第9話 ここの司令官はさくら

馬車に戻った僕たちは馬車の中で話をした

「さくら、どうして襲ってきたの?」

と尋ねた

「はい、マスターいきなり森に建物や壁ができこの森を壊しにきたのかと思いまして」

これはぼくが悪いやつじゃん

「ゴメン、他には?」

「魔物がどんどん居なくなり壁の中に隔離されたあげく、その魔物たちが今度は森の魔物を襲うからどうなっているか調べにきた。

そしたらマスターに会った」

うん、わかった心に牙で噛まないでと心で呟いた

マスター、そんなつもりで言ったのではありません

と心の中を読まれてしまった

「あっそうだ、さくらって魔物の指揮とか統括とかできる?」

「はい、一応できますけど」

「申し訳ないのだけどこれから行くところの僕の代理できないかな?」

「マスターが望むなら、でも私はマスターと一緒にいたい」

「僕もさくらがいてくれた方が良いけど、こっちも誰かに統括してもらわないといけないし、ここにいる誰より強くないといけない。だからさくらしかいないんだよ」

「わかりました、マスター強き軍隊に仕立てあげます」

「うん、頼んだよさくら」

頭を撫でた

気持ち良さそうに俯いていた

そうして、僕たちは城?防衛拠点?に到着した

父さんたちはびっくりして腰を抜かしていた

「さくらここで指揮を取って欲しい、最悪時此処に避難するかもしれない」

「わかりましたマスター、此処は自由にやって良いのでしょうか?」

「あぁさくらの好きなようにやっていいよ」

笑顔が可愛いなでなでしたい

「今此処にいるメンバーが保護を依頼したら助けて欲しい」

「わかりました、マスター」

さくらは何か手と手を重ねるようにして何かを形成していた

それは指輪だった

「マスター此処に魔力を注いでください」

「あぁこれで良いのか?」

「はい」

「ではみさんにも」

「「「わかった」わかりました」私も良いのですか、ありがとうございます」

「さくら、これを付けていたら無条件に入れるとか?」

「まぁそんなものです、命が危なくなった時に自動で此処に来るだけです」

「チートな」

後はマスターのは何時でも来れるようになっています」

「ありがとう、さくら。父さんたちも何かあったら此処に来てください」

「「「ありがとう」」」

防衛拠点を一通り案内したあと僕たちは帰宅した




さて、これから此処をどうしていこうかしら

まずはここのグズたちを軍隊として使えるようにしないと

仲間になっている魔物も少ないわね

この辺も増やしていこう

後は、そうね食料問題だわ

魔の森の魔物を全部仲間にすると食料にする魔物もいなくなるし魔物が勝手に湧くダンジョンなんて見つかれば良いのだけれど

この魔の森もまだよくわからないのだから見つかるかもしれないわね

考えるだけでワクワクしちゃう

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