第20話  ギリシア神国襲来

ガイア(地孤)を仲間にした僕は魔道具の開発を依頼した

まずは結界を作ることにしたのだ

此処は銀子がいるから大丈夫だが、他はそうはいかない

此処の領地は防衛都市としての役割が強くギリシア神国からの備えでもある

街も国境の砦に近く王都からの応援が来るまで耐えるようにできている

領民も街一つと村が三つ、砦一つあるだけの小さな領地だ、その中に魔の森も含んでいるため領地面積は大きい

兵士合わせて30,000人くらいの領地だ

此処の領地はは高い山と深い森に囲まれた土地なのだ

南に行けば高い山を越えた絶壁の向こうは海がある

と話はそれたが街と村と砦に結界を貼りたいのだ

はっきり言って人材不足なのだ

「結界と言ってもどうするので?」

「村は直接攻撃が来ても守れる程度でいいよ

 砦と街にはこの国やこの領地に悪さをする

 思いがある人物にタゲを付けるのを追加監

 視できるようにね

 街には領主宅にはさらにタゲが入った者は

 領主宅敷地に入れず領地内で悪意を持って

 も入れないようにする感じかな

 銀子と協力して作って欲しい」

「わかりましたが、材料がたくさん入りまっせ」

「その辺の事はさくらに言えばなんとかしてくれるよ、あとそれと道具袋を頼む

まずは同じのでいいから大量に、後はもっと入るように改良して欲しい」

「人手が足りないよ」

「わかっているが、どんな人材が欲しい?」

「鍛治、付与、などができるやつかな?」

「ウーン、鑑定スキルが無いから難しかも」

取り敢えずドワーフとかいないかなと考えていた


数日後、父さんから連絡が来た

ギリシア神国が攻めて来たとの事

あと、三日有れば砦に着くため応援してほしいとの事だ

僕は、ワルキューレを持ちヤマト・ミズキ・マダラ・影丸・シルバーウルフ1000匹・キラービー1500匹を連れて向かった

砦には僕とマダラと影丸、キラービー500だ

右の山にはヤマト、シルバーウルフとキラービー各500

左の山にはミズキ、シルバーウルフとキラービー各500を配置

ヤマトとミズキには前もってギリシア神国側一キロ先に陣取っている

本陣は砦から三キロ先に陣取りをしたようだ


総大将アレスは先鋒の大将としてピュートーンを任命した

「敵の砦は2000だ、防衛を破るには3倍の戦力がいると言う

お前に6000を与える、見事奪ってまいれ」

「お任せを」



「此処でそれなりの戦力は削りたいな」

「それは何故ですか?」

「ウーン、まずは砦の兵力だけで撃退させる

 敵は三万くらいだから、本陣を一万くらいになったら夜襲をかけて、総大将の首をとる」

「でも夜襲で取るなら今からでもいけるのでは?」

「兵士にも経験させないとね」

「なるほど」

「其れにうちの部隊は隠し玉だから敵にも味方にもバレたく無い」

砦内には僕と人型のマダラと影丸だけ

キラービー500匹は砦横の森に待機している


ピュートーンは、「お前たちは包囲されている素直に開け渡せば見逃してやる」

とわざわざ前に出てきた

「何だ?あいつ僕に射ってくれと言っているのか?」

護衛の二人を矢で殺した

「今のは大将自ら降伏勧告に来た事による謝礼だ、次はお前の首をもらうぞ」

と僕は叫んだ

ピュートーンは顔を赤くして

「姑息な手を、卑怯者めが」

と叫びワナワナと怒りをあらわにしている

それが開戦の火蓋となり両軍弓の撃ち合いから入り、砦の陥落せんと梯子を掛けたりと時間は過ぎて行く

こちらの兵はやはり練度が低く1日で500は重症を負った

死んではいないので一時離脱で済む

それでも何とかなったのは、マダラと影丸のおかげだろう

後は伏兵のキラービー達だ

相手の回り込み部隊を潰しているのだから

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