第23話  メイドの鬱憤

「アイチさま、私がここに来てからアイチさまと過ごした日々が何日あるか知ってますか?」

何故かギリシア神国との戦い後魔の森に帰ってきたらメイドのトウカがホッペを膨らましてプンプンしているのだ

嫁さんに今日遅くなるなら遅くなるの連絡してください

ご飯作るのだって大変なんですよとか、どこぞの女と浮気でもしてたのか?とか責められてる気分だろ

「三日くらいか?マジでわからんけど」

「そうですよ私と言う者がありながら、どこへ行っているのですか?

幾夜もアイチさまの帰りをベッドで待つ私の身にもなって下さい」

うわーめんどくさぁ、ただのメイドが何で俺のベッドで待ってるんだよと思ったけど私は部屋いらないと言って僕の部屋占領してきたんだった

僕は人は信用してないが、女性自体は嫌いではない

人肌は恋しいのだ、その行為に行く過程が面倒くさいのだ

娼婦のように行為だけするのなら特に問題はない

トウカのようにもしかしたら好意を寄せているかもしれない女性をただしたいからでは抱けないのだ

彼女に悪いし僕が好きにならないとしたくはない

でももうそれなりの年齢になっているため、トウカも女性らしい体にはなっているのだ

一緒のベッドに寝る事になっているが、理性が結構やばい

このままでは体が落ちてしまいそうだ

だからここは男らしく

「ただいまトウカ」

と抱きしめた

トウカは目をパチリとして思いっきり体を突き飛ばした。

「何するんですか?気持ち悪い」

「あぁゴメン、セクハラだねすみません」

「アイチさま、私はオコなんですよ抱きしめて誤魔化さないでください、抱き締められたのは本当は嬉しいけど」

と最後の方は声が小さくなっていたため僕は聞こえなかった

「ごめんよ、地孤捕まえに行ったりギリシア神国が攻めてきたりと大変だったんだよ」

「遊んでいたわけでないなら、許します私はつい最近真心眼というスキルを手に入れました。嘘ついたりしてもバレますからね」

本当は最近では無いが、脅しも含めて最近取得した事にして話しておこう

「わかったよ、まぁ嘘はついてないしね」

「大事な事は黙っているくせに」

「なんか言った?」

「いいえ何も言ってません」

彼は私に隠し事をしている真心眼でわかってしまったのだなぜ、彼があのような態度なのかを過去に何があり彼が何故か人に壁をつくっているように感じていたのかを

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る