかったヘラクレスだが、まさかオリオンが撃たれたとは思わなかった
その甘えが後手を踏み同じように矢で射たれることになる
流石にアポロンは強襲に気付き剣を抜き警戒する
そしてアルテミスを呼ぶのであった
アポロンを射程に入れるとそこには女性がいた
弓を持っていた
一射目放つとその女性も矢を放って来た
向こうは連撃が得意なのかすぐ様次の矢を放って来た
いやスキルで広範囲で使うべきものを一点集中のように使ってきたのだ
アルテミスが放った矢は一射目は無惨にも砕けた
二射目はフルスキルを使用して射った
それでも心配だったため三射目も放った
アルテミスは背筋が凍る思いだった
小さい頃アテナとの戦いで感じたことはあったが、それ以降本気で戦った事はない
それ以来の感覚、イヤその時以上の感覚だ
嬉しい思いと恐怖の思いが心を揺さぶる
「兄様、全軍撤退を」
「何を馬鹿な事を、撤退などするか」
「わかりました、私の軍は撤退します」
「何を馬鹿な、敵前逃亡で軍法会議にかけるからな」
「どうぞご自由に」
三射を持って相殺した
そんな馬鹿なことあるわけがないと思いながら、こんなのと相手にしていたのか
アレスのクソなら瞬殺されるわけだ
私が本気を出さないといけないクラスだぞ
そう神装を纏わないといけないレベル
神装できるのはギリシア神国でも、私とアテナ様だけ
アポロンはまだ具現化していない
たぶん人間としてクソだから具現しないと思っている
私もアテナ様も武に関しては愚直だ
お互いに恋愛などしていない
武に身を捧げているからだ
私は後詰に戻り全軍撤退を命じた
私は殿となりあの敵を退治しなければならない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます